「咆哮を聞けて嬉しかった。だがそこまでだ。」GODZILLA ゴジラ ボラギノールさんの映画レビュー(感想・評価)
咆哮を聞けて嬉しかった。だがそこまでだ。
肉とバターとボテトを食べて育ったゴジラ?がゴキブリを叩き潰すだけの映画。格闘シーンも微妙。倒し方も外人さんが好きそうなスプラッター、敵怪獣へのリスペクトもない。『楽しかったね』言うのはカップルのみである。ワクワク顔で入場したおっさんどもの顔は帰りには無表情になっていた。メーサー戦車みたいな兵器もなく、音楽も迫力重視で神秘性がない。哲学もない。単なるハリウッドモンスターだ。ゴジラを撮影するにはアメリカの精神は未熟すぎる。
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kunta21さんのコメント
2014年7月26日
おっしゃるとおりで
アメリカ人には「ゴジラ」は作れませんね。
そもそも 1954年に日本で公開された「ゴジラ」はアメリカでは内容が大きく編集され
1955年にアメリカで公開された「怪獣王ゴジラ」はまったく別のストーリーに改変された
作品でした。
水爆実験へのアンチテーゼやメッセージがこめられた オリジナルの「ゴジラ」がアメリカで公開されたのは
2005年のことでした
そして 今回のハリウッド版のゴジラも 福島原発や東日本大震災をイメージさせる大津波など東北に人たちには見て欲しくない演出と、最後は「ピカッ」とメガトン級の核を爆発させるという安直なアメリカ人の核兵器信望を見せつけ それでありながらサンフランシスコやゴジラは無傷で・・・・