グランド・イリュージョンのレビュー・感想・評価
全50件中、21~40件目を表示
手品というよりも超能力
総合60点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
豪華な映像と仕掛けがあって派手な演出ではあるのだが、物語がどうにも非現実的ではまれなかった。
目標となる人物を決めてその人のあらゆる情報をいとも容易く手に入れて、催眠術まで使って簡単に操ってしまう。どうやってその仕掛けを構築するのか、どうやってその立場の人に接触したり潜り込めたりするのか。お金は?時間は?技術は?人材は?情報収集は?秘密保護は?
もし本当にそう計画して実行することが出来れば確かに本当に凄いけれど絶対に出来るわけがない、観ていて仕掛けが分ってくるほどその都合の良さゆえに私にはてんで幼稚に感じてしまった。ここまでくれば手品というよりも超能力、そりゃもしこんなことが出来るのならば何でも出来ちゃうさ。それでいて調子に乗っている登場人物たちのしたり顔にひいてしまう。中高生向けの漫画か小説としてならばいいのではないかという程度の内容だった。
2回目
見直してみたら、どうしてどうして、面白かった。
初見は映画館で、CG=イリュージョンで、イリュージョンって押し出されても「CG」も「編集」もある世界なのになあと、その雑念を拭いきれなかった。
ところが、
2作目を見て、捜査官がアイの構成員でとか、親父が死んでとか、その親父と仇が友達でとか、色々な設定が頭に入った上で見直したら、凄い練られた話で驚いた。
イリュージョン自体は、後説される種明かしにツッコミどころも多いので、それは無理があるだろって感じは拭えはしないが、物語は面白かった。
あれだな「つまんねえと思ってたのに、騙された、案外面白いじゃん」って感じだな。
続編もそうだったけど、嘘(映画)の中で嘘(イリュージョン)をつかれても、その嘘(イリュージョン)は絵空事にしか思えない。
理論上は可能であったとしても、それを実現できますかってなったら色々無理があるので「理論上は」なんて注釈がつく。
実現できない要因…
それはお金かもしれないし、時間かもしれないし、材料かもしれないし、人体の構成かもしれない。脳科学の分野かもしれないし、まだ見ぬ未来の科学かもしれない。
そもそもがハッタリかもしれない。
それら全てを映画はフォローしちゃえるのだ。
当たり前だ。
「世界」を構築するのだから。
元々が、そういう前提なのだから、どんなに凄いイリュージョンをその中で見せたとしても、霞むのは当たり前だ。
1作目を見て2作目の事を思うと、イリュージョンの事とかタネ明かしの部分とか、それなりに現実よりに構成されてたようにも思う。
俺には改善されてんだなと思えた。
Abracadabra! 主役からしてミスダイレクション!
てっきりジェシー・アイゼンバーグ率いる「フォー・ホースメン」が主人公かと思いきや、まさかマーク・ラファロが主人公だったとは!!そこからしてミスダイレクションなんでしょうね。
物語の場面転換も早く、少々(けっこう?)雑なストーリー展開も許せてしまいます。でも、ちゃんとマジックを観たい人向きではないかと思われます。催眠術どれだけ万能なん?ってツッコんでしまう人向きではないですね。深い事は言わずに楽しめる人向きです。
しかし、メラニー・ロランが美しい。なんかできる女性って感じで素晴らしいです。その他の作品も観たくなりました。
ま、そんなに深い映画でもないですし、気楽に楽しむ分には十分ではないでしょうか?
最後のどんでん返し! しょうじきもう一回見ないと分からない気がする...
最後のどんでん返し!
しょうじきもう一回見ないと分からない気がする、、わたしは笑
新作も見に行きたくなった
マークラファロの動くな!→クォーターバックだ!
は可愛すぎた笑
でもまさかまさか、、笑
時間あったらまた見よう
騙しに次ぐ騙し、至高のミスディレクション
世紀のマジックショーを披露する犯罪集団フォーホースメン。
これは面白い!次から次に起こる騙しのマジックに翻弄されっぱなし。
主人公たち4人と彼らを追う2人にも愛着が湧き、登場人物みんなに惹かれていく自分がいました。
タネのわからないマジックの数々どれも目を見張るものがありますが、個人的にはジャックの逃走劇が一番の見所でした。
逃走中にもマジックを駆使し、見事車を強奪。その後、事故に見舞われ、亡くなったかと思わせられましたが、実は金庫の金を奪った張本人。生きていたんですね!
最後の最後まで騙される展開に興奮しっぱなしでした。実はキーパーソンがディランだったとは。出し抜かれましたね。
次回作が今年2016年公開予定とのことで、かなり楽しみにしています。
おもしろいー!
思わずすごーい!ってゆっちゃう(笑)
騙されました!
要所要所で無理矢理感を感じつつ
結果おもしろかった!
途中仲間の1人が生きてるか死んでるのかわからん時間がもどかしかった(笑)
ジェシーアイゼンバーグホンマに男前やなあ
劣化版オーシャンズ
薄い。
基本的にオーシャンズ11の劣化版。
これは最終的なオチ?はどうとでもなる映画。
とくに巧みな伏線があるわけでもく、
誰が黒幕でも成り立ってしまう映画です。
だからたいして驚きもなし。
eyeとかいう組織は無い方がよかった。
ああいうのがあることでこの映画は胡散臭くなった。
フォーホースメンはそこまでしてこの計画に乗る理由が分からない。
自分に関係無い復讐に付き合ってる。
黒幕は、いつから計画してた?
この計画のための努力が半端無さすぎる。
FBIだからね。
見所は、ジェシーアイゼンバーグの早口。
EYE
公開された時に見ようか悩んで結局見なかったのをやっと見た。マークラファロ出てたって知らなかった 笑
ただのマジックの映画だと思ったけど色んなトリックがたくさん入ってて楽しかった。トリックが分からなくてイライラするってことも起きないし。
演技ですっごく目立った人はいないけど、やっぱりマークラファロとモーガンフリーマンかなって思う。特にモーガンフリーマンはやっぱりいい味が出る俳優さん。
あまり主役のジェシーアイゼンバーグは全然目立たなかったなって思って残念。あとヘンリー役の女優さん。よく見るけど印象違ってもう少し違う人をキャスティングしてもよかったかなっていうのはある。あと何でアクションシーンあんなに入れたの?唐突すぎてビックリしました 笑
最後はやっぱりビックリで、自分自身頭が悪いせいか全然予想できなかった。思わずハッと驚いてしまった。
次回作は来年の6月でもう撮影は終わってるみたい。
手品
期待値が高かったからか少々がっかりした内容で、評価も★3にするか★4にするか悩みました(★3.5とかは嫌)。
謎の人物に見込まれた4人の手品師が、謎の人物の指示のもと、様々な犯罪を繰り返していくという内容。謎の人物の正体や目的が何なのか、また警察が登場出してからは、追う側の視点で物語が描かれるので、観ている方も謎を知りすぎる事が無くて最後迄ストーリーを楽しめます。まあ、同系統の作品と同じくネタが明かされてしまうと、どうしても想像の範囲内に収まってしまってガッカリしてしまいますが…。それでも犯罪→トリック解明→犯罪→トリック解明と繰り返して細かい謎を最後迄引っ張らない流れは良かったと思います。
数多い登場人物達も、各々個性的な役者が起用されていて豪華。仮に名前が分からなくても、あの映画に出てたってって顔ばかりです。
欲を言えば、手品のシーンではCGは使って欲しくなかったし(使ってなかったら御免なさい)、催眠術が強すぎて何でも有りに成っている所を上手くボカして欲しかったと思います。
最後まで読めない
続編もあるらしいから楽しみ。女刑事が怪しいと思っていたけど、見当違いだった。ジェシー・アイゼンバーグの英語って早口過ぎてなんか笑えてくる、サディアスが好きじゃなかったから、結末は最高だった。ジャックの刑事達とのアクションは凄かった。
なんだかんだ良作
四人の無名マジシャンが正体不明の黒幕に誘われ一躍人気マジシャンとなる。しかしそれは銀行強盗など犯罪に当たるものだった。黒幕の正体とは? 最後の最後で秀逸なオチがつく。中盤少し中だるみが感じられたが、悪くはない出来。 起きた出来事の謎を回想シーンで辿るのが処刑人にも似た構成で個人的には好き。 ただトリックはわりとよくあるものでなるほどとは大きく思えない。またそれを考えさせる材料が少ない。オチのための女インターポールとFBIおっさんの頑張りが純粋に少し退屈というところが難点。
おっさんが黒幕というどんでん返しの落差をつけるためにおっさんのダメな部分を強調しすぎてなんか虚しくなってくる。
色々書いたけどなんだかんだで良作ではある。
欲張り過ぎが仇となる
何が起こった?
今のはどうやった?
というマジックやイリュージョンの楽しさやワクワク感は間違いなくあるし、一見するとテンポも良くて展開もスムーズ。
しかし、最後まで観て、この大掛かりなイリュージョン(であり復讐劇)の黒幕が誰であったのかがあきらかになってみると、果たしてここまで話を複雑にする必要があったのか疑問に感じる。
黒幕=ローズ捜査官にしたことで、つまり追われる側と追う側が同一人物になったことで、フォー・フォースメン(ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、アイラ・フィッシャー、デイヴィッド・フランコ)の存在感が薄くなってしまったし、マジシャンの集団“アイ”の存在も必要なかったんじゃないか?
全体的にストーリーを捻り過ぎてしまったと思う。
既に続編の製作も決まっているそうだが、
フォー・フォースメン=追われる側vs.FBI+インターポール=追う側というシンプルな構図の中に、ターゲットとして悪徳企業やマジックの種を暴く人間を置いた方が、続編も作り易かったんじゃないかなと思う。
せっかくの豪華キャストもお互いが打ち消し合う結果になってしまっているのが残念。
BD予約しました
久々にいい映画出会えたと思えるくらいには大好きな映画になりました。そしてこれをきっかけにジェシー・アイゼンバーグが大好きになりました。ジェシーの早口たまらん!イケメン!すき!
もうCMの時点で面白そうだなと思って公開日にいきました。くそ面白かったです
特に前半、フォー・ホースメンたちがイリュージョンしていく様が本当に楽しかった。あの4人本当にいいチームですそしてジェシーイケメン。でも女性マジシャンのイリュージョンシーンがあきらかCGだったのが残念。多少はいいけどあれは……
後半も面白かった。ずっとフレンチ美人捜査官が黒幕だと思って見ていたのでまさかのマークラファロで予想外。後半はフォー・ホースメン空気だったのでそこが残念。あの4人の活躍が見たかったのに……今思えば後半のあのマークラファロへの重点ぶり、黒幕だからだと思うとなんか納得。
結局アイがなんなのかよくわからなかったし、フレンチ美人捜査官がなんのためにきたのかもわからないし……謎だらけですが続編も決まってるみたいだしそれで明らかになるのかな?
とりあえず続編楽しみに待ってます
テンポの良さと映像、マジックのかっこよさに魅かれる
ラスベガスからパリの銀行を襲うというCMの垂れ文句につられて観ましたが、予想以上に面白かったです。途中で黒幕の正体に気付いてしまったんですけどそれでも面白かったです。
4人のマジックのかっこよさや、華やかさをよく表していてよかった。
マジックのシーンもそうだけど、カーチェイスやFBIとの室内の戦闘シーンもかっこよかった。
ただメンタリストの能力がチートすぎた(笑)
その他のマジックの種云々は映画の演出として捉えました。
少し伏線が流され気味なのを差し引いて☆4
観た直後はおおってなったけど、あんまりもう一度観たいととも思わない。
タネも仕掛けもタップリございます
いやー、楽しかった!
最初から最後までこれでもかと楽しませてくれる一級エンタメ!
ルイ・レテリエ監督、作品のスケールも面白さも
着実にレベルアップして来てる気がします。
劇中で登場するような大掛かりなマジックショーは
観たことが無いけど、自分が観客の一部になってこのド派手な
ショーを楽しんでる感じがして、すんごく楽しかった。
『一体どんなマジックを披露してくれるのか!』という
ワクワク感が冒頭からハンパないすね。
『フォー・ホースメン』の4人も個性豊か。
彼らのテクニックを見せつけるオープニングや警察署での
やり取りにもワクワクするし、人の裏を掻くのが生業の
マジシャンらしい、軽妙でハイテンポなトークの4人の
掛け合いが楽しい!
知的スピード感のあるJ・アイゼンバーグと人を喰った
メンタリスト役W・ハレルソンは特に面白かった。
スポンサーさえも騙す中盤の展開からはいよいよ先読み不能。
いったい何が目的なのか?というサスペンスが最高潮に
達したのはあの辺りだったと思う。
ただ中盤、刑事側に視点が移動してからが
やや失速したように感じたのは残念な点かな。
銭形の父っつぁんよりルパン一味を観てる方が楽しいと言うか、
会話の軽妙さやスピード感が減じてしまったように思えた。
ただ、その合間をカンフー映画ばりの格闘アクションや
ド迫力のカーチェイスで補うあたり、やはり抜け目がない。
もうひとつの不満点は『フォー・ホースメン』の動機かな。
彼らの最大の目的は秘密結社“アイ”への入会だったようだが、
この“アイ”の設定がイマイチ分からず。
“アイ”はマジックではなくて本物の魔法を司る集団で、
主人公たちはその本物の魔法を操る真のマジシャンを
目指していた、みたいな動機だったと思うんだけど……
これ、解釈合ってます?(汗)
肝心の動機がもうひとつピンと来なかったので、彼ら4人に
感情移入するのが、終盤、やや難しかった気がする。
ただ、“アイ”への入会以外に彼らを動かしたのは『意地』だろう。
『マジックは、金銭の為ではなく、純粋に人を感動させる為に
あるべきだ』というマジシャンとしての意地、あるいは決意。
常ににこやかにショーを披露していた彼らが、最後の
イリュージョンで神妙な面持ちで観客に語りかけるシーンが
一番頭に残っている。
人を楽しませる事で対価を得るのは良いが、決して人を
食い物にしてはいけないというエンターテイナーとしての誇り。
まあメンタリストさんは冒頭でアコギな金稼ぎをしてたが(爆)、
過去の事は水に流しましょうと言うことで。
さて、肝心のラストについてだが、個人的には「騙されたッ!」
という快感よりはアガサ・クリスティ的な力業(ちからわざ)の
ドンデン返しだったなあという印象が強い。
だけど、観客のド肝抜いてやるぜ!という良い意味での
ハッタリ精神が感じられてグッド。
メラニー・ロラン演じる捜査官が何らかの形で絡んでくるんだろう
とミスディレクションされていたのも確かだしね。
ただあのオチだと、メラニー・ロランのキャラについては
実はほとんど説明されていない事にもなってしまう訳だけど……
まあ可愛いから良し(←オイ)。
以上!
『タネも仕掛けもございません』どころか
『タネも仕掛けもたっぷりございます!』な、
サービス精神満点のエンタメ映画でした。
〈2013.10.26鑑賞〉
全50件中、21~40件目を表示