「慣れた先に」ムービー43 asaさんの映画レビュー(感想・評価)
慣れた先に
途中、目に余る部分は飛ばしながら見ていました
しかし、下劣なワードやシーンも目がなれてくると、なんとも思わなくなってきます。
その先にあるのは有名な俳優の自由な演技、次のオムニバスは誰が?どんな状況?どんなストーリー?ときになってくる自分がいました。しかも、映画作りを映画作りとしてみせるマトリョーシカ構成なので個人的には好きでしたね。
昨今の映画は先が読めてしまう「コンテンツとしてのテンプレ映画」ばかりなイメージがあるので、先の読めなさでは新鮮具合が半端なかったですね。オムニバスなので感覚も適度でちょうどよかったと思われます。
個人的にはこの作品のPVもみて、Wikipediaを読み、彼らがなぜこの作品を作ろうとしたのか、俳優たちはどんな経緯で参加していたのかまで調べながら見ていたので、「作品」としてのクオリティは高いように感じました。
正直単体の話しや脚本は「映画」としての評価には値しませんが、「表現としての作品」としてみれば限りなく挑戦的で、アートに似たものとしてみるほうがいいような気がしました。
個人的にお気に入りなのは、機械の中で泣く子どもたちの話です。一番最初の喉に玉が付いてるのも普通に面白かった。バカ殿見ているような感じになりましたね。
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