劇場公開日 2013年4月13日

「漫画実写化作品で見た目を突き詰める重要性を示した作品。」HK 変態仮面 Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5漫画実写化作品で見た目を突き詰める重要性を示した作品。

2014年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

良かった。

少年ジャンプの代表作品の一つと言える本作。
色々とハードルがある中で最大限努力していることが感じられ原作が好きなことが伝わります。

まず変態仮面の肉体美。
主人公である鈴木亮平がとても頑張っている。
覚醒後の変態仮面も本人が演じている点に好感を持ちます。

ストーリー自体はオリジナル要素が多いですが、変態秘奥義「地獄のタイトロープ」が実写で観れることは魅力的。
名台詞「それは私のおいなりさんだ」「クロスアウッ!」も。

そしてonちゃんこと安田顕の熱演…最早、怪演。
凄まじかった。
観ていてクッラクラしました。

往年のファンには堪らない作品に仕上がっています。
…惜しむらくは無駄な部分があり中盤ダレたこと。

監督お気に入りの役者かもしれませんが、
ムロツヨシと佐藤二朗はやり過ぎ感が強く全く乗れませんでした。
中盤の無駄な流れ、変態仮面の第一印象でアガっていた所で冷や水をブッかけられ興醒めでした。

変態仮面のフォルムで話を掻っ攫う卑怯な作品ではありますが。
ここまで突き詰めれば漫画実写化作品も決して悪くない、ということを証明した一つの例だと思います。

オススメです。

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Opportunity Cost