サイド・エフェクトのレビュー・感想・評価
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もう一捻りも、ふた捻りも足りない‼︎
久しぶりにソダーバーグの世界観を堪能
ソダーバーグ監督作品、ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ出演という情報だけで見たんだが、なるほど「サイ・エフェクト=副作用」という本作のサスペンスを楽しめた。
薬の副作用という点と、夫殺しにまつわるある犯罪計画に関する副作用という意味で、ダブルミーニングになっている。久しぶりに、ソダーバーグらしい雰囲気を堪能できて良かった。
ジュード・ロウ、ルーニー・マーラの二人はもちろん良いのだが、キャサリン・ゼタ・ジョーンズをキャスティングしたのも、如何にもな配役でミスリードに繋がっていて良い。
前半乗り切って後半スカッと
見事。
主役
起承転結がしっかりとしている映画
サイコアナリスト
サスペンス!
薬の副作用ってこわいんですね・・・
幸福薬の代償
女性主人公が私にとって副作用
自分が知る自分と、人から見える自分と
「未来を取り戻そう」がコピーの薬、アブリクス。
鬱に処方されるこの薬を軸として起きた殺人事件を中心に据え、関係者それぞれの思惑が絡み合った混沌が描かれる。
何かおかしい。仕組まれているように見える。しかし、それは誰が。何を。
見失った未来は取り戻せるのか。
取り戻すこと叶わず失われてしまうのか。
登場人物のほとんどが精神の薬を服用もしくはその経験があるというのは、アメリカならではのリアルなのだろう。
「イギリスでは精神科にかかると病気だと思われる」と劇中で語られるのは、その点について逆説的な皮肉もしくは警鐘にも思える。
そしてこの話、何が怖いかというと、「事実とは自分が体験したものではなく、他者が自分を見て妥当と判断したもの」という現実を淡々と突きつけるところだ。
裁判でも、何故犯行が起きたのかを突き詰めるよりも、周囲の人間にとって適切と思われる落としどころを探す方が重要視される。
立場が悪くなるとき、それは真実がどうだったかよりも、他人にどう見えるかが問題なのだ。
最後にオチはつく。
収まるべきところに収まる。
しかし、後味悪くすっきりしない。
そういう映画。
以下余談。
先月、ホワイトハウスダウンで大統領を救ってた時には、こんなことろでぶっすりやられる姿をみるとは思わなかった、チャニング・テイタム。
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