「「世界のためなんだ。君のパンティを俺にくれないか。」 かつてこれ程...」HK 変態仮面 supersilentさんの映画レビュー(感想・評価)
「世界のためなんだ。君のパンティを俺にくれないか。」 かつてこれ程...
「世界のためなんだ。君のパンティを俺にくれないか。」
かつてこれ程説得力のないお願いがあっただろうかw女の子のパンティが見たい。いやそれどころか被りたい。そんな男の個人的、かつ文字通り変態的な欲望を娯楽大作にまで高めたスタッフ、俳優陣には尊敬の念すら覚える。原作の漫画は、その存在こそ知ってはいたが読む機会もなかったが、実写でここまでの世界が見れたのは驚嘆する。
変態の加減が絶妙なんだろうな。変態と正義。一見、正反対の価値観。ただの変態では誰の共感も得られない。本当の変態を除いてはw
対立的な「変態と正義」ではなく、両義的、もしくは並立的な「変態で正義」という立ち位置。この一見、両立し得ない価値を絶妙のバランスで表現していることが、娯楽作品として成功している一番の理由だと思う。
「変態で正義」というと、おかしくも聞こえるが、男なら誰にでも心当たりがある。童貞の頃を思い出すまでもない。女の子への執着と同時に男の心にあるのは女の子への愛だからだ。愛がある変態は恐怖や嫌悪の対象にはなり得ない。愛があるから観るものも安心して爆笑することができる。
今となっては出家騒動の清水富美加がヒロインとして登場し、変態仮面にパンティを差し出すシーンは興味深いものがある。実際の撮影では膝にかけたパンティを渡したみたいなことなんだろうが、こんなことを間近でされた鈴木君が俺だったら完全に変身してしまうと思いました。俺は何を言っているのだろうか( ̄(工) ̄)
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