「大好きな作品のひとつになった」セイフ ヘイヴン yupppiiiさんの映画レビュー(感想・評価)
大好きな作品のひとつになった
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ラブストーリー・サスペンス・ファンタジーが全て詰め込まれていて、でもそれがいい感じにまとまってとても素晴らしい作品に仕上がっていると思う。
最初は単に、夫を殺害してしまった女の逃亡劇。
逃げ入った、海沿いの小さな田舎町で新しい生活を送りつつ、ラブストーリーが展開するだけかと思いきや…
狂気を帯びて“絶対捕まえる”と女を追ってきた警察官は女のDV旦那で…
殺人犯として指名手配をしてしまったことで、新しい町でやり直そうとしていたところ拗れてしまい…
そもそも殺しているのではなく、正当防衛で脇腹を刺しただけ。
拗れたふたりが真実を打ち明けたことで、再び仲睦まじく平和に暮らし始めた時に、とうとう旦那が女の居場所を特定して、追ってくる。
お店に火をつけ、撃ち殺そうと揉めているところ…銃口の先は自分に向いていて結果、自殺となり。
悪者がいなくなって終わりではなく、最後に残されたファンタジー。
女(ケイト)の友達となり、いつも話を聞きアドバイスし助けてくれていた女性は、なんとアレックスの亡くなってしまった元妻だった。
生前に新しくできる彼女に向けて手紙を書き、同封されていた写真を見てケイトは初めて気付く。
なんとも素敵なエンディングだったと思う。
ニコラス・スパークスの原作にラッセ・ハルストレムが監督なんて、大好き作品のタッグでつまらないわけがない!
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