「迫力満点だが疲れる…。」イントゥ・ザ・ストーム えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)
迫力満点だが疲れる…。
『イントゥ・ザ・ストーム』を鑑賞。
直径3200m、風速135m/sという史上最大の竜巻が街を襲うパニックムービー。
自然災害による人々のパニック振りをこれでもかと見せつけられるかと思っていたが、そうではなくスクリーンに映る人間は少な目。
メインキャスト数名とそれに関わる一部の人間のみに絞られている。(実際には膨大な被害が発生しているのだが)
大方の予想通り、ストーリーなどないに等しくただただ竜巻が建物や車、航空機に至るまでも吹き飛ばす様を眺める作品。
但しその竜巻映像は凄まじく、キャストの数名をカメラマンにし、撮影しながら避難すると言う設定にする事で主観的且つ迫力満点の映像を作り出す事に成功している。
竜巻が近づいてくる恐怖感は思わず席を立って逃げ出したくなるほどだ。
上映時間は89分と短めだが、鑑賞中は身体の何処かに常に力が入るので観終わった頃にはクタクタ。とにかく疲れる作品であった。
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