「9人の男女の本音と嘘が入り混じった室内劇、超低予算・撮影4日とは思えない面白さ」恋の渦 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)
9人の男女の本音と嘘が入り混じった室内劇、超低予算・撮影4日とは思えない面白さ
映画ワークショップの企画として撮影期間4日、超予算、撮影数日前に演者のひとりが急きょ交代……これだけの悪条件にも関わらず最高に面白い。部屋コンで出会った9人の男女の本音と嘘が入り混じった室内劇が、二転三転する展開でエロとエグさと笑いを交えて描かれます。
大根仁監督は、東宝配給のヒット作「モテキ」の次回監督作にこのインディーズ作品を選んだのはあえてだったとインタビューで語っています。「深夜ドラマ番長」と呼ばれた大根監督の限られたリソースを最大限に活用する手腕、舞台が原作で三浦大輔氏による戯曲を過去にドラマ化していたなどの要因があったとはいえ、こんなに面白い映画ができてしまうんだという驚きがありました。
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