「割と普通」マニアック どすこいたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
割と普通
ウィリアム・ラスティグ監督による1980年の同名映画をイライジャ・ウッド主演でリメイクしたサスペンススリラー。原作は未鑑賞。
凡作…。頭皮を剥いでマネキンに被せたり、POVだったり、色々見せ場はあったはずなのですが、もったいないなぁといったところ。グロシーンをぼかしたり、やたら暗いシーンが多かったりで、観せ方が消極的な印象。
あと異常さが足りない。マネキンに頭皮被せることにもっとこだわりを見せて欲しかったです。しっかり綺麗に洗って、被せたあともケアを怠らず、「今日も綺麗だね…フフフ…」くらいのことはしてほしかったです。そう、吉良吉影のように。なんだか精神疾患患者が殺人のついでに頭皮剥いで適当にマネキンに乗せてるだけの雑な仕事に見えてしまいました。監督としてはこれが見せたかったものなのかもしれませんが、私はマネキンとセックスするくらいの変態が見たかったです。
ストーリーも音楽も悪くないし、ラストは印象的でむしろ良かったです。でも、全体通して思い切ったところがない、普通のスリラー作品でした。
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