「騙される心地良さ。」グランド・イリュージョン ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
騙される心地良さ。
あ~面白かった!!というのが鑑賞後の率直な感想。
騙された…いや、実に爽快なラストの締めくくり方。
そこまでのやや緩慢な流れや粗の多い脚本はすっ飛ばし、
ストーン!と突き落とされる気持ちの良さ。
スーパー・イリュージョンですわね~vこの醍醐味。
さて映画冒頭で左下に「監修・DaiGo」の文字。
あ、そうかこの人が絡んでるんならメンタリスト主導、
(作品のご本家はカッパーフィールドとキース・バリー)
誰がメンタリスト役かと思えば…やだ!タラハシー!?
(あ、スイマセン。ゾンビランドファン限定用語)
しかもJ・アイゼンバーグだもんね~。コロンバスかよ。
この二人なら相当面白いだろうと思ったけどそうだった。
特にハレルソンのメンタリストぶりには笑えることばかり。
スタイリッシュな映像に畳みかけるマジックと強奪戦、
これ、どうなるの~!?なんて、早くも巻き込まれる。
ポイントは「アイ」なる人物なんだけど、その存在は謎。
追いかける方は美しいM・ロランと(ホント綺麗だもんね)
ご贔屓のM・ラファロに加え、M・ケインにM・フリーマンと
豪華、豪華。総ての登場人物を巻き込んで、謎はますます
深まっていくんだけど…。
そりゃどこかに黒幕がいるんだろうと(それがアイ?)
あのカードを見て思いつくけれど、私はキャスト陣を
チラシで見た時、これはあのヒトでしょ?とすぐ思った。
が、予想もしない役どころ(というか展開)なので、
あれ~?あれ~?と思いながら観ていくことに。そして…
すっかりミスディレクションされての、いよいよラスト。
思えば冒頭の「ダイヤの7」から仕掛けがあったのだが、
それを早口で(爆)アイゼンバーグがまくしたてていた。
あ~そういうことか。もう一回観たくなるじゃないか。と、
こうやって劇場映画は観客をミスディレクションするのだ。
(違います)
出来が云々というよりも、マジックが好きかどうか。かな。
自身が試されますよ。いい具合に。
(一番記憶に残るのはもちろん、クォーターバック!でしょ^^;)