プロミスト・ランド(2012)のレビュー・感想・評価
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原発で骨抜きにされるのと重ね合わせて見てしまう。
天然ガスの開発での農場を買い占めるためにやってきた青年が、地元の人や環境団体(実は会社から送り込まれた人だと後々判明)と触れていくにつれて、少しずつ考え方が変化していく。
廃れていくだけの田舎は金で買収されて環境のこと、後世のことを考えずに突き進んでしまうことへの警鐘でもある。
オーシャンズシリーズでのマットデイモンとは違って、大企業で働く普通の青年役は適任。
天然資源の会社って悪なんだ
マット・デイモンの心情の変化、なかなか見ごたえあった。
90億の大企業、天然資源を理由にした土地買収って悪なのね。
環境の保全からは目を背けて、貧乏所帯を下に見て実際の価値よりも安く買い叩く。
一般的にそうなんだろうなと言われているイメージの通り。
そう助長する内容だった。
答えはない・・
めっちゃストレートに表現すると、
故郷とお金、どっちをとるか
どっちかが正解ってことではない。
それぞれの状況、価値観で心は揺れる。
駆け引きをする企業、倫理観から外れた仕業。企業で働く者も翻弄される。
「僕は悪者じゃない」
のっぺりしている。
面白くないわけではないけど、特質すべき点もない。
マットデイモンは良い奴やらせたら右に出る者はいないと思う。顔に愛敬があるのかな?
環境保全団体が出てきて、会社を裏切ってシェールガスは悪いんですとなったら興ざめだなと思ったけど、やはりそうはならなかった。
そうではない事が分かった時に「おっ!」となったけど他は特に何が起こるでもなく、時が過ぎて行った感じ。
人との繋がりもどうやって絆を深めて行ったのか分からないまま、祭りの手伝いをしたり、食事に呼ばれたりしててマットデイモンの人が良いのは分かるけど、何で信頼したのかは分からなかった。
尻軽女の元に戻ったラストも尻軽なので何の感動も得られなかった。
一杯の値段価値。
胸に残るのが、レモネード一杯の値段。
多かれ少なかれ人間は自分なりの価値観を抱えている。
先祖代々受け継いだものもあれば、性格や生活環境からも、
生きていると様々な角度から選択肢を迫られるが、そんな時
人生を見つめ直し考えてみると、自ずと答えが出てくるよ…
…そんなことを囁いてくれるような作品だった。社会問題を
扱っているが、それがメインではなく明確な答えも出さない。
そもそも土地開発と環境破壊はセット商品のようなもの。
自分にとって何が必要不可欠かを選びとる際、最も重要な
要素は、自己の価値観・信念・満足に依るとしか思えない。
シェールガス問題は(何となく)聞いたことはあるが、身近な
問題ではないので詳しいことを知らなかった。貧困にあえぐ
農場地帯がその改革で潤うのは嬉しい話だし、それによって
肥沃な土地が汚染されるのは嘆かわしい話で選びようがない。
しかしそこに生きていたら何らかの選択をしなければならず、
儲け話にのっかっていくのも、本来は自己責任だと私は思う。
簡単に住民を買収できると乗り込んだ大手企業のエリートと、
其々の想いを抱える住民たち。1人1人の賛否と接することで
自身の信念に目覚めていく主人公。かなり正直な作品だった。
マットデイモンは大好きだけど...
マットデイモンは大好きだけど、作品自体は普通だったかな・・・
上層部以外の会社員は所詮会社の歯車で、なんだかせつないですね・・・
アリスの真意がよく分からなかったな・・・
5/10
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