イントゥ・ザ・ストームのレビュー・感想・評価
全109件中、101~109件目を表示
最強最悪の竜巻の中で描かれる、親子の絆。
【賛否両論チェック】
賛:モキュメンタリーチックなので、竜巻が迫ってくる臨場感が半端ない。自然の驚異を目の前にした、人間の無力さが如実に表されていて、説得力がある。
否:冒頭は何も起こらず、ホームビデオのようで結構退屈。映像がかなりブレるので、酔いやすいかも。
モキュメンタリーなので、映像は頻繁にブレます。それがまた臨場感を生むわけなんですが、逆にいうとかなり酔います。乗り物酔いしやすい方なんかには、不向きかもしれません。
ストーリーは・・・まぁ主役達が当然ながら困難に見舞われるわけでして、割りとご都合主義な展開なのは、やむを得ないところですね。そんな中で目を引くのは、“親子の絆”という意外なテーマ。子供と上手く接してこられなかったゲイリーと、素直になれなかったドニーとトレイの複雑な想い。そこに上手く重ね合わさってくる、子供を自分の親元に預けてきたアンソンの心情。そういった親子関係が、最悪の災害という困難を前にしてどう変わっていくのか、注目です。
当然ながら竜巻のシーンは圧巻ですので、その辺も是非観てみて下さい。
この夏の伏兵。
「ツイスター」か…なんて思いながらの初日鑑賞。
然し乍ら、予想外の出来に満足の一本。
この話をPOVでやるの?!と驚かされる冒頭から、それが個々の人間ドラマを一層引き立てていることへの目から鱗。
極めて現代的に、目の前の現実を切り取り積み重ねた語りの妙。
そしてその動画投稿サイトをネタ取った、愛すべきキャラのスパイス!
重く沈鬱になりがちな災害作品に、バランスをもたらしているのが見事。
最後にスケールのデカ過ぎる竜巻に圧倒される、パニック映画の新基軸。
なかなか面白かった
設定は何かむちゃくちゃで、学校なのか撮影なのか親子愛なのか…
ディズニーシーのストームライダーをちょっと想像させるけど結局なんだったんだ?的な…
パニック映画としては今ひとつかも知れないけど結構楽しめた感もあったし、何も考えずに観るにはいいかも知れない
ディザスタームービーの最高峰
いい!いいですよ!これはテンション高まるなあ!
近年のディザスタームービーの中でも最高峰の出来じゃないですかね?いや本当に本当に。良かったですよ。
自分、こういう作品に凝った物語性って求めてないんですけど(ヤン・デ・ボンの『ツイスター』然り)、それでも映画としての体裁は取らなきゃならんもんですから、やっぱ前半から飛ばすってワケにゃあいかんのでしょうね。だからどうしてもキャラクター紹介や舞台設定諸々の描写にフラストレーションを募らせてしまうんです。ワタクシ的には。
早く災厄を見せろと。こっちはトルネードを観に来とるんやと。
そして、そしてそして。待ってましたの主役登場となると!これがもう!一旦竜巻が起きると一切息を付かせないという!これだよ!これこれ!これが観たかったんだよ!ていう。
人が「わーっ」て吹き飛んじゃうのはもうデフォルトですから!
自動車が当たり前に宙を舞い!
火柱が天空まで立ち上り!
飛行機が独りでにテイクオフ!しかも燃料要らず!
んー!たまらん!アホほどスケールのでかい竜巻に人類は為す術なし!ひたすら逃げ惑う!逃げ惑え!
で、こういう映画にどうしても付いて回る「中身がない」「物語がチープ」て批判なんですけども。それも分かります。でも少しお待ちと。確かにそれも分かるんですけど、今回はこのストーリー展開で良かったんじゃないかなと思いますよ。思ってます。
多少、何だか人間模様を無意味にごちゃつかせてはいるんですけど、一回『竜巻無双モード』に突入すると、キャラクター達が適材適所で自分の役割を果たしてくれてるんですよ、しっかりと。
窮地に陥ってただただ救いを求める人、それを懸命に知恵を尽くして助けてあげる人、カメラをずーっと回す人、バカなDQN、飛ばされるだけのモブ……等々。そんで主役の巨大竜巻君は大大大活躍をするワケで。
ストーリーなんてこんなんで充分なんですよ。
いっやあ~。ね。マジで圧倒されました。是非とも劇場で体感すべし!です。
スッキリしない映画鑑賞
ぶっちゃけ直前になって観るのどうするか、迷ってしまった。
それは連日テレビから流れてくる広島での土砂災害の映像が頭に残っており、映画の方は竜巻ではあるものの、天災によって被害にあい、家族や友達、日常生活を失うといった状況は共通するものがあり、そんな中でこの竜巻災害パニック映画をエンターテイメントとして果たして楽しめるのだろうかというモヤモヤがあった。
そしてそんな気持ちはやはり映画鑑賞において妨げになってしまった。
CGや手持ちカメラによるリアルな映像は複雑な心境をあおり、本来なら本作のユーモア要素である竜巻オタクの2人組のやり取りも素直に楽しむ事は出来なかった。
個人的にはこの映画を観るタイミングを完璧に間違っていたと思う。
出来れば違う時期に観たかったかも。
その辺を割り切る事が出来れば災害パニック映画としてはそこそこ楽しめるとは思う。
作品としては「ツイスター」の方が好きかな。
即物的で無味乾燥
なんかこの感じ、「ポセイドン」に似てるかな。
期待を裏切らない=想定通りの展開です。
映像表現は当然進化しててリアルなんですが、
だから何が言いたいんでしょう?
途中から、誰に死亡フラグがどう立つのかを、
考えながら見てましたが、4人も外しました(苦笑)
ある意味この夏ピッタリ
竜巻を追う視点をPOV映像にしたのはナイスアイデア。臨場感たっぷり。『クローバーフィールド』の時のような映像酔いもしないで済む。
でも後半、この手の作品で必ずついてまわる「今観てるこの映像、誰が撮ってるんだ?」問題が出てきてしまうのが残念。
ただ、竜巻を観てるだけで涼しい気分になれるし、尺も短いのでちょっとした避暑間隔で観るとイイかも。
全109件中、101~109件目を表示