劇場公開日 2014年2月7日

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「【”ノンストップ・ヒエラルキー・トレイン” ポン・ジュノ監督、遣りたい放題のトンでもムービー。一番イジラレタのは、ティルダ・スウィントンである事は、間違いない!】」スノーピアサー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”ノンストップ・ヒエラルキー・トレイン” ポン・ジュノ監督、遣りたい放題のトンでもムービー。一番イジラレタのは、ティルダ・スウィントンである事は、間違いない!】

2021年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

■内容は、人口に膾炙しているので、割愛。
<Caution 以下、ネタバレ多数あり>

 ・映画館で鑑賞した際の感想は、”何じゃ、こりゃー!By 松田優作”・・である。
 で、鑑賞記録もない。

 ◆が、久しぶりに、怖いもの見たさで鑑賞すると、それなりに面白かった。
  ・豪華欧米俳優の配役。
   特に、メイソンを演じた、ティルダ・スウィントン。
   後年、韓国・ソウルに行った時、変な髪型のおばさんが歩いていると、”ティルダみたいな髪型しやがって・・”と、韓国の会社の人が言っていたっけ・・。
韓国映画でも(映画名は、忘れた)、時々同じセリフが出る位のインパクトあるキャラである。

  ・地球温暖化を抑制するため、人口冷却物質CW-7を散布し、地球が凍結っていうのも、”撒く量を考えろよ!”とか、軽く突っ込む。

  ・最後尾の再貧民層が居住する列車から、先頭車両に乗る”聖なるエンジン”を操作するウィルフォード(エド・ハリス)を倒しに、カーティス(クリス・エヴァンス)達がナムグン・ミンス(ソン・ガンホ)の扉を開ける技術を借りながら進んでいく途中で現れる
  「果樹を育てる列車」
  「水族館列車、寿司屋付き」(カーティスや息子ティミーを探しに行くターニャ(オクタヴィア・スペンサー)達が、カウンターで寿司を食べる姿に、クスクス笑う。)
  「小学校列車」
  「ディスコ列車」etc.etc.
 - こんなに、面白かったかなあ・・。-

  ・そして、とうとうウィルフォードと対峙するかと思いきや、対面でステーキランチである。
 - ギリアム(ジョン・ハート)と、ウィルフォードの関係性が分かるが、細かい所までは言及されないし、何より”聖なるエンジン”の動力源が”あれって”どうなのよ!-

<”正しい数の人間が、適切な場所に存在している。君の使命は人類を救う事”とウィルフォードは、格好良く言ったが、雪崩で列車横倒しになってしまったではないか!
ポン・ジュノ監督のトンでも近未来ムービーである。
  久し振りに観たら、面白かったなあ。>

■蛇足
 ・久方振りに観て、何となくオマージュを感じた映画
  ・「カサンドラクロス」(雪崩の場面と、”エカテリーナ橋”の場面)
  ・「オリエント急行殺人事件」(列車の内装ね)

<2014年3月 シネプレックス岡崎(当時の名前)で鑑賞 鑑賞記録なし>

NOBU