ソロモン・ケーンのレビュー・感想・評価
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あれ?契約内容は?
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世界観やストーリーはいいとして、設定の甘さが気になる。
悪魔との契約だが、契約者のソロモンもいつ契約したかわからないっぽいし、邪悪な力も何のことやら。邪悪な力の使用シーンってあったっけ?再び暴力を振るえば云々も契約とは別の単なる自分への戒めって感じでなんかしっくりこない。
また、反魂の術により死の淵より蘇った兄だが、父曰く成功したが別人だったって言うがそれを失敗と言うのでは?
ソロモンとの決着の間際に自我を取り戻すとか思ったがそういうのは無し。普通に別人だったか、ただの人形だったのか最後までわからなかったな。
まぁ自我が戻ったとしても生前からクズだし弟思いでもないからあれで良かったかも。
ラストのモンスターとの戦いはあまりにあっさりし過ぎでめっちゃ残念。個人的にジェイソン・フレミングが好きなんで彼自身に戦って欲しかったな。ビジュアルはけっこう好みだけどね。
っていうか術師を殺してモンスターが消えるのは良いとして、なぜソロモンまで持って行かれるんだ?意味わかんない死に方してそこから生き返ったって頭が追いつかないわ。
それと悪魔とか魔女とかが横行する世界なのに、神とか信仰とかよく言うのに、神が出てこないのはどうかと思う。やっぱり神は救世主じゃなく傍観者か?
神の力を借りて悪魔に立ち向かうとかでも良かったと思うんだよな。
ダークファンタジーにしてはかなりお粗末な内容でけっこうがっかり。
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