「復活に感謝!しかし満足度は低い!」GODZILLA ゴジラ やまりんさんの映画レビュー(感想・評価)
復活に感謝!しかし満足度は低い!
50年間ゴジラをスクリーンで見てきました!
ゴジラ復活が楽しみで、7月25日!封切日に、わざわざ休みをとって観に行きました。今度のゴジラはBEST3には入る傑作であろうと予告編を観て期待をしていました。しかし、昨年観たパシフィックリムの感動を超える事はありませんでした。モスラ対ゴジラやゴジラVSビオランテを見た時のような高揚感もありませんでした。IMAX3Dで鑑賞したのでそれなしの迫力はありました。
まずストーリーは、怪獣フリークなら良く知っている平成ガメラ三部作の焼き直しの様でした。ゴジラはガメラで、敵であるMUTOはギャオスとレギオンを足して2で割ったような怪獣。卵を産んだり子育てをするのもギャオスに似ていましたね。空を飛ぶ姿も!
ストーリーは日本のゴジラやガメラの方がはるかに面白いものが沢山あると思いました。
芹沢博士の渡辺謙は、GODZILLAとそれを呼んだだけで、あとは何をしたのやら・・・。とにかく、GODZILLAとMUTOの正体や因果関係が曖昧で、最後まで何かすっきりしませんでした。
過去の原水爆実験は、GODZILLAを殺すためと言っておきながら、人間の敵はMUTO!そして、何故かMUTOを倒すために戦うGODZILLA。ガメラとギャオスのように因果関係をちゃんと劇中で説明してもらえないと駄目です。パシフィックリムでもKAIJYUが何故、地球にやってきたのか、イエガ―がどうやって誕生したのかがきちんと描かれています。
今回の、GODZILLAは、破壊と格闘と家族愛それで終わりです。
怪獣マニアをバカにしてはいけません。たぶん、怪獣マニアで無い人も、この映画に物足りなさを感じたと思います。
この映画を見て5つ星を付けるのは関係者の方ですかねぇ?
大好きなゴジラだけに残念な出来栄えでした。