「物語の『オチ』にビックリ。」コン・ティキ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
物語の『オチ』にビックリ。
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実話に基づいています。1500年前と同じ筏で太平洋を東から西へ横断した事で知られるヘイエルダールの物語の映画化。
不勉強だったんですが、ヘイエルダールって、現代の人だし、コン・ティキ号の冒険も現代の事だったんですね。当然第二次大戦前の話かと思っていたんですが、実際は、第二次大戦後の話。しかも、ヘイエルダール自身は2002年まで生きていたんですねぇ。いやぁ、不勉強不勉強。思い込みって、良くないです。
冒険が成功したと知っている今でも、その冒険譚から思いつく言葉は『無謀』何ですが、そんな結末を知る由もない当時の人々が『無謀』と思うのは当然で、出版社や学術団体に資金援助を申し込んでも、当然のごとく拒否されています。そんな中、援助に応じたのはベルー政府。嘗て、コロンブスを援助したのがスペインだったみたいですね。
それと、結末が何とも劇的。ポリネシアの島の調査の時、文字通り生死を共にしたと言うべきリブとの別れ。いやぁ、劇的。
ただ、物語のほとんどが、ガラパゴス付近までの事になっていて、ガラパゴスを超え南赤道海流に乗ってからは、いきなりゴールのラロイア環礁でした。と言うことは、南赤道海流に乗ってしまったら、ああとは順調だった? 確かに南赤道海流に乗るまでが、結構大変だったわけですがね。もっと物語があるかと思ったので、ちょっと呆気なかったです。
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