ハンガー・ゲーム2のレビュー・感想・評価
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賛否両論にての鑑賞…
色んな意見の中での、私個人の意見だが“世界にひとつのプレイブック”でお気に入りになったジェニファー・ローレンスだが、映画作品としての内容云々はどうなの?と言いたくなるように想われちゃったなぁー?! (自分も踏まえ)彼女を好きじゃないと面白いと思えないんじゃないかな?とも…
前作より見応えあり
前作は賭けの対象でありTV中継もされていると言うのに、競技開始後の一方的なルール変更や介入(バーチャルを思わせる獣の投入)があったり、また納得の行かない連携やお情け(殺せる状態の強敵の見逃し)があって、殺人ゲームを主体にしている割にはあまり面白いとは思えなかったが、今回は予想に反し見応えがあった。
ただスノー大統領以外に統治者側の要職者が見当たらないのは何故なのか。いくら大統領が最高権力者と言っても一人だけでパネムを治めるのは無理があるだろう。せめて軍事(治安)と執行(行政)担当の腹心は必要ではないか。それともコンピューターを使いながら大統領が一人でやっている?まあもしそうなら大統領だけを排除すればいいので、反体制側には好都合だろうが(孫娘以外の家族も出て来なかったし)。
今作は圧制され搾取される人々の解放闘争へ向けての下地作りの役割をきちんと果たしている(その分殺人ゲームとしての見応えはあまりない)。次作は2部作となるらしいが、カットニスがジャンヌダルクよろしく大活躍するのかどうか、解放闘争及び解放後の世界をどう描くのか、原作を読んでいない(読む気もない)者として楽しみにしている。
世界観の構成
この映画を観るときは世界観に浸れるかが鍵だな。正直、前作のほうがおもしろかった。ただ、今作を次回作への伏線だと考えれば、評価は変わるだろう。ストーリーの途中から方向性が変わってるなとは感じたが、次回に続くとは思わなかった。次回作に期待したい作品。
やっぱり「バトロワ」だ。
原案:深作欣二 とクレジットにいれてほしいくらい、「バトル・ロワイアル」に似ている。理不尽なゲームをさせられ、反政府軍が立ち上がるというようなところまでそっくりである。
日本の映画ファンはどうしても、深作欣二監督のあの2本の映画を想起する。
そして、深作欣二があの2本に込めた想いを思い出す。
明確な反戦なのだ。
本シリーズには、その反戦の意志は感じられない。戦勝国と敗戦国の違いか。
フランシス・ローレンス監督の演出は職人的で、前作のゲイリー・ロスが組み立てた世界観を忠実に再現している。むろん、それができるから監督に指名されたのだろう。
ジェニファー・ローレンスはいまやオスカー女優で、本作のようなジャンルムービーには出なくても、オファーは殺到しているはずで、彼女は本シリーズのみならず、「X-MEN」シリーズにも続投するようなので、ややもったいない。
さて3部作の2作目の宿命で、つなぎの作品になってしまったが、否応なく3作目を期待してしまう。
深作欣二の呪縛から解放されていることを望む。
ちょと長すぎ
前作をテレビで見て、見たいと映画館に行きました。確かに前振りが長くてハンガーゲームが始まるのが遅い。設定は面白く、そこそこ楽しめるが長すぎる気がする。ジェニファ・ローレンスは弓を射るシーンがかっこ良いし、その寂しげな表情は躍らせられている現状を上手く表現している。世界にたったひとつのプレイ・ブックとはぜんぜん違う役柄で主役に選ばれるのがわかる。
前作より好きかも!
今作の方がドラマがあった。
前作と比較すると、テイストが違った感じもあって、つまらなかったって言う人もいるけど、前作があったからこその今作であって、今作は特に感情移入できた。
これは1<2<3の順で面白くなってく作品だと思う!!
次作が早く観たい!!!
1の方が断然面白い
1があまりに面白かったので、期待しすぎてしまいました。
1を観ていないと、わからない事も多いし
2だけでは、完結していない事もちらほら。。。
アクションものとして観ればそこそこかもしれないけど
小説の方が、面白かったかな。。。。
ばけました!こんなんか!
面白かった!
一作目とは様変わり、きちんと続編ですが。
スタート一時間は闘い一切なし、バトルに入っても、結局ラストまでバトルほとんどなし。バトルと言うよりはゲームのしかけにはまっちゃうのがメイン。キチンとそれもワケありですよ。
金持ち層と貧困層の設定も面白いですが意外な人たちも味方になっていく過程も面白い。
それにバトラー達が老若男女揃えててこれまた面白い!
ジェニファーローレンスも多作に出演してるけど全てが別人みたいに違ってて素晴らしいです!
パート3が早くみたい!
続きが気になる
大統領との決着、ピーターとゲイルどちらを選ぶのかとても気になる。
衣装も楽しみにしていたが、前作がインパクトがあったせいか今回は普通に思えてしまった。新キャラが何人か出てくるが次回作でどうなるのかとても気になる。
梅田のTohoシネマで観たがあっこは座席が段になっておらず前の人の頭で見ずらいし、映像が見えずらくてガッカリやった。
ステーションの方やったらもっと映画を楽しめたんじゃないかと。
映画のせいか劇場のせいか見えにくい映像場面があり残念でした。
前作のおさらいをしないで試写会に出かけたのは失敗
最終作の前編に当たる本作では、第75回記念大会とされて、出場メンバーも歴代の優勝者が出場し、闘技場の仕掛大規模にも一段とパワーアップしていました。
今回、監督がフランシス・ローレンスに変わって、手持ちカメラによる安定しない映像が改善されてずいぶん見やすくなったのも特筆しておきます。突っ込みどころ満載の原作の穴を、演出と脚本が見事を埋めて、エンターティメントとして楽しめるレベルに仕上げていることは評価できます。
但し、ティーンズが公開の場で殺し合わなくてはいけない設定は、いかにも欧米の狩猟民族の好みそうなテーマですが、やっぱりいいに付けボケに付け平和を愛好する日本人には人気が出ないのも納得です。それが引っかかって、個人的にはラストまで感情移入できずに、ネガティブな思いで鑑賞してしまいました。
類似作品が多々あるなかで、殺し合いのリアルさ、痛快なまでの残酷さにおいては「ハンガー・ゲーム」に足りない要素だと思います。ゲーム感覚的には楽しめないし、殺し合い自体に割かれた時間の割合は同様の作品に比べて少ないほうです。
特に2になって、出場者同士の殺し合いよりも、主催するキャピタルが仕掛ける無数のトラップからいかに生き延びるかということに重点が置かれて、もはやゲームといえなくなっています。
カットニスの殺害が目的のための処置であるのなら、国民周知のハンガー・ゲームに引っ張り出して、国民の見ている前で殺すことはないだろうと思うのです。
スノー大統領は、カットニスがいつか燎原を焼き払う革命の炎に成りかねないと見抜き、なんとか彼女を支配しようとします。でも支配できないなら抹殺しなければならず、かといって、処刑したのでは殉教者に成ってしまいます。かくして第75回記念大会は彼女にとって絶対絶命の処刑会場として計画されたのでした。
でももしゲーム中でカットニスが死んでしまったら、前作で暴動の起きた第11地区以上の激しい暴動が巻き起こることが起こるのに、なんで彼女をゲームに引っ張り出す暴挙にでたのか、疑問に思うのです。
ただ「ハンガー・ゲーム」には、残酷性を売り物にする類似作品にはない魅力があることも確かです。肝心なことは、こうした殺人ゲームに現実性を持たせてはいけないこと。作品舞台が、まるで「グラディエーター」を23世紀に置き換えたようなファンタジーの世界での話であることにしてしまっていることはいいと思います。
そのために、未来世界の視覚面での描き方は斬新な面を覗かせます。闘技場となる島は、深い密林に覆われていても、ハイテクを屈指した装備や仕掛を見せつけることで、あくまで未来社会での出来事なんだというエキスキューズをさりげなく表現していると思います。特に、今回は会場中央の円形の湖に浮かぶコルヌコピアに仕掛けられたトリップには、度肝を抜かれました。
余談ですが、そんなハイテクが屈指されたドーム状の会場だからこその弱点も実はあったのです。カットニスはその弱点をついて、自分を無き者にしようとするスノー大統領
の思惑を打ち砕きます。今回の妙味は、カットニスがハンガー・ゲームそのものに立ち向かっていくところにあります。カットニスはどうやってたった一人で、ハンガー・ゲームをぶっ壊すのか。ゲームメイカーのプルタークが仕掛けたトラップを逆手にとってしまうところはさすがというほかありませんでした。
カットニスの勝利は、どうやら最終二部作の後編に繋がっていくようです。この勝利で独裁国家パネムに虐げられてられてきた12地区の住民は蜂起へ向かい始めるようです。そのきっかけとなるのは、キャピタルによる核攻撃で徹底的に破壊され土に埋もれて存在しないことになっていた第13地区の登場。どうやらここが革命勢力の拠点となっていて、その女性指導者をジュリアン・ムーアが演じるらしいです。きっとカットニスも革命のシンボルとなって打倒パネムに立ちあがってくのでしょう。
さらに本作の魅力は、カットニスのビーターな青春ロードと描かれている点です。残酷な設定ながらも、カットニスはゲームの勝者となり普通の少女から国民的なスターへ登り詰めます。それは同時に独裁者と対峙する立場となっていくのでした。ただ妹を守りたくてゲームに志願した少女が、やがてジャンヌダルクのような12地区の国民を解放する女闘士にまで成長していく心の軌跡を綴った物語でもあったのです。
そして青春ロードには欠かせない愛と友情の物語もキチンと描かれていました。前回のゲームでピーターとの相思相愛を装って生還したカットニスでしたが、本当に思い合っているのは幼なじみのゲイルであることを大統領に見抜かれて「芝居を続けろ」と脅かされ、本当の気持ちを封印してピーターと結婚します。
複雑なのはピーターの気持ち。前作終盤で、ピーターは深くカットニスを愛してしまったため、ゲイルを忍びながらも自分との結婚を強要されたカットニスの悲しみをどうすることもできなかったのです。でも、カットニスもピーターの誠意ある愛情に心が揺さぶれて、まるで『トワイライトゾーン』のような三角関係に陥るのでした。カットニスの愛がどちらに落ち着くのか、最終作の後編が楽しみです。
とにかく前作のおさらいをしないで試写会に出かけたのは失敗でした。映画館へは、絶対に前作を見てからお出かけ下さい。まず基本的な世界観を知っておかないと全く感情移入できません。昨日前作をDVDで初めてみて熟々そう思いました。
めっちゃ気になる〜❗️
前作の2倍の制作費をかけただけあって、スケールの大きさが段違いでした!
前作とのつながりや次作への持っていき方がうまい具合になっていてめっちゃ気になります。
ぜひ見てみてください!
早く続きが観たい!
147分の長尺ですが,そんなことを感じさせない密度の濃さでした。
原作小説に比較的忠実な作りで,前回の「ゲーム」で生き残り優勝者となったカットニスの苦悩を描くことにかなりの時間が費やされています。
その分,「ゲーム」でのバトルに興味がある人にとっては期待はずれかもしれません。
でも,原作小説を読んだ人なら分かることですが,「ハンガー・ゲーム」3部作は,「ゲーム」そのものが目玉となる1作目がむしろ異色であり,物語の要は2作目以降で展開される「反乱」にあります。
その意味でも,映画版は原作小説にかなり忠実に沿った内容になっていると言えます。
2のラストはまるで「マトリックス リローデッド」のようで,あからさまに「次回に続く」となっています。2は壮大な物語の前半(序章)であり,3が後半(本編)ですね。
それにしても,アカデミー賞を受賞したジェニファー・ローレンスのカリスマ性は高まるばかり。前作で彼女の「目力」に惚れた私ですが,印象的な彼女のまなざしはもちろん本作でも顕在。ラストで見せた怒りの表情が素晴らしかったです。
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