「勢いのいい笑いと感動」LEGO(R) ムービー JIさんの映画レビュー(感想・評価)
勢いのいい笑いと感動
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レゴブロックの世界。他者の創造性を奪おうとする「お仕事社長」に、自由な創造力を持ったキャラクターたちが立ち向かい、和解する。創造における自由と多様性の価値を伝えている。
アニメーションがレゴであるだけでなく、設定やストーリーにもレゴらしさがあって、納得しやすい。
基本的にはコメディだが、コメディの陽気で勢いのある展開が、同時に感動的でもある。
なぜ感動してしまうのか、自分でも最初よく分からなかったが、おそらくこの映画の勢いが気分を高めているんだと思う。
動き続ける視点、テンポのいい進行・ギャグ、早い音楽、このようなスピード感のある一つ一つの要素が、場面の意味を力強く肯定する効果を持っているのではないだろうか。
ちなみにサントラでは、電車の上に飛び乗るシーンの音楽と、「emmett's plan」が特に好きだ。
バットマンの歌も笑えて良い。
字幕と吹き替えでは、字幕の訳の方が個人的には良い気がするが、エメットの精神世界のシーンで、字幕が決定的に悪い被り方をしているシーンがあって、仕方ないけど残念。初めての人は、字幕→吹き替えの順で観るのがいい気がする。
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