劇場公開日 2013年10月19日

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「ヒッチコックさながらの秀逸なサスペンス。」危険なプロット bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ヒッチコックさながらの秀逸なサスペンス。

2013年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

9日、渋谷ル・シネマにて、午前11時15分の回を鑑賞。
15日で終映ということなので、焦って観てきました。
客の入りは悲惨なまでに少なく、一割程度。しかし、内容は買えます。今年、観た映画の中でも最高ランクの作品です。
もし、ヒッチコックが21世紀に生きていたなら、こんな作品を撮ったのではないか、と思わせる秀作です。
高校の国語教師が生徒たちに作文の課題を出したところ、一人だけ抜きん出た作品を書いた生徒がいて、その結末は、続く、で終っていたところからその教師は更に同様の課題を出し続ける、教師の欲求はエスカレートし、同様に、その生徒も教師を挑発するように作文を書き続ける・・・、というのが大まかな筋です。
この作品に関心があって、まだ観ていないという方は会社や学校を休んでも、是非とも映画館に馳せ参じましょう。この監督の代表作「まぼろし」を蹴落として、新たな代表作になる可能性、大です。
配給会社の宣伝力不足もあったのかもしれませんが、どう考えても
一割程度の客の入りは間違っています。
皆さん、たとえ二番館の上映になっても、観に行きましょう!

bashiba