「同僚医師達の掌返しっぷりが1番怖い。」サイド・エフェクト MAPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
同僚医師達の掌返しっぷりが1番怖い。
クリックして本文を読む
ジュードロウは担当医として真相を暴き、どうにか家族は取り戻すが、唯一過失があるとすれば、アブリクサを処方する前に、サイトを見て実験結果を確認しなかったところ。新薬処方と引き換えにお金が貰える話にも簡単に乗っていたが、美味しい話には訳があると今回で叩き込めただろう。
エミリーの2面3面に合わせて、ルーニマーラの美貌が七変化して楽しい。動機も、周りの心配を裏切っても良心が揺らがないところも、とことん自己中な図太さっぷりで、ブレインはキャサリンゼダジョーンズだったとはいえ庇う余地なし!夫母は息子を失い、担当医は社会的信用と家族仲をめちゃくちゃにされ、裁判での証言者は騙され、そこまでしても有利な取引に乗り移るだけでなんの謝罪も出てこない。ある意味ほんとの精神病。一生精神病院に住む薬漬け生活もお似合いと思わせる。
キャサリンゼダジョーンズにミステリアスな知能犯役が定着しているから、への字眉の登場からして、ちょい役な女優さんじゃないし、なんか怪しいと見てしまう。目をつけた女性で寂しさを埋めるために、鬱の演技をさせ、担当医を騙してアブリクサを処方させ、夫を殺させ、アブリクサの副作用として無罪になるよう仕向け、更に新薬の製薬会社株でインサイダー取引し儲ける。恐ろしい。
コメントする