劇場公開日 2013年11月23日

かぐや姫の物語のレビュー・感想・評価

全207件中、181~200件目を表示

5.0もの悲しいけど映像音楽は素晴らしい!是非劇場で見ましょう!

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

かぐや姫の一生をとても美しい映像と音楽で描いた作品。 小さな娘がいる自分にとって、姫の成長と別れは様々な思いが入り乱れまくりました。 産まれてから成長する過程をゆっくりした時間で描くことで、姫に対しての親心的なものが沸々と芽生えてしまいました。 ですが、一歩間違えれば退屈なものに映ってしまうかもしれませんね。 実際、会場に連れられてきていたお子さんは2時間強という時間に耐えられず声を発する事もしばしば^^; それにしても声優陣が非常に良かったです。最近の萌え系の声優では成立しなかったでしょう。地井武男さんの声にも考え深いものがありました。主人公役の朝倉さんを始め、すべての登場人物が雰囲気と声がマッチしていて違和感感じること無く見ることができました。 ジブリ作品はもののけ姫以降、余りにも超越過ぎる内容で今一おいてかれてばかりではありましたが、慣れ親しんだ竹取物語を映像化する事で、見る側にも適度な考察の余韻が残されているのも良かったかなと。 あ、そうそう、観に行く前に今一度竹取物語の内容をwikiっとくことをお勧めします。 =============== ココから下はクライマックスに関わる内容なのでネタバレ注意です。 =============== 皆さんがおっしゃられている通り、最後のシーンにおける音楽の素晴らしさは絶品です!華やかなメロディーと楽しげなリズムがクライマックスの悲しいシーンと、不思議と調和がとれていたと思います。こりゃCD欲しくなるわ・・・。

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もうますさん

5.0苦しい

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

単純

難しい

わたしにとっては凄く、心にひっかかる映画でした。けど、何がそんなにひっかかるのかよくわからない。例えば、まるで自分の事を描かれてるようで、後からじわじわと苦しくなる。 けど、観て良かった映画でした。もう一度観て、このひっかかる気持ちが何なのか、理解できたらいいなと思います。

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赤沙汰な破魔矢らわ

4.0ブルース・リーの名言

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

考えるんじゃない。感じるんだ。 この作品にはブルース・リーのこの台詞がよく似合います。 かぐや姫の物語というタイトルとは裏腹に、この作品は物語そのものを楽しむようにはなってないように思えます。 これは情緒を感じるための物語なのです。 だからこそ、手描きに拘って四季を野山の自然を丹念に描写しているのでしょう。 その移ろいゆく季節の描写は枕草子もかくやと言いたくなります。 季節とともに草木や花、鳥虫獣といった生き物たちも様相を変えていく姿に、日本の古くからの情緒があるのです。 かぐや姫の感じた、そしてこれからも感じていたかった情緒を観客である我々も感じることで、彼女の心の動きがと自分のそれを重ね合わせ、劇中の登場人物との一体感が得られる。 これはそんな作品では無いのでしょうか? またそうでなくては、かぐや姫の行動と、それに伴う物語の流れの本質を見誤ることでしょう。 ですから画面から情緒を感じ取れるかどうかで、この作品の評価はガラリと変わるでしょうね。 情緒を感じ取れ無い人には、只々退屈でしかないけど、情緒の分かる人には感動の余韻を味わえる事でしょう。

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ブレイブ

5.0贅沢の探求

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

「お金は好きなだけ使っていいから好きなものを建てろ」と言われたら? 広大な敷地に豪奢な宮殿と花咲き乱れる庭を造るか、 はたまた果てしなく高い摩天楼でも造ろうか、 そう考えそうな所で書院造の質素な屋敷と日本庭園を造ってしまった。 そんな感じのアニメ。 たかが御伽話一つにこんな時間をかけて、 あんなに色々と余白を残して何が名作だよ、とお怒りの方も多そう。 でも私はその余白にこそ高畑監督の世界が詰め込まれてるんだと感じさせられた。 こんな贅沢の仕方をする人が今の時代にもいた事に吃驚、 これを許したスポンサーの皆様にも吃驚。 興行的にはともかく、映画史に名を残す作品となるのは間違いないと思う。

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yagurasawa

5.0見ておくべき作品。

2013年11月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

「まんが日本昔話」に2時間20分はさすがに長い気もしますが、それでもこの作品はお金を払って見る価値があります。 老若男女誰でも知っているお話に、日本のアニメーションの渾身の力を込めたこの一作が、どんな世代や性別にどう響くのか、それをお話するのも一興でしょう。 個人的には、アニメ版柳原可奈子のような侍女(でいいのか?)の存在が気になって仕方がありませんでした。 止まっているだけなのに可笑しい。

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がらだま

4.5滅茶苦茶豪華な「まんが日本昔ばなし」

2013年11月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

「流麗とはまさにこのこと!」と言わんばかりにアニメーションがゆるゆると!気持ちよく!流れ動きます! 圧倒的な表現力!淡くも躍動的な色彩! 水彩画の世界がそのままの質感で以って動き回るってだけでもう感涙モノですよ! ちょいと溜息が出ちゃうぐらいに美麗というか。 その表現力で充分な説得力を持たせてくれるから物語にもスルスル没入出来ちゃうんですよね。 声優陣も実力者揃いでね、特に地井武男の演じる翁がね、もう最高です。 地井さんの感情が溢れまくり迸りまくりで、泣いてんのか笑ってんのか判別不能な叫び声が聴けちゃいますよ。 でね、その翁がずっとそんな感じなもんだから、かぐや姫の存在を超越してしまってて、こう、もうね。俺はそっちに照準が合っちゃったんですよ。翁と媼サイドに。かぐや姫よりも。 だからなのか、ラストはもう翁と媼の気持ちというか、溢れ出るかぐや姫への娘としての思いというか。まさかまさか、それで泣いてしまいまして。涙が頬を伝うという。 いやいやいや。かぐや姫で泣かされるなんて。 いやぁね、うん。贅沢なひと時でした。良かったです。

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ロロ・トマシ

0.5最低…

2013年11月25日
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鑑賞方法:試写会

寝られる

『かぐや姫の罪と罰』とは何なのか?…を焦点に楽しみにしてたのですが、大した内容ではなかった。 30分あれば事足りる昔ながらの『竹取物語』を2時間17分かけて観せられ拷問…苦痛なだけで子供は飽きるし、まわりの大人もアクビ連発でしたね。 あの映像も嫌い…ジブリはいつから『まんが日本昔ばなし』をやるようになったの? この作品を公開できるジブリの名前だけは偉大だなと思う。 あと地井さんの声が聞けて良かった…

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氷のゆっくん

5.0ここ10年くらいのジブリベスト

2013年11月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

素晴らしい、としか言いようがない。死んだような竹取物語からこんな豊かな、感情を揺さぶる映画ができるなんて。ましてや、「姫」といったら宮崎駿の専売特許みたいなところもあるが、誕生から別れまで、ひとりの女性の成長物語として、宮崎駿の上をいっていたような気がする。「赤毛のアン」のアンのように世界を輝く眼で捉え、そして成長していく女の子の物語と、幽閉されてしまう「姫」の物語。そして絵柄は「山田君」よりもこの題材にぴったりで、まさにキャリアの総決算にふさわしい題材だったんだな、と改めて思った。 自然描写よりも、人物描写に目がいった。姫の驚き、拒絶、怒り、喜びは、まさに生き物のようだった。で、ああいった隙間のある抽象的な絵柄だからこそかもしれないが、声優の質の高さが発揮されていた。 姫を演じる朝倉あき、捨丸を演じる高良健吾(今年実写最高峰『横道世之介』コンビ)、このチョイスが素晴らしい。俳優から表情を奪う声優という作業は、実は、俳優の性格をもっとも映し出すのではと思える程良かった。 こんなに雑念なしでどっぷり世界に浸れた映画は何以来だろうか。何より宮崎駿からすっかり消えてしまった意志、貫き通す志の強さに感動した。多分に実験精神溢れすぎる感じはしないでもないが、ものをつくる、というのはこうするのだという強靭な精神で、美しい成長物語を見れて背筋が伸びた。多分、むかしポールグリモーの『やぶにらみの暴君』なども美しい話と実験精神の結合だったんじゃないか。高畑勲の総決算にして原点回帰だったのかもしれない。あと何回観に行こうか、というところだ。

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ONI

5.0感動した!

2013年11月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

竹取り物語を古典で習っていたので、話がすーっと入ってきました。 翁と媼のかぐや姫に対するそれぞれの接し方がとても異なって印象的でした。 また、自然を愛するかぐや姫の姿も自然と親しんでいる人には共感出来るものがありました。 自分は2回泣けるシーンがあり、そこで涙が出てきました。 すごくいい映画に出会えて良かったなと思います。久しぶりに映画で泣きました。 日本の和や昔の日本の暮らしに触れられる作品でした。ぜひ見ることをおすすめします。

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こーdai

5.0内容批判する人はおかしい

2013年11月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

感動しました。 エンディング聴きながら涙が止まらなくなりました。 周りに子供が数人いましたが、子供は途中から飽きていました。 内容について批判する人に関しては、レビューを書かないで欲しいです。 この映画はもともとの竹取物語を忠実にアニメーション化しています。それを理解していないのでしょうか? まさか竹取物語でここまで感動し、泣けるとは思いませんでした。 子供ではなく、大人の方に観てほしい作品でした。

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大森

5.0現世とあの世

2013年11月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

かぐや姫がなにかに向かって疾走する、そんな予告編を 見たとき、なんかぼよんとした絵のタッチに違和感をもった。 だから、もしピカデリーの特典でみることができなければ、 そのままスルーしていたかもしれない。 でも、その映像も5分もするとなんともいえない幸福な気分 になった。竹の子の成長していく姿、鳥や虫や獣といっしょ になって生きていく姿、お兄さんに淡い恋心を抱くところも 水彩画のような映像が実に瑞々しく描き出す。 ストーリー的には、僕が知っている「竹取物語」のアウトライン には違いはないのだが、なぜ、こんな現実離れしたシュールな物語を 昔の人は創ったのか、すこしわかったような気がした。それは現代の 僕らも同じように感じることではあるのだが。 地球(現世)は混沌としている。金や権力に埋もれてしまう可能性も ある。だけど、生きものがいて、春夏秋冬があり、恋もある。 つまり、悲しみもあり、そして、大きな喜びもある世界なのだ。 月(あの世)には混沌も混迷もない。実にハッピーな状態だけが ある。それが常態化した世界。つまり、悲しみがない代わりに、 大きな喜びも感じることがない世界なのだ。 かぐや姫はその両方を見てしまったのだ。 だから、揺れ動く。そんな罪と罰。 瑞々しい映像と共にそんな哲学的、宗教的な映画だと感じた。

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xtc4241

3.5罪悪感の物語

2013年11月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

本物の原作を原文通り読んだことがないのだけど、自分が絵本や昔話で読んで知っている「竹取物語」と大筋のストーリーは同じだった。 ただ、自分が知っている物語から零れ落ちていたのか、あるいは想像していなかっただけなのかは分からないけれども、この物語では、自分の望まない人生を歩まされることに伴う違和感や、自らを守るために行なったことによる罪悪感や後悔の念、自責感を抱く、とても「人間臭い」かぐや姫が描かれていたように感じた。 とても悲しい物語。それでも、子どもには見せるとしたら、こっちの方を見せたいと思った。

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MMTL_D

0.5「ジ◯リ」の名前が無いと見ない

2013年11月24日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

よくわからない映画でした。 内容もよくわからない。 この映画で、何をしたかったのかもよくわかりません。 これからご覧になる方は、ジ◯リの名前に、期待しすぎない方が良いです。

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loptr

4.0日本の美しさの良さ、穏やかに楽しめる映画

2013年11月24日
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楽しい

幸せ

美しい風景描写、緩やかに流れる舞台進行と時間を感じさせず見終えることができました。唯、エンディングはもう少し工夫があっても良かった気がします。

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tuku

4.5生きるために生まれる

2013年11月24日
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泣ける

悲しい

幸せ

姫は何でこの世界に来たんだろう?回りを不幸にしただけじゃん? でも、姫を育てている時の喜びが味わえたのなら、最後にあんな結末が待っていても幸せだったのかも?命や財産を失っても手に入れたいと思う程のトキメキも大半の人間は味わうことなく生きるのだろうし、一生忘れられない子供の頃の切なく甘い思い出も今から持つことはできない。 うん、皆幸せにして貰ってる。でも、物凄く罪つくりだね…。 自分は何の為に生きてるの?私は何をしてきたの?何の為に生まれて来たの?虫は考えてない。でも生きる為に必死だ。擬態をしたり、体が切れてもそっから再生するとか、ハタから見るとそこまでして生きる価値あるの?ってちょっと思うけど…生きなきゃ駄目なんです。 生まれて来たんだから意味なんて関係ありません。虫も人間も生まれて来た事に意味なんて無いんですよ。 でも、安心してください。生きる事に必死だったら回りが色んな意味を勝手に作ってくれます。君は僕の為に生まれて来たんだ。とか、地球を救う為だとか?えー、嫌だよ!と思っても大丈夫、生まれた物は全部いつか来た場所に帰れるんだよ。 何て勝手に解釈してしまった。この映画子供を亡くされた方には凄く胸に堪える映画だと思った。でも見て欲しい。きっと救いがあると思う。そんな事もふと思った。 隣の席に4つ位の女の子がいて途中退屈して暴れまくっていたが姫が月に帰る場面で号泣し始め、明るくなっても、「姫帰っちゃった~」と号泣し続け、これ、可愛い過ぎるじゃないか!女の子は生まれた時から罪つくりだね。さあ、これからいっぱい罪つくれ!

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ころけーしょん

3.5まとまっている=面白いではない

2013年11月24日
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楽しい

「かぐや姫の物語」はほとんど監督の最初意図したとおりの完成作品なのではないだろうか。絵がみごとなのはもちろん、物語の運びも無駄がないし、主人公のかぐや姫の感情や動機もはっきりと伝わってくる。いつもの彼の作品同様に、現代人への批判(本当の意味で生きているとは何かや、親の愛情と欲望の勘違い等)と自然賛歌のメッセージもしっかりと織り込まれている。 高畑監督の作品はどれも、「アニメーションとは何か」という批評性がある。宮崎監督の作品が今のジャパニメーション的なもの、「アニメ」の原点だとしたら、そういう所とあまり関係のないところで、「アニメーション」というジャンルの可能性について考えている映画監督。それが高畑監督のような気がする。 例えば「おもひでぽろぽろ」や「火垂の墓」を見ていると、アニメーションでこそ現実の風習を事細かに描くと、抽象化されて、いつまでも古くならないのだという事に気づかされる。(実写だと1945年を舞台とした戦争映画を撮ろうとしても、役者の顔やその時代の映像技術だとか、映画が撮られた時代がどうしても映りこんでしまう。) そんなアニメーションの本質という事を常に考えている高畑監督だからこそ、漫画やアニメーションの原点にあたる日本人古来の絵巻物への興味があるのだろう。そしてその関心の延長線上に今回のかぐや姫の絵柄も存在する。 本作は彼の好きな作家、フレデリック・バックやノルシュテインらのように「絵が動く」事の面白みそのもの、つまりアニメーションの快楽の原点に挑戦している作品だとも言えるだろう。その試みも見事に成功している。 ただ、同時になんというか、そのどこをとってもな「まとまりのよさ」が「優等生」的に感じるのは私だけだろうか? 宮崎監督の作品は、特に後期の作品はかなりいびつと言ってもいい。物語の運びもキャラクター造詣も破綻がある。試行錯誤の後がそのまま残っているような作品ばかりである。でも、その中にアニメーションとしての圧倒的な魅力に溢れた「動き」や「イメージ」があり、その濃縮された「やりこみ」に狂気さえ感じてしまう。そこが誰にもまねできない。宮崎監督の映画でないと味わえないものになっている。 もっとシンプルに言えば、宮崎監督は全身全霊で命を削って作品を作っているが、高畑監督は作品に対してもっと客観的だという気がする。知性的ではあるが、それゆえ作品に「熱」を感じないのだ。 映画とは本当に「整合性」だけが大切な要素なのだろうか?そういう事を二人のジブリの監督の作風の違いから考えさせられる。

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moviebuff

5.0最後は涙涙でした

2013年11月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

これは子供にはよく分からないかも。実際、小学3,5年の子供たちはよくわからないと言ってました。私は最後の方は涙涙… 夫もやはり最後の翁と媼との別れのシーンにはぐっと来るものがあったと。 かぐや姫の感情の表現。こちらまで切なく感じました。また、かぐや姫の疾走シーンは本当にすごいものを感じました。もう一度見に行きたいですが、高畑監督のすごさを改めて実感しました。 映画は長時間なので、トイレに一回は途中で行く可能性が高いです。水分摂取に気を付けてください。でも本当にいい映画でした。

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レイン坊主

5.0切なくて美しい!

2013年11月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

音楽の原点、衝かれるがごとく声に乗せて響かせる歌を通して、 人間の悲哀と笑顔の輝きを繊細に積み重ね、 うたかたの至福を命に刻んでゆく姫の姿を魅力たっぷりに形成。 そして訪れるクライマックスのなんと悲しいこと。 ワッと泣いてしまった。 日本画の中に入り込んでしまった感覚になる作画の完成度が素晴らしい。 そこから滲む生命感がスゴい。 見事な作品をありがとう高畑勲監督!

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AKIRA

3.0前半睡魔…

2013年11月23日
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悲しい

絵がすごく綺麗だった。 水墨画みたいな美ししでこれは満足。 けど、なんともお話が…。 竹取物語ってキチンと読んだ記憶なくて沢口靖子の映画でUFOが出てたのうっすら記憶にあったんですが…こんな話だったんですね。 なぜ、今、竹取ものがたり。 監督が昔できなかったから今作ったのか。チラシに姫がなぜ月から地球におとされたのか、をかつては描きたかったって言ってたけどそうした方が俺ジナルでもっと面白くなったんじゃないかな〜。 絵が綺麗すぎて余計に眠くなりました…。

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peanuts

4.0大人が見る日本昔話

2013年11月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

前回他の映画を見に行った時に無料のかぐや姫の物語DVDをもらい、何度か見た後に今日見てきました。 何と言っても映像が素晴らしかった。登場人物の表情と動きが研究され尽くしたものだと感じました。 劇場には子連れで来ている方も結構いましたが正直子供には難しいと思います…。小さい頃に本で読んだ竹取物語と内容はもちろん同じだが子供の時に本やテレビで見ていて大人になって改めて見るからこそ分かる愛情だったり感情は子供には感じ取れないかと思う。 今日見に来ていた子供たちも大人になってからもう一度見ると違った視線から感じれるのではないかと思います。 何より主題歌が心に響く。とてもいい曲で☆を追加しました^_^

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nomanoma