「急展開の大どんでん返し!」サイド・エフェクト 星織音(ホシ オリオン)さんの映画レビュー(感想・評価)
急展開の大どんでん返し!
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題名が英語で、どんな映画か解りづらい映画です。
日本語に訳すと、『副作用』です。
内容は、夫が、インサイダー取引で刑務所に4年間入り、鬱になった妻の病気が、刑務所から出て来たばかりの時に再発し、ジュード・ロウ演じる精神科医の与えた新薬で夢遊病となり、夫を包丁で刺し殺してしまい、薬の副作用に悩む真面目な話に途中まで見えました。
あまりにも真面目なNHKのドキュメンタリーみたいだったので、前半まで全く面白く無く、途中で映画館を出る人もいました。
ところが、後半から話が急展開の大どんでん返しをします。
実は、夫が刑務所に入っていた時に受診した女医と妻は、レズビアンの関係になっており、刑務所から出て来た夫が邪魔なのと、鬱病の新薬の悪影響を考えた株の暴落とライバル会社の株の値上がりを予想した女医の金儲けの計画だったのです。
残念なのは、あまりにも、前半の真面目な薬の副作用を考えさせられるシーンが長いため、間延びした映画になっています。
前半部分を短くして、女医の登場時間を長くすれば、最高の映画だったんですが。
それにしても、精神科で妻と女医がレズビアンに目覚めて、夫を躊躇なく刺し殺すシーンなんて、不気味でした。
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