「楽しい大人の悪ふざけ!」HK 変態仮面 えりくせんさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しい大人の悪ふざけ!
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少年ジャンプ黄金期時代に連載してた、ちょっとエッチで奇想天外な変態ギャグ漫画。そして、借りるのを拒みたくなる強烈なインパクトのタイトル。原作はジャンプで連載時に読んでいました。かなり昔になるので内容は少し曖昧なところはありますが…
映画の内容はというと、これは「変態仮面が大好きだった大人達が真剣に悪ふざけして撮った映画」と感じました。もちろん良い意味で。キャスティングもとても良かったと思いますし、ふざけた事をあえて真剣にやっている感じの演じ方は呆れ笑いを誘います(笑)
あまり期待しないで観たのもあるので、とても楽しめたのですが、途中から残念なところが…
それは、刺客が次々に出てくる畳み掛けのシーンから、偽変態仮面が悪さをして直接会って一度負けるという所までのシーン。ここが非常に残念だった。
なぜそう思うかというと、序盤の話がとてもテンポ良く面白かったのに、偽変態仮面との絡みの話の辺りから、話のテンポが非常に悪くなった。一度メガネのお坊ちゃんとの話を終わらせてから、別の事件として偽変態仮面の話をした方が、テンポが良かったのではないのかなと思います。
それと不満な点がもう一点。これは規制の絡みもあるのかもしれませんが、エッチ度が足りなかった。そしてヒロイン以外の女の子も話に登場させて欲しかったです(原作ではいろんな女の子と絡むことが多かったので)。
ちょっと辛口になってしまったのはあくまで原作がある映画だからです。この漫画を映画化したという所はとても素晴らしい(勇気があるという意味)と思いますし、予想を上回る面白さだったのは間違いありません。
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