ヒステリアのレビュー・感想・評価
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古いイギリスの雰囲気が好きならおすすめ
イギリス・フランス・ドイツ合作っていうのもヨーロッパならありなんだと思った。どこらへんにフランスとドイツが関わっているのか不案内なのでわからないけど、テンンポもいいし、セリフもいいし、翻訳もよくてクスクス笑った。そしてこんな女性の力で世の中は変って来たし、あんな時代にこんな男性がいたから彼女のような女性ががんばれたんだなと思った。それにしてもオペラ歌手が歌うとこでは笑けた。
加藤鷹ばりのGOD HANDが星飛雄馬ばりに動かなくなり機械の力を手に入れる話。
本作はアダルトグッズの定番、バイブレータの誕生を描いた作品。
加藤鷹ばりのGOD HANDが星飛雄馬ばりに動かなくなる。
飛雄馬は利き手を変えて復活しましたが、本作では特殊な電気装置を開発することで状況を打開します。
バイブの誕生が描かれていると同時に女性の社会進出の始まりも描いている本作。
ドぎついエロではなく、さわやか系エロ。
登場する女性達の「治療」シーンもコメディタッチで下品な話が嫌いな方でも安心して観ることが出来ます。
事実を基にした話とのことですがおそらく脚色が多いと思われ、部分部分の御都合主義的な展開がノイズにならなくもない。
ですが、話の展開自体の意外性は無くその点でも安心して観れる作品でした。
題材がアレですが普通の作品。
正直、可もなく不可もなく。
上映中の映画を粗方観てしまい映画に飢えている方。
オススメです。
モノに歴史あり
冒頭“This story is based on true events”と断りが入るが、これは実話に基づいた作品の場合お馴染みのもので珍しくないのだが、更に“Really”(本当に)と入るのは珍しい。
こう断っておかないと観る人が信じないかもしれない、そういうことだろう。
電動バイブレーター開発秘話。
歴史は19世紀イギリスに遡る。
まさかこれにこんなに歴史があったということに軽く驚くのだが、それより更に驚きなのは、当時女性の気分の浮き沈み、性欲過多、不感症などという症状がすべて“ヒステリー”として片付けられ、症状の酷い女性は病院に入れられ、問題の根源として子宮を摘出されることもあったということ。
まあ、細菌の脅威がないがしろにされる時代だったのだから無理もないのだが…。
“ヒステリー”症状に苦しむ女性に対する治療として性器マッサージを行っていたというのが笑ってしまうのだが、これで思い出すのは『やわらかい手』だ。あちらの舞台は現代だし、対象も男性だが、やっていることは同じ。それを医師がやっていたというのが更なる驚きだ。
扱い方によっては下品になってしまう危険性もあった題材だろうが、恋愛要素を絡めてサラッといい話になっていることに好感が持てる。
跳ねっ返りの女性権利推進論者を生き生きと演じたM・ギレンホールがハマり役。
ジョナサン・プライス、ルパート・エヴェレットいった脇を固める俳優もいい。
モノに歴史あり。
勉強になりました。
爽やかだけど奥深い発明
バイブレーターの発明秘話がメインストーリーですが、
いやらしさは無く、とても爽やかです。
女性の自立もサブテーマとして挙げられていて、
19世紀イギリスの空気感も感じられる
真面目で楽しい映画でした。
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