MAMAのレビュー・感想・評価
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タイトルなし
程よい怖さで観やすかった。
オープニングが、えらく現実的な展開だったのに、山小屋でMAMAが現れ一気にオカルト作品へと姿を変えた。
MAMAの正体はスクリーンに映る事無く退場させられた娘達の母親の霊だと思いこんでいたから、あまり危害を与えてくる事も無いよな〜なんて楽観しいたが、予想は全く外れていて終盤は博士や叔母さんを普通に退場させてくるヤバい奴だった。赤子の白骨も、あまり効果が無く妹リリーも連れて行ってしまった。
こういう超常的な事で人が犠牲になったり、居なくなる作品を観ると、どんな感じで警察や役所に報告するんだろうって毎回考えてしまう。
起承転結を通して興味深いテーマだが、物足りない印象
こういう映画は、各登場人物に"この人はこうしたかった""この人はこうすればよかった”みたいな正解がある程度あるんですが、この映画はいまいちわからないのが多かったです。
特に、終盤のママ
・亡骸もらってこれで全部解決かと思いきや投げ捨てるんかーい!
・アナベルのことは子供をあやすように何度も頭押さえつけるだけ?殺さないの?
・リリーもらったら満足?ヴィクトリアは別にええんや?
導入からなかなか興味深い内容ですが、ママの像がはっきりしないせいで全体的に深堀りしづらい、物足りない作品となっている印象です。
アナベルはわりかしわかりやすかったし、最後まで意志を貫いてて結構良いキャラしてたかも。ヴィクトリアとリリーが段々アナベルに心を開いてく感じも良かったし、
それがアナベルを守るためにもママに従うような形にも見えてきて良かった。
最初の子供の落書きの中で、リリーが苦しんでてヴィクトリアが悲しんでる絵だけが最後までわからなくて気になってたんですが、劇中だけではわからなかったです。
どうも狂犬病ぽい?だからもうリリーは死ぬ運命は決まっていてそれもあってママについていった?
蛾は食べちゃダメ
傑作。なんで今まで観てなかったのか。彼がジェイミーラニスターにしか見えないところが少々難点だが、娘2人の演技というか存在感がとにかく素晴らしい。下手なホラーより全然怖い。そしてそれ以上に切なく悲しい。リングや呪怨サイレントヒルといったJホラーの影響を受けてるあたりも好感持てた。ママ、アナベル、ヴィクトリア、リリー、それぞれに納得のできる心理描写があり、リリーにとってのママは「ママ」なんだと心底理解できた。ギレルモデルトロ恐るべし…
中盤まではJホラーに通ずる
中盤までは子どもたちとMAMAとのやりとりが大人たちには見えない形で描かれており、途中で意味もなく姿を見せてしまうもののジャパニーズホラーに通ずる見えない精神的恐怖が上手く表現できていて雰囲気は良かった。
ただ、ミステリーも伏線も全て捨てて無理矢理な感動に持っていった感があるオチがなんとも勿体ない。オチのせいでホラーとしてはよくわからない展開になってしまったし、感動映画かと言われると最後だけであまりにも薄っぺらい。
途中まで見てるときはお気に入りの映画になりそうだったのに、残念でならない。
ホラーファンタジー
まったく怖くないファンタジーな作品。内容的にもホントによくある幽霊もので新鮮味もない。いちいちジャンプスケアで驚かせるのもなんだか。デルトロとチャスティンの名前に惹かれて見たけどちょっと残念。
子役の二人がすごく良かったので星一つおまけで。にしてもJホラーの影響で貞子や伽椰子のような造形の幽霊が向こうでは好んで使われてるけど、こっちからしたら二番煎じで飽き飽きしてる。
そもそもいい年した大人は幽霊なんて怖くない。にもかかわらず「リング」の一作目はホラー映画として今更ながら偉大だなあと再認識させられる。あの作品を当時劇場で見た後、大の大人が暫くは夜中トイレに行くのが怖かったもんなあ。
本作はお化け屋敷を怖がるようなティーンエイジャー向けの作品かな。
【”母の自らの子を愛する想いはとてつもなく深い。そしてその妄念は幽霊になり狂的になっていくのである。”今作は、ギレルモ・デル・トロのダークな世界観が炸裂する、哀切なるゴーストホラーである。】
■精神を病んだジェフリーは、妻と2人の共同経営者を殺害。
さらに、森の小屋で幼い2人の娘まで手にかけようとするが、そこに潜む何者かに彼自身が消されてしまう。
5年後、姉のヴィクトリアと妹のリリーを森の小屋で発見したジェフリーの弟・ルーカスは、恋人・アナベル(ジェシカ・チャステイン)と4人で暮らし始めるが、不可解な事象が家の中で次々に起こる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・発見された際の、姉のヴィクトリアと妹のリリーの四つん這いになって歩く姿が怖い。
・姉のヴィクトリアと妹のリリーを育てていた、壁の中に潜むモノが前半は、姿を現さないので怖さ百倍である。
・ドレイファス博士が心理療法で姉のヴィクトリアと妹のリリーから聞き取った事。それは、精神病院に入れられていた女性が、赤ん坊を連れて崖から飛び降りた事。
だが、赤ん坊は途中の木の枝に引っ掛かり、二人は離れ離れのまま、息絶えた事。
■映画館で今作を観たら、間違いなく椅子からピョンピョン飛び上がるシーンが数々続く。物凄く怖い。けれども、面白いのである。
<クライマックスの森の小屋の近くにあった、崖の上でのママと、姉のヴィクトリアと妹のリリーを助けようとするルーカスとアナベルの攻防は怖いが見応えがある。
再後半は狂気の幽霊になったママも姿を現すが、VFXを効果的に使って怖さ100倍である。
そして、人間界に未だ100%戻れていない妹のリリーはママの元へ。姉のヴィクトリアはママの所には行かずにルーカスとアナベルの元に残るのである。
今作は面白怖い、母親の自らの子供への愛情が狂気の幽霊となってこの世に妄念を残した様を、ギレルモ・デル・トロが制作総指揮を取る中で、彼のダークな世界観と融合させて表現した作品なのである。>
ファンタジー要素強め?
幽霊系なのは間違いないけど、終盤はホラー系統が薄れてファンタジーを見ているようだった
終盤まではえたいの知れないママの存在に不気味さを感じていたけど、終わりが近づくと正体や行動の動機も分かり、あの怖い見た目で意外にも物理攻撃が得意なのもあったからか、視聴後はホラーというより悪霊系のファンタジーモンスター映画みたいだった印象(ママの演出方法も影響した)
ただ全体としての不気味さや怖さはちゃんとホラーで、普通に楽しめたので、おすすめできる。
ちなみに最後は完璧ではないが、一応ハッピーエンド
台詞なしの短編でも良かったのでは?
姉妹のヴィクトリアとリリーが可哀想である。
両親が死んで(母は父に殺されて、父はMAMAに殺されて)
あのラストは賛否両論あると思うが、自分は少々納得いかなかった。
あの尖った崖でのシーンは絵本ならアリであるが、映画のワンシーンとして切り取ると、何か変に思ってダメだった。
MAMAの力が怨みだかなんだかわからんが凄すぎだろう。
アナベルとルーカスのカップルももう一つ息が合ってない感じ。
猿じゃない?
2人を飢餓から救い、育て上げたのは誰?なんとなく猿だったような気もしたのだが、それが幽霊の“ママ”。殺人犯の弟であるルーカスだから、その因果で恐怖行動に出るのかと思っていたのに、まったく関係のない幽霊が犯人・・・精神病院から抜け出して、我が子とともに自殺を図ったが自分だけ死んでしまったという・・・
かなり理不尽であり、幽霊が直接暴力行為も行えるという不可思議な幽霊ストーリー。結局はリリーだけ“ママ”と一緒に再度の心中自殺に巻き込まれるが、唯一の救いはヴィクトリアとアナベルが閉ざされた心を徐々に開いていって、愛情が感じられるところか?しかし、今後のことも考えると大変。
見応えのある1作
偏屈な母性愛を持つ亡霊に、悩み苦しめられるストーリー、結構、予想に反して楽しめました。昨今の 単細胞的なアメリカホラー映画の中では、珍しいよね。話の展開も、どうでもいいような間もなく。最後なんか、時間の関係か分からないけど、なんでもありって感じで、一気に終わらせた感がありありでした。
女の子の演技も良かったよねー。下の子なんて上手すぎる。最後に.極悪霊も自分の子の屍を抱いた時に、そのまま極楽してくれれば良かったんだけど。それでは満足出来ずに、リリーを連れて行っちゃうなんて、少し後味が悪く、せつなかったです。でも まぁ 全体的な感想としては、見応えがあった1作でした。
後半で拍子抜けした作品
前半はかなり見入りました。特に印象的なシーンは子供が明らかに映っては行けない異形の影と遊んでいる所は怖かったです。
そこまではかなりホラーしていましたが、後半から音による脅かし要素が多すぎてマンネリ化してしまいました。前半は謎解きもあり面白かったのでより残念な感じはありました。
怖さはそれほどでもない
ホラーが得意でもないが、大体原因というか正体がわかってくると怖さは薄れる。
これもそんな感じ。
昔の不幸な出来事の被害者?の霊。その霊のお陰で2人があの小屋?家?で生き延びていたのだから、本当に「ママ」だったのかも、特に下の子には。
なんであんなに部屋が暗いんだろうとか、わざわざ夜にあの小屋に近づかんでも…と思うけど、そこはホラー映画のお約束なんだね。
あまり印象的な映画ではない。 決してくだらない映画ではないが、 い...
あまり印象的な映画ではない。 決してくだらない映画ではないが、 いろんな面白い要素がありながら、 結局はあんまりインパクトのない作品。 役者達のパフォーマンスは良好であり、 それがこの映画の1番の魅力でもある。 あまりにも多くのアイディア取り込もうとしすぎて、 まとまらず、 結末にはかなり典型的なホラー映画に戻ってしまい、 怖くも革新的でもない。
デル=トロさんは監督ではないが
あれこの男前どこかで見たことある…。
ジェシカ・チャステインがいつもと違う感じで、中々良い。異形の者への目配りはデル=トロらしいところ怖さや謎解き加減も程よく、それなりに楽しめた。
あ、ジェイミー・ラニスターか!?
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