「まさにレジェンド。」リベンジ・マッチ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
まさにレジェンド。
シルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロの共演。いままで誰がこんな大それたことを考えただろう。しかも、それぞれボクサーの役で。
ほんとかどうかはわからないが、ストーリーの骨子はふたりが決まる前にはできあがっていたらしい。
当て書きではないことが驚きである。
映画を観てしまったあとでは、このふたり以外の俳優は考えられない。
ピーター・シーガル監督の野望は見事果たされたことになる。
完成度がどうとかストーリーがこうとか、そんなことはどうでもよくなり、スタローンとデ・ニーロのボクシングシーンを観ているだけで、胸が熱くなった。
映画とは、そういうことが起こるのだ。
その人がそこにいるだけで、僕らは熱くなる。
思えば、昔の8ミリには音がなく、それでもその映像は雄弁にいろいろなことを語っていた。
ふたりのボクシングシーンはまさにレジェンドである。
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