「本当は日本で作るべきだけど…」GODZILLA ゴジラ harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)
本当は日本で作るべきだけど…
ゴジラに関しては多分日本が一番うるさい筈だ。
日本が世界に誇れるキャラクターであるゴジラは、中年層以上の映画ファンには特に思い入れがある作品なのではないだろうか?
私も子供の頃ゴジラはよく劇場で観させてもらった。
なのでその頃のゴジラを求めてしまう気持ちが正直ある。(あの時食べたあの味が忘れられないみたいな…)
その気持ちは新作を観る上ではとても邪魔になることは分かっているのだが、どうしても厳しく観てしまう。
日本公開が遅いのも日本のハードルが一番高いことを理解していたからだろう。
そして本作…。
絶賛ではないが一応の合格点はあげられるのではないだろうか。
子供の頃のあの感じ「ゴジラ頼む!」「ゴジラ頑張れ!」感は出ていた。
そうそうこの感じ!!ゴジラってそうだったよね。と思いつつ、真っ直ぐな目でスクリーンを見つめる少年時代の自分の姿が思い浮かんだ。(とても映画的)
そして少しだけ気になったのはゴジラのルックスかな…。
大きさはOKだけど、あの太さは如何なものか?もう少し細くてもよかった気がする。
なんかゴジラって怖いんだけど優しいみたいなのところがあって、そこが子供たちにも愛される理由にもなっていたと思うんだけど、本作のゴジラはちょっと顔が怖い気がした。果たして子供たちの反応はどうなのか?気になるところだ。
あと前半もう少しサクサクと言うか手際良く出来なかったものかと思う。
昨年公開したKAIJU映画の傑作『パシフィック・リム』以上とまではいかないが、まずまず満足出来る内容だったと思う。
なんとすでに続編が決定だそうで。
モスラやキングギドラが登場するとか…。
これはまたまた楽しみです。
双子が歌ったりしたら涙がチョチョギレること必至だな!(笑)