劇場公開日 2013年6月29日

コン・ティキ : 特集

2013年6月17日更新

映画以上に映画的──“フィクション”を超えた“ノンフィクション”!
この作品を、このまま埋もれさせるのはもったいない!

「1500年前と同じいかだで太平洋横断に挑戦する」という、前人未踏の大航海に挑んだ男たちの実話がついに映画化。全世界5000万部のベストセラーでも知られる「コン・ティキ」が、6月29日に日本公開。椎名誠、藤子不二雄Aら“永遠の少年たち“が絶賛! 映画以上に映画的な実録エンターテインメントの魅力に迫る。

全世界5000万部のベストセラーでも知られる大冒険の実話がついに映画化!
全世界5000万部のベストセラーでも知られる大冒険の実話がついに映画化!

■「アルゴ」「127時間」に続く無謀にして痛快な“実話”──
 この実録エンターテインメントを“埋もれさせてはいけない”

定説を覆したノルウェーの人類学者の物語
定説を覆したノルウェーの人類学者の物語
1500年前の材料と技術そのままにいかだを再現
1500年前の材料と技術そのままにいかだを再現

「事実は小説より奇なり」とは、余りにも使い古されてきた言葉だ。だが、いまだにそれを実感せずにはいられない時が多々ある。本年度アカデミー賞で見事作品賞に輝いた「アルゴ」は、イランで軟禁状態になっていたアメリカ大使館員たちを、SF映画製作をでっちあげることで救出するというCIAの作戦を描いたが、驚くことにこれは本当の話。そして第83回アカデミー賞の作品賞ノミネート作「127時間」もまた、誰も訪れない渓谷で身動きが取れなくなった青年の驚がくのサバイバルを描いた実話だった。人間の想像力は、宇宙へと飛び出し、魔法やドラゴンまでも生み出したが、現実世界で起こる事件や人々の挑戦は、ときにそんなフィクションをはるかに上回るドラマを生み出す。それは、実話を基にした数々の傑作映画を見ても明らかだろう。

「コン・ティキ」もまた、そんな傑作実録エンターテインメントに連なる新たな1作だ。1947年に達成された歴史的大冒険であり、のちに多くの冒険家に影響を与えた、いかだ「コン・ティキ」号の航海。冒険家ではなく、一介の人類学者に過ぎなかったノルウェーのトール・ヘイエルダールと仲間たちが、「ポリネシア人の祖先は南米から海を渡ってきた」という自説を証明するために、1500年前と同じ材料と方法でいかだを作り、実に101日間、8000キロに渡る太平洋航海に挑む姿が描かれる。ヘイエルダールが記した全世界5000万部以上の大ベストセラー「コン・ティキ号探検記」や、51年にオスカーを受賞したドキュメンタリー映画「Kon-Tiki」で知られる実話が初の映画化。荒れ狂う海やサメの襲来など、想定を超えるトラブル続きの状況下で、男たちは一体なにを見たのか。サスペンス、友情、アクション、雄大な大自然──見る者の胸を高鳴らせる数々の要素が詰まった本作を、このまま埋もれさせるわけにはいかないのだ。

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■これこそが「男のロマン」──
 迷ったら答えは一択、“信じたことを最後まで貫き通す”!

トール・ヘイエルダール本人の写真
トール・ヘイエルダール本人の写真

「信じたことをやり通す」という姿勢は、男なら誰もが憧れる“ロマン”。本作「コン・ティキ」の主人公、トール・ヘイエルダールは、当時誰も信じていなかった説を考え出し、さらにはそれを証明するために航海に出たという、その“男のロマン”を貫き通した熱い男だ。

トール・ヘイエルダールは、1914年生まれのノルウェーの人類学者。オスロ大学で動物学と地理学を学び、ポリネシアのファツヒバ島で1年近くを過ごしたのち、滞在中の研究を元にポリネシア人の南米起源説という新説を構築、コン・ティキ号による実証航海に挑戦する。航海は47年に見事に成功を収め、その後もいくつもの調査探検を行なって著作を数多く発表している。残念ながら2002年に87歳でこの世を去ったが、世界中の学者や冒険家、探検家に大きな影響を与え、尊敬の念を集めている人物なのだ。

映画「コン・ティキ」で描かれる、人生を懸けてまで自ら信じたことをやり通した破天荒な彼の魅力は、見る者に憧れと興奮を与えるに違いない。


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象徴的なトールの幼少時のエピソード
象徴的なトールの幼少時のエピソード

好奇心旺盛で負けず嫌い、トールの一本気な性格は、映画の冒頭の子ども時代のエピソードから描かれている。

雪の中を進んでくるトールの目前には、凍った河の真ん中に浮かぶ、切り出された氷の塊。まったく泳げないのに、彼は、周囲の友だちに自分の勇気を披露するかのようにその塊へと飛び移る。成功したかに見えるが、バランスを崩して水中に落下。親友に引き上げられて一命をとりとめるものの、水恐怖症になってしまう。だが、目には後悔の色どころか、またチャレンジしてやるぞと言わんばかりの輝きが宿るのだ。


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新婚の妻とともにポリネシアのファツヒバ島へ
新婚の妻とともにポリネシアのファツヒバ島へ

思い立ったら、すぐに行動に移してしまうのがトールの魅力。その行動力に妻のリヴも強く惹かれたと語っているが、人類学の研究のために、新婚すぐにポリネシアのファツヒバ島に移住してしまうのだ。

ここでの生活でトールは、南米ペルーにある石像とポリネシアの石像が類似していることや、同種の植物が存在していることなどを発見し、「ポリネシアの住人の起源は南米にあるのではないか?」との仮説を考えるようになるのだ。


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新説への支援者を集めようとするが……
新説への支援者を集めようとするが……

仮説を論文にまでまとめあげたトールは、それを書籍として出版することを目論んでニューヨークで出版社を回るが、当時はポリネシア人の起源は謎とされており、まして南米から船で渡ってきたという説は言語道断。取り合ってくれる出版社が存在するはずもなく、「実際に自分で航海を再現して、認めさせるしかない」という結論に至る。

トールは、祖国ノルウェーで帰国を待つ妻と子どもたちに詫び、クリスマス休暇を返上してまで、自らの夢である航海の資金集めのために奔走する。


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ペルー政府をついに説得してコン・ティキ号を建造!
ペルー政府をついに説得してコン・ティキ号を建造!

思うようにいかないニューヨークでの資金集め。この出航のタイミングを逃してしまうと、気候が変わってしまい計画は水の泡になってしまう……。考えるよりも動くのが先、成せば成ると信じるトールは、資金の当ては無いながらも、出航の地ペルーへと旅立つ。

現地で旧友たちと再会を果たすと、志に賛同して旅の同行を申し出る仲間も現れる。自らの仮説を証明するため、いかだ建造に用いるのは1500年前と同じ素材と技術のみ。最後にはペルー国家の説得にまで成功して全面的協力を得、ついに「コン・ティキ」号が完成するのである。


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■本作が描く勇気とロマンの大冒険に著名人からも熱いコメントが続々!

著名人が寄せた熱いコメントの数々! 「コン・ティキ」は見る者に勇気や感動をもたらす一級のエンターテインメント作品だ。

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■男心を刺激する──
 コン・ティキ号は、“こんなアナタ”を待っている!

“信じたことをやり通す素晴らしさ”や“困難に立ち向かう勇気”を提示する「コン・ティキ」は、男心を刺激するのは確実。コン・ティキ号は“こんなアナタ”を待っている!

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