「悲しみの果てに何があるか」アメイジング・スパイダーマン2 Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しみの果てに何があるか
効果的なスローモーションによる演出やポージングにこだわった映像のセンスは抜群。
実際のニューヨークを飛び回るスパイディが活躍するシーンの迫力は最高。
『アメイジング・スパイダーマン』パート1のスパイディより、目が比較的丸く大きくなり、色も黄色から白に変更され格好良さより親しみやすさを感じるようなデザインになった。
アメイジングシリーズは、サイエンス&メカニカルの傾向が強く、青春ラブロマンスと同等かそれ以上にサスペンスとホラーの側面が印象的。
ダークなテイストで、ピーター・パーカーの両親の死の真相、スパイダーマンになったのは偶然ではなく宿命であったこと、親友ハリーと対決に至る経緯、恋人グウェン・ステイシーとの悲しい別れが描かれている。
当時は続編の公開予定日も発表されたが、残念ながらアメイジングシリーズは今作で事実上の終了となってしまった。
アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンをもっと観ていたい...と思ったら、のちの『ハクソー・リッジ』と『ラ・ラ・ランド』(どちらも2016年公開)で、ふたりの素晴らしい演技が遺憾なく発揮されているので今一度確認したい。
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