マッドマックス 怒りのデス・ロードのレビュー・感想・評価
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狂っているけどそれがいい
U-NEXTで鑑賞。
ストーリーは過去作と比べてシンプルになっており、とても観やすい構成になっていました。バイオレンスも非常に強く、シリーズで一番と言ってもいいぐらい狂っていました(でもそれがいい!)。
登場する車やバイクはどれも個性的で、バリエーションに富んでいました。ハリネズミのような外観から、火炎放射を噴くギタリストがいるステージなど、一度見たら忘れられないぐらいのインパクトがありました。
登場人物も魅力的で、特にマックスとフュリオサの活躍に惹かれました。今作でマックス役を引き継いだトム・ハーディは正義感が強く、自由を求めて行動する姿勢がかっこよかったです。フュリオサは髪のない大胆な姿でありながらも、リーダーシップと力強さを兼ね備えた女性でした。
「女性は道具じゃない」とジョーに反抗し、美女たちと共に緑の地を目指しているところから、狂った社会の中でもわずかな希望を信じて進んでいこうとする彼女の信念を理解できました。
豪快なアクションだけでなく、不安定な世の中を生き抜いていく大切さも込められた奥深い映画になっていました。
しんどい!
Straightforward Film that Packs a Punch
Why doesn't this happen more often? A pitch to a Hollywood Studio Executive: "I want to do a two-hour car chase." What could go wrong? This film has awesome hand-built vehicles, exquisite costumes, and real-life explosions start to finish. Its after-world villain who rules the meek with his water supply feels ominously more real than five years ago. The women are powerful. A Grade-T2 action film.
女性だけでなく男性だけでなく逃亡でなく協力して革命せよ、と。
冒頭は非常にフェミニズム臭がする話に感じます。男性が宗教的に支配する共同体からの女性の逃走劇です。妊婦が犠牲になるというのも象徴的です。女性は大事にされています。男のトップは自分を犠牲にしても妊婦を守ろうとします。その点では人間的ですが、しかし、最大の許しがたい点は自由意思がないということでしょう。
ただ、主役のマックスも血液を搾り取られます。つまり、労働搾取であり生命搾取ですね。また、共同体で働く男たちも、宗教によって洗脳されて戦うことになります。死後の世界を信じさせて、バーサーカーにさせられます。これはフェミニズムだけでなく分断による労働の搾取のことです。
一方で、ウォータンク上で男女は同じ目的にむけて協力しだします。そこには愛も生まれます。つまり、人間の自然な姿です。途中ちょっと中絶のメタファがあるのがやりすぎ感はなくはないです。
新しい世界への旅立ちです。と、思うと意外などんでん返しですね。これは楽園は無いという事です。ならばどうするのか。それは革命せよということです。今生きているところが地獄なのではない。支配している人間により地獄にさせられているのだという話なんだと思います。
アクションはかなりすごかったですが、メッセージ性もかなり強い作品でした。5点満点から0.5点減点したのは、後半もう10分か15分短くてよくないか?と思ったからです。
心臓バクバクの闘争と逃走劇!!
何度もシリーズ化された大人気映画、マッドマックス。
どのシリーズも観てきましたが、ハラハラする気持ちはどの回も最高です!
今回の作品は主人公を演じる俳優さんが今までと変わっていましたが、
かっこよすぎました!!
世界観もですが、映像がとにかく大迫力でした。
何もない更地で生きる術や敵と対峙した時の処世術など、サバイバル要素も多くてどういう展開が待っているのかドキドキしながら鑑賞していました。
自分のトラウマと対峙した時、一人で解決できない時に誰を頼るのか、
自分について把握しているのか、自分と置き換えて考えられるシーンもありました。
生きている環境が荒れ果てた土地の中で、
悲観するのではなく、生きていくためにはどう乗り越えていくかを
試行錯誤しながら強く生きていく人たちの人間模様も観れました。
生きるか死ぬかの瀬戸際に置かれると、人の感性は研ぎ澄まされるんだなと感じました。
今の時代は何でも手に入りやすい環境です。
マッドマックスの世界で生きていくことになったとき、
自分が何ができるのかを考えるのも大事だなと思いました。
"Do I say!" "Remember me?" フュリオサの言葉には力がある
白血球さんのような暗黒舞踏のような白塗り若者・子どもたちがたくさん、ベン・ハー的な太鼓ドンドンのパーカッション・チームと狂ったギタリスト🎸、大蔵大臣か財務大臣か、とにかく会計係も同乗のイモータン・ジョー軍団❗️改造車に骸骨アクセサリー、完全に暴走族仕様で笑えて怖かった。
「ウォー・ボーイ」のニュークス、ジョーを崇めるバカ若者だったが表情が出てきて穏やかになりブルー・アイが美しく輝くようになった。ニコラス・ホルトなんだね。最後はとてもいい顔だった。
フュリオサ=セロンのサイドミラーを見る眼がとてもかっこいい。緑の地がもはやないことを知って力尽きた彼女の絶望が最高潮でその後ろ姿に言葉を失った。マックスは言う:「希望はもたないこと、心が壊れたら狂気しかない」。それでも希望を捨てず、仲間を失い仲間を増やして「生命=種」と共に砦に戻る決断をした。
砂だらけの汚染された風景の中に時たま入る真っ赤な色が凄まじかった。壮絶な狂った世界に流れる弦楽器のメロディーが優しく美しくかすかな希望を伝えてくれた。
女たちの活躍
わけわからんが最高
よく映画の煽り文句に「全編クライマックス」などという言葉を聞くが、実際にそうと言い切れる作品は少ない。
どうしても物語を紡ぐ上で必要な説明シーンを入れなければならずダレる瞬間があるからだ。
しかしこの作品はどうだろう?説明なんかする気もないのか、わけのわからんままどんどん進む。ずっと走りっぱなしアクションしっぱなしというくらい、本当の意味で「全編クライマックス」だった。
つまり、最高でした。
物語なんかどうでもいいんだなとよく分かる事例とも言えるのではないか。
マッドマックスシリーズは「1」しか観ていないので、ヒャッハーする世紀末的な世界観は初めて観る。要は全くわからんということ。
しかし問題を感じることは特になかった。なぜなら物語だけではなくわけわからんことの連続だからだ。
ウォーボーイズが命知らずなのはなんとなく分かったけれど、長い棒の上から攻撃していくスタイルは意味が分からない。お正月に見る出初め式かと思ったぞ。
輸血袋(マックス)を車の先頭にくくりつけるのも意味不明。はっきりいって戦闘の邪魔以外の何ものでもない。
つまり、最高なのである。
面白いとは聞いていたけれど、正直こんなに面白いとは期待以上だった。
勢い余ってこのあと「マッドマックス フュリオサ」まで観てしまったからね。
辻褄が合わない。時空でも違うのかな
マッドマックスは1〜2.サンダードームも含め全作観てます。その中でも1.2が最高で、当然新作マックスを楽しみにして観たが、
予告編に騙された。
往年のファンは、ヒャッハーは勿論の事、
V8インターセプターでのマックスが暴れ回るのを期待してしまった方々は少なくないのでは。少なくとも私はそうだった。
その期待は冒頭で無惨に打ち砕かれる。
そもそも、マックスの、どの時代の話しですか?インターセプターが冒頭でクラッシュ。
ウォーターボーイズとかやらに、目を当てらないダサいカスタムされ無惨な目に。
って事は、
「1」と「2(ロードウォリアーズ)」の間の話しエイリアン・ロムルスみたいな「1.5」ではないよね。
当然、やむなく自爆装置で大破させた、
2の後のはずもない。
ここが整理されないからわけわからん。
続編を創るならもうちょっとファンのニーズを正確にリサーチするべきで、
インターセプターの勇姿が炸裂していたのであれば、ファンは劇場であとは3回観るだろう。
マッドマックスって映画は、
世界観だけで成立するものではない。
マックスいてナンボでしょ。
最近のフェリオサ同様、
ジョージ・ミラー監督、何処か大事な事、
忘れてませんか?
アニャ様、ごめん
唯一無二のカーアクション
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