「.」サプライズ 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。米産、原題"YOU'RE NEXT"。木乃伊取りが何とやらの謂わば“アダルト版『ホーム・アローン('90)』”。オープニング・タイトルは劇中一シーンでの表示のみに止まり、エンドクレジットもキャストのデスマスクと凝っている。DNAを撒き散らすな、ボウガンは二回だけ等、散見出来る伏線っぽい科白やシーンが意味有り気なだけで残念。ただ監督の力量は充分発揮されており、ゴアシーンもマイルドな上、吹き出すシーンもあり、細部に囚われずプロットに身を委ね、大人数でワイワイ云い乍ら愉しみたい一作。65/100点。
・夜になると、髪を下ろし巨乳を薫らせる“オーブリー”役のB.クランプトンを始め、キャスト陣はポルノ関連者が多く、そんな中、“ドレイク”のJ.スワンバーグ、“ジー”のW.グレン辺りが印象深く残った。犠牲者の致命傷が首から上(特に顔面)に集中しているのも本作の特徴の一つ。正当防衛も過ぎると過剰防衛と云う罪になる事をご存知か。
・'11年のトロント国際映画祭で上映され乍ら、じわじわ人気を広める'13年迄、本国米国でもワイドリリースされなかった。クレジットではプロダクション“accountant”が“accountain”とのミススペルが見受けられる。日本版のトレーラーにはミスリードが仕組まれている。
・鑑賞日:2014年6月7日(土)
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