ウォーム・ボディーズのレビュー・感想・評価
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深い
さらっと流しながら観ようかとかけたが中々深いものがある
起承転結ちゃんとしてるしキャストが皆良い
自分とは違うものに対して優しくなれる気がする映画
ほっこりします
悪役という悪役が出てこないのもほっとする
ゾンビ版美女と○獣
好意的ゾンビ
公開時から興味ありやっと鑑賞。
ゆっくり歩くゾンビも今は走って追いかけてくる。近年のゾンビというとなんでもあり。感情を持ったゾンビがいてもいいよね。と思える作品だった。
ゾンビに恋する女の子はストックホルム症候群だったのか。ソンビに好意を持つあたり全く共感できない。意志を持つゾンビを演じるのは難しいと思うし、見ていて役者が演じるゾンビ感が拭えない。
それはゾンビに食われないようになりきってる人間?と思うこともあり映画としてイマイチだった。
※海外ドラマのウォーキング・デッドと比べちゃうからダメなんだ。
ゾンビ映画の未来
ゾンビ目線で描いたゾンビ映画とも言えるかもしれないし、感染者への差別撤廃作品とも言えるかもしれない。また、ゾンビ映画としては変わり種ではあるけど、変革を求めた結果生まれた作品なのだろう。コロナのせいで単なるゾンビ映画は興味が薄れてきたけど、恋愛ゾンビ、変革ゾンビといった社会派ゾンビ作品とは違う視点で作られると、共感せざるを得ない。
偏見と差別といったテーマ性はもちろん感じられるが、あくまでも基本は脳を食べてしまうとその被害者の記憶や感情が移植されてしまうゾンビなのです。言葉を発しようにも思ってる言葉は出てこないし、自分の名前さえも忘れ去っている青年R。通常ゾンビの他にも凶暴なガイコツたちがいるという構図。まぁ、結局は共通の敵ってことですね。
高い壁で隔離政策を取るだけではダメ。もう生きた人間よりもゾンビのほうが多くなってきている世界観。生物兵器によるものかウイルスによるものかといった原因は不明だが、彷徨うばかりのゾンビ目線で恋することで何かが変化。そのゾンビと人間のカップルを見るにつけ、仲間のゾンビも徐々に変化していく。種族の違い、伝染病の隔離政策、様々な風刺をも思わせる作りではあるけど、全ては多様性、ダイバーシティだ!などと考えてもいいかもしれない。
ジュリーの父親役マルコビッチはとても似合ってるし、R役のニコラス・ホルトも上手い。猫背から背筋がピンとする変化も見事だ。個人的には言葉が上手く発せられないところがいいと思った。ゾンビメイクがだんだん薄くなってきてるところも。
ゾンビ映画版「ロミオとジュリエット」
ストーリーの骨格は全然違いますが、何となく「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせる設定です。
世界が一度崩壊したあとに、愛が地球を救うみたいなノリはちょっとぶっ飛びすぎかもしれませんが、私は楽しめました。
むしろこの映画が、単館系の小品で、さほど評価されていないことに不思議な疑問を感じます。
スターが不在で、これといった派手なヴィジュアルもないために、低予算で制作されたのでしょうが、ゾンビ映画に偏見を持っていた私は、その認識を改めました。
むしろ、ゾンビ映画という括りであれば、いろんな可能性を持った作品を比較的、低予算で制作できる状況なのでしょう。
彼らの次回作が大成功を収めることを祈ります。
特に、音楽の使われ方や、主人公のモノローグ、ちょっと笑える描写などは、ラブコメディのそれと一緒です。
軽く、力を抜いて楽しめる作品です。
2014.8.17
なるほど脳を食べるゾンビの理由が
その人の記憶を取り込んで人間の記憶を取り込めるからゾンビは脳を食べるのと噛むだけのやつがいるのね
噛むだけのは仲間を増やしてるのかな?
なんてよくあるゾンビ映画の疑問が解決しました。
この映画はコメディなんて軽い括りにされてるけどゾンビ映画としての一つの答えを提示している。
ゾンビは伝染病だが愛や人間らしさを思いだして人間性を取り戻していくのがとてもよかった。
レコードを聴いたり友達と会話するゾンビってのも切り口としては面白い。
恋愛要素もくどくないのがいいね。
惜しいのはガイコツの存在かな?
ゾンビは伝染病での結果として理由はわかるけどガイコツはなに?笑
存在理由が曖昧なので、ただ人間とゾンビの共通の敵なだけの存在にされてるのはいまいちかな?
冴えないゾンビの恋愛成長物語
ゾンビ×恋愛の異色コラボのハートフルゾンビ映画。
ツッコミ所満載で「なんだそれ」と笑いながら観たけど、なんだかんだ物語としてはちゃんとしてたし、最後は非常に気持ちの良い締めだった。
情に厚いゾンビだったり破茶滅茶な状況をすんなり受け入れる友達が良いキャラしてるし、度々流れる曲のチョイスが面白い。
少しひねりの効いた恋愛映画を観たい人にオススメ。
ユートピアとディストピアの境界線が見当たらない
ゾンビが人間性を帯びていく という有りそうで無かった本筋 は面白い。
んー なんというかそれだけだなという感じ。
生理学的に考えてしまうとどうしても希望は見出せないし(繁殖の面から)、気持ちの落としどころが見つからない映画だった。
過去鑑賞
恋するゾンビ”この斬新さに惹かれ鑑賞しました。
周りの評判のが良かったのも納得出来る面白さでした。
つっこみどころ満載な作品ではありましたが(いくら優しくても彼氏を食べちゃったゾンビだよ?等というツッコミは野暮ですよね)そこはゾンビ映画というよりゾンビ設定を借りたロミオ&ジュリエット風ラブストーリーですので、軽く受け流せれば愉しく鑑賞出来る作品だと思います。
王道的な展開で、しかもゾンビ映画なのに心が温まっちゃったりするなんて、ちょっとびっくりです。
Rを演じたニコラス・ホルト、確かにイケメンでしたね。
やっぱり容姿が優れている人はお得ですよね(;>_<;)
ほっこりゾンビ
再鑑賞。ゾンビラブコメディ。ちょっと話せて思考能力あるというゾンビ設定にほっこりします。ニコラスホルト君がウォーボーイズの時より純粋で可愛いところが見どころ。ちょっとキュンとくるシーンがお気に入りです。
食事の前中後には見たくないけれど、
心がゾンビになった時に見るとウォームハートになれます。
ツッコミどころは一杯。
でも、そのツッコミどころも、誰かと一緒に笑い飛ばしながら見たい映画。
中盤切なくて涙が出そうになりました。
生きているからこそ、心も体も傷つくんだね。”夢”を見られるんだね。
欲のために相手を食らいつくすことも可能だけれど、誰かのために、ほんのちょっとでもうごくこともできるんだ。
映画に現れる”壁”は某漫画やトランプ氏を彷彿とさせるけれど、
心の壁も象徴しているのかな。
攻撃は最大の防御だし、壁を作って守っていれば、”感染”を防げるかもしれないからね。
そんなふうに、笑いながらも深読みしたくなります。
けれど、感動巨編まではいかないライトタッチの映画です。
とにかく脚本がいい。
上記のようにツッコミどころも満載ですが、
主人公Rの語りでぐいぐい引っ張られます。
モノローグではそれなりに話すのですが、
声に出せるのは最初は一語文。だから結構ストレート。
で、それを表情や動きで補います。”ゾンビ”で、表情も動きも硬いはずなんだけれど、たっぷりと表現して見せてくれます。
その間が良い。
そこに、要所要所に心くすぐられる音楽がこれまた良い。
そしてキャスティング。
ホルト氏を採用した時点で、この映画の成功は決まったと言いたいです。
相棒にコードリー氏。強面なのに、おかしい。温かい。
そして、なにげに、マルコヴィッチ氏が、ラストを飾ってくれます。あのポカンとした顔!!!『RED』の印象が強かったから、こんな役が新鮮で、いつかなにかやらかしてくれるんじゃないかと、そんな意味でもドキドキしてしまいましたが、正統派的に決めてくれます。
ジュリーの役は、『ジュリエットからの手紙』のセイフライドさんをイメージしたの?と思ってしまいました。よく見ると似ていないのですが。
演出は、上記のように序盤丁寧に作られているのですが、後半は急ぎすぎ。あれよ、あれよとラストに突っ走る。勢いがいいと言えばそうなのですが、ツッコミどころが次々に出てきます。
まあ、この映画が描きたかったのはRの恋心だと思えば許せますが(笑)。
そして、そんな映画の世界観を支える美術。
特に、Rの家の調度類が肝。Rの人柄(ゾンビ柄)を映像で見せてくれます。
と、ライト感覚でB級映画っぽいですが、作りこんでいる映画。
これを”ゾンビ”映画と認定していいのかわかりません。ホラーとグロを期待すると低評価間違いなし。
コメディタッチですが、”コメディ”映画としてみると物足りない。
ジーンと心が温かく、ほろっと来ますが、”感動巨編”と言うほどでもありません。
ちょっとグロい場面がありますし、設定もばかばかしいので、見る人・見る場面を選ぶかもしれませんが、確かにヒットするのも納得です。
誰かとつながりたくなる、そんな映画です。
意外なラスト
いや、これはなかなかの掘り出し物でした、最後までハートフルな展開。
こう言う素敵なお話はバッドエンドのことが多いので身構えていたのですが、意外なラストでよかった!
いい話でした!!
あと、絶妙なギャグセンスもなかなか良かったです。
ゾンビ映画の体裁をまとった爽やかでキュートなラブストーリー
謎のウィルスで人類の大半がゾンビ化した世界。生き残った人々は街の周りに高い壁を築いて生活している。微かに人間だった頃の記憶が残っている青年ゾンビRはある日壁の外に食糧調達にきた人間たちの1人、ジュリーに一目惚れ、仲間とはぐれたジュリーを匿う。ジュリーのために人肉食をやめ甲斐甲斐しく振る舞うRにジュリーは次第に心開くようになるが、自分の街に帰りたい気持ちが抑えられず・・・。
普通のゾンビと、骨と皮だけの凶暴なボーンズと呼ばれるゾンビの2種類がいるという一風変わった設定はあるものの、ゾンビ映画のお約束とラブコメ要素を融合した青春ドラマで、思春期のワビサビをゾンビ映画のフォーマットで見事に表現。僅かに人間の記憶を残すR君が意味も解らないままアナログレコードを蒐集しているというレトロな趣味を持っている等の設定も相俟って実に愛らしいドラマになっています。
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