「後味いいが長い」わたしはロランス こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
後味いいが長い
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中年になるまで男性として過ごしてきたが、実は性同一性障害で
ずっと自分の性に違和感を抱いていた、と
周りいうことから始まる。
とはいえカミングアウトしたことによって
何もかもがどうの、という流れとも違い
最終的にはそれが無かったとしても
自分たちの関係はこのように終結したのだろうという、
落としどころが私は好きだ。
これがカミングアウトしたから、となれば
あまりにも片方が背負う罪悪感が大きいではないか。
当然いわれのないパッシングや迫害も受ける描写はあるものの、
新たな出会いがあったり
冷たいと思っていた母のかっこいい反乱があったりと
苦しいばかりではない。
とはいえ妻の苦しみ方はなかなかみていてもしんどいものがあった。
最後には自分たちも新たにメタモルフォースできるねという
彼らが切り開いて見つけた道が見えたとうで
視聴してる身も嬉しかった。
しかし3時間は長い。2時間に収めてほしい。
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