劇場公開日 2015年6月20日

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「MAD〈マッド〉に染まった世界」マッドマックス 怒りのデス・ロード 内山。さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0MAD〈マッド〉に染まった世界

2015年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

マッドマックス!!!
最高!この一言に尽きます。
V8!V8!

物語がシンプルでアクションだけだと言う人がいますが、そんなことはないです。確かに、ストーリーは行って帰ってくるだけで、台詞は極端に少ない。ですが!アクションとビジュアルがこの作品が語りたいこと、世界観を十分に描いているし、ジョージ・ミラー監督が前作から描いてきた、フェミニズムや損得をこえた利他的行動をアクションと共に分かりやすく、ド迫力に描いているのです。単に語り口がアクションというだけで。

メル・ギブソン主演の前3作は観ましたが、圧倒的にそれらを勝るクオリティと迫力。最初観た後は言葉が出ないくらい圧倒されたし、なんといってもキャラクター達が魅力的。フュリオサ、ニュークス、ギター男とかどれも大好きです!ウォーボーイズ!ウォーボーイズ!

監督が「私はアクション映画を一種の視覚的な音楽として捉えていて、この映画は、熱狂的なロックコンサートとオペラの中間で、座席から観客をかっさらって、強烈でハチャメチャな旅の中に放り込みたい。」と言っていますが、まさに私はこのMADに染まった世界に入り込んでしまいました。

こんな素晴らしい作品をリアルタイムで観れて幸せでした。この時代に映画館で観たということを自慢できる作品であることは間違いなし。

内山。