「映画館より自宅で見た方が迫力あった!」カサンドラ・クロス kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館より自宅で見た方が迫力あった!
高校生のとき、大画面でこのカタストロフを味わおうと映画館に行ったのだが、初日で満席。しょうがなく最後尾で立ち見・・・全然迫力がない!という悔しい記憶だけが残っている。その後、何度も地上波で放映されているのに、悔しくて見れなかったものだ・・・
アメリカが秘密裏に細菌研究していたため、ジュネーブ協定違反の発覚を恐れたマッケンジー大佐(ランカスター)が処理するというもの。乗客には高名な神経外科医、兵器産業の女、麻薬密売人、等々色んな人が乗っていた。前半では病人=犯人を見つけ、感染したらしい犬をヘリに乗せるところ。
子供や女性が最初に発病。やがて列車は止められ完全に閉じ込められる。ポーランド行きがわかった時点で、ユダヤ人のカプランじいちゃんが家族を殺されたことを思い出すのが痛々しい。
若き日のマーティ・シーン。登山家を装っていたけど、彼が麻薬密売人だった。髪型など風貌は山本圭みたい。
犬も治ったし、乗客も続々と病状が回復に向かっていた。酸素が特効薬!と明るい兆しが見え始めたが、無線が通じない。カサンドラクロスの危険性もマッケンジーの嘘によって通過せざるを得ない状況。乗客たちは列車を乗っ取ろうとするが、防護服をきた警備員が手強い。最後の手段は列車を真ん中で切り離すことだった。しかし銃撃戦。シーンも殺されるし、神父を装っていて実は刑事だったOJシンプソンも。そして、カプランじいさんはオープニングでジッポを売りつけようとしていた伏線が活かされ、うるうる・・・
何はともあれ、機密事項をすべて消し去ろうとしていたアメリカ軍の非情な行為。しっかり社会派要素を見せているが、半数が生存したわけだから大ニュースになるんだろうなぁ~
kossyさん、70年代のパニック映画はビル火災、飛行機事故、船舶事故、地震、と起きえる災害を題材にしたものが多いなか、本作は異色でした。「パニック・イン・スタジアム」なんかも異色作でしたね。
「大地震」もスクリーンで観たいものです。
能登、東日本、阪神淡路のPTSDに苦しんでいる方も多いなか、地震や津波の映画を観たいと軽々しく言うのもはばかられますが、地震の恐怖を認識する意味で風化させられない映画だと思います。
CBさん、いつもありがとうございます
こちらでは二本立てかどうだったかも記憶があやふやです。
まぁ、『ラストコンサート』も号泣してしまいましたが、
あの頃は純情だったと懐かしくなりますねw
そういう話だったんですね!
併映だった「ラストコンサート」は覚えているけれど、主格だったこちらはさっぱり。機関車の映画?くらいしか残っておらず。
高2じゃそんなものか。映画少年じゃなかったし。おかげでちょっと懐かしさに触れることができました。