「日本のゴジラに敬意を払ったハリウッドゴジラ」GODZILLA ゴジラ miyazaki kazunariさんの映画レビュー(感想・評価)
日本のゴジラに敬意を払ったハリウッドゴジラ
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すごい迫力、圧倒的な映像はもはや日本でこれ以上のスケールで描くことは不可能と素直に脱帽しました。
シナリオも練りに練られた感があり、手直しのしようがない。
映画二作目の作品がこれとは、監督の手腕にも、彼の地の人材の層の厚さにも驚きます。
内容的には
なんといっても、家族愛の話なんだから(笑)。
イチャつく怪獣とか、出産(産卵)、焼き尽くされた子どもを見て泣き叫ぶ母親怪獣とか(笑)。
圧倒的巨大な生物の前には人間はオマケ(ウソだけど)、とにかく徹底的に無力。
なにしろ現実世界で最強の最終兵器が、無力化される設定が秀逸(ついでに電磁パルスで電子機器も全てアウト)。
これによって米軍がオモチャの兵隊と化している。
なすすべなしのパニック映画。
ビルの壊し方も凝っていて、バラバラと墜ちる感が、日本版の瓦を彷彿とさせます。
倒壊させてしまわないところが芸が細かいナー。
ラストは神々しいまでの巨大なパワーになぜか自然と涙がこぼれてしまう。
娘は「ゴジラかわいそう」と言ってました。
次は3Dで観てみたいと思います。
家庭で観るなら、低域までよく再生できる良質のスピーカーが必要。
この映画を悪く言う人もいるけれど、それはおそらく国粋主義的嫉妬からであって、「ゴジラ ファイルウオーズ」とか観たことないに違いない。
それはもう子供騙しとしてもヒドいよ。
初代「ゴジラ」も当時としてはともかく、現代では・・・。
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