キリングゲームのレビュー・感想・評価
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戦争の悲惨さは伝わったが、アクション映画としては面白くなかった。
ロバート・デ・ニーロとジョン・トラボルタの一騎打ちなので、対決を楽しみにしてましたが、思ったほどではなかったです。お互い、スキを見せて形勢が逆転する展開が続きます。
そもそも、ボスニア戦争が国連が空爆するような異常な戦争なのであまり感情移入できませんでした。
最終的には二人とも生きて帰りますが、戦争の悲惨さが伝わりました。
深いんだか浅いんだか
ふたりのぶつかり合い
こんな作品だったとは
何度もひっくり返されるのが不自然
総合:60点 ( ストーリー:40点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
登場人物はほぼ2人の元兵士だけで、その2人が昔の因縁の落とし前をつけるという話。
しかしこの2人、エミールは18年前の復讐のためにやる気満々でやってきているのに、デ・ニーロ演じるベンジャミンはもう歳で引退しているし古傷も傷むしで最初からかなり不利な状況。そしてその2人が戦えば簡単に決着がつきそうなものだが、お互いに止めを刺さずに何度も勝敗がひっくり返されるしで不自然なうえに飽きも来る。
いろいろと伏線も貼ってあるのがわかりやすいが、わざとらしいし強引な印象。そして結末は、過去の因縁も含めてこれだけのことをしておいてこれでいいのかとがっかりした。
それなりに緊張感はあるものの、やはりこの強引なひっくり返しの連続は無理がある。簡単に弓を現地で短時間に制作出来たりご都合主義の脚本も粗い。ご高齢で動きの鈍いデ・ニーロの体をはった活劇よりも、過去の因縁をもっと掘り下げて精神面を前面に出したほうが良かったのではないか。
【ジョン・トラボルタの攻撃、ロバート・デ・ニーロの防御。死闘の果てに二人が辿り着いた境地が沁みる。】
セルビア人の「死の部隊」の生き残り、エミール・コヴァチ(ジョン・トラボルタ)とアメリカ軍人ベンジャミン・フォード大尉(ロバート・デ・ニーロ)は18年前のボスニア紛争で顔を合わせていた、ある苛烈な戦場で・・。
コヴァチがアメリカ、アパラチア山脈の山小屋で独り暮らすフォード大尉を執念で探し出す。
ベンジャミンの車を修理したお礼に、山小屋に招待されたコヴァチは熱心にヘラジカ狩りに誘う・・。
山中での死闘の中、二人は決定的なとどめを敢えて刺さない。夫々が相手に分かってもらいたいことがあったのだ・・。
<85分の短尺映画だが、充分に見応えがあった名優同士の弓矢での闘い。
アパラチアの山並から昇る、美しき朝日のラストシーンは沁みたなあ・・。>
<2014年1月12日 劇場にて鑑賞>
デ・ニーロさんもトラボルタさんも大好きな俳優さんなので楽しみにして...
デ・ニーロさんもトラボルタさんも大好きな俳優さんなので楽しみにしていた作品です。
パッケージ等からもっと単純なアクション物かと思っていましたが、短いながらも深いテーマを持った作品でしたね。
戦争の悲惨さを表現するためか、中盤は攻守を入れ替えながら、目を覆いたくなるような残虐なシーンの連続でした。
なかなか緊迫感のある展開でしたし、何と言っても二人の名優のやり取り、そしてその存在感はやっぱり半端ではありませんね。
ラストは意外ではありましたが、悪い終わり方ではなかったと思います。
戦争はどのような立場でも悲惨である事に変わりありませんし、どのような理由があったとしても、人を殺める事は心の一部を失なってしまうものだというメッセージがしっかり伝わってくる作品でした。
名優二人で人狩りゲームごっこ
ロバート・デ・ニーロとジョン・トラヴォルタが初共演。
戦争を忘れたい男と、戦争を引きずる男。
山小屋で静かに暮らす退役軍人と偶然を装って知り合い、猟に誘って牙を剥く元セルビア兵士。
背景にボスニア紛争を絡め、追われる者と追う者の戦いは緊張感を煽るも…、一級のドラマにはなれなかった。
優劣が何度も逆転。その度の拷問的な反撃は、作品を急にB級サスペンスにしてしまう。
二人の男の戦いの先には…? 名優二人を揃えて下手なオチはまず無いので、“争う事は虚しき事”的なオチが予想つく。
何故トラヴォルタがデ・ニーロを狙うのか今一つ納得いく理由にも欠け…。
両者共確かに渋く男臭い演技を披露。が、質落ち「ディア・ハンター」なデ・ニーロもともかく、無理してセルビア人を演じたトラヴォルタのヘンテコアクセントに萎えた。
大御所2人が痛い!痛い!!
ゴーストライダーの監督かぁ・・・
91分と短いのがいい。
ジョン・トラボルタのロシア語訛りっぽい英語の発音が雰囲気出てよかったんやけど、それより何より彼の不自然なまでのきれいな生え際から目が離されへんかった。昔はもっとおでこ広かったよね、役作りのための特殊メイクなん?植えたん??
拷問ゲーム
デ・ニーロにトラボルタと何とも夢のような対決が実現した訳ですが、楽しいと言うよりは痛そうの方が先に来ちゃって、心からは楽しめなかったのが本音って感じですかねぇ。
しかも背景にあるのが戦争の傷跡と言うことで、話が重く、しかも拷問的シーンも多かったので、アクション映画を見た興奮はそれほど得られない作品でした。
勿論、名優二人の一挙手一投足、味のある演技には惹きつけられましたけどね。
逆に演技に余裕がありすぎて、ほとんど拷問合戦を楽しんでるようにしか見えなかったのはご愛嬌と言ったところでしょうか。
それにしても堅物おじいちゃんの山奥隠居生活、デ・ニーロ似合いすぎです(笑)
少々惜しかったのは、コヴァチがベンジャミンに固執する理由が、もう一つ伝わってこなかったところでしょうか。
ボスニア紛争も事実がやや歪曲して描かれていましたし、全体的に説得力に欠ける内容だったのはちょっと残念でした。
しかしまあ結局のところ、戦争は加害者と被害者双方とも心に傷を負うってことなんでしょうね。
こんな拷問合戦を見せられなくてもそんなことは重々承知なのですが、そのぐらい痛みを伴う心の傷が残ると考えれば、こんな作風もこれはこれでありなのかな。
結末は賛否両論でしょうが、まあ物足りないと言えば物足りない・・・けど、個人的には嫌いじゃないラストでしたよ。
二大スター
二大スター共演物って、確かに名作もあるが大体が迷作の場合が多い。
残念ながらこれは迷作。
二人のやり取りはそれなりに迫力はあるのだけど、攻守交代の詰めが甘すぎる。
なぜ、もっときつく結ばない!なぜ斧で紐切っちゃう!なぜ銃の弾のこと知らない!
ツッコミだすとキリがない…
無名な俳優で、どっちが勝つか分からないような展開たったら面白くなったかもね。
あ、でもそれなら客入らないか…
「本気で戦うけど絶対に勝ってはいけない」というルールでやってんじゃ...
「本気で戦うけど絶対に勝ってはいけない」というルールでやってんじゃないかと思うくらい形勢逆転しまくる。
なかなかトドメを刺さずにダラダラ喋ったり、拷問にかけたり、ドライブし始めたりで、相手の反撃待ちみたいになってる。
で、必ず何らかの形で反撃して攻守交代。これが繰り返される映画。
なので突っ込みどころはたくさんある。
しかしそれを気にしてたらキリがない。
私自身、序盤で直ぐに気付き、おかしいところがあっても文句一つ言わず全部スルーして観ていた。
「絶対に相手を殺してはいけない殺し合い」の映画で、デニーロとトラボルタが共演となれば、それは2人が戯れる映画を観るって事だ。
ちなみに、原題のキリングシーズンをキリングゲームにしたのは、確かにそういう意味で正解だね。
あと、他の人のレビューで、デニーロではなくスタローンで見たかったというコメントに同感。ディアハンターよりランボーの方があの役には合っていたね。
深いが作品は物足りない
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