かぐや姫の物語のレビュー・感想・評価
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映像もストーリーも美しい
竹取物語のお話は知っていたけれど
最後月へ帰ってしまう悲しいおとぎ話といった印象で
あまり興味がありませんでした。
でも、この作品は人情というか生き様というか愛をたくさん感じることができました。
花が咲いたり
虫が飛んだり
風がふいたり
カエルがないたり…
そういうあたりまえのことがとても感動的な描写で描かれていてじいいいんとします。
すべてのキャラが魅力的。
いつの時代にもプレイボーイはいるんだなあと思ったり
帝のあごに驚愕したり
すてまるそんなに妻子一瞬で捨てちゃうの!?と思ったり
冷静に突っ込む私も同時にいましたが、泣きました。
罪と罰ってなんだろう?
罪が地球にあこがれたことで
罰が地球へおくられたこと?かとも思ったし
多分それも間違いじゃないけど、
喜怒哀楽に興味を抱いたことが罪で、
それを味わされることが罰だったんじゃないかなあと個人的には思いました。
笑ってこらえてをみていたから余計に
ここでこの音楽やっぱりいいわーと再確認したり
ラストの悲しいのにパレードっぽい音楽に胸が痛くなったりしました。
とにかく、すんごいよかったです。
でももう1度みるには心の準備が必要かも。
映像がきれい
最初は絵に違和感があったのだけれど、だんだんそれが慣れていき心癒されるように。
野山の美しさや、野花や獣、小さな農家や田んぼの風景にはこの絵がぴったり合ってる。
日本人の心象風景っていうか。
赤んぼが裸なのもいいね。
好きなシーンはやっぱり…
てことでこのレビューの続きはブログに来てください!
映画・本があれば幸せ~HAPPYLIFE~
高貴な姫君だって、汗をかくし・・
映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)から。
原作はもちろん「竹取物語」。
生まれてからの成長があまりに早いので、
一緒に遊ぶ仲間たちから「タケノコ」とあだ名されながらも、
自然を相手に朝から晩まで駆け巡る元気な女の子から、
都で高貴な姫君に変わるとき、眉毛を剃り、お歯黒を施すシーン。
姫君は、激しく動き回り、汗をかくこともないから、
額からの汗が目に入るのを防ぐ眉毛は必要もないから剃るらしい。
また、歯を出して笑うのは、高貴ではなく下品ということなのか、
お歯黒をするのは、そういう意味があるらしい。
それを知って、かぐや姫が「高貴な姫君は、人ではないのね」と呟く。
さらに続けてこう叫ぶ。「高貴な姫君だって、汗をかくし、
時にはゲラゲラ笑いたいことだってあるはずよ。
涙が止まらないことだって、怒鳴りたくなることだってあるわ」と。
公家など高貴な人たちが、眉毛を剃ったりお歯黒をする意味を、
とてもわかりやすく教えてもらった。(笑)
もう一度、図書館で「かぐや姫」を探して読んでみようかな。
帝のアゴ
桜のように綺麗な人の物語り
アニメーション映画は、幼い頃から殆ど観た事がなく、しかも一人で映画鑑賞したのも初めてでした。かぐや姫のお話しは、絵本、観劇を幼い頃に見ていました。
映画にある、かぐや姫の罪が気になり一人で映画館へ向かいました。はっきり言って何が罪か解らない部分も多かったんです。幼い頃は、ただ竹の中からお姫様が産まれ時期が訪れたから帰るべき月へ帰ったお話しだとしか印象がありませんでした。
今回、映画を観て少しだけ、自分と重ねてしまいました。血の繋がりや、親子関係、幼なじみとの関わり。何故か懐かしく涙が流れました。
産まれたばかりの、かぐや姫の成長は、子供を産んだ経験のある私には、とても愛おしく、懐かしく、ミルクの香りまで蘇り声を出して泣いてしまいました。かぐや姫は、どんどん成長してしまう。もっとゆっくり大人になってと、やるせないけど暖かい気持ちに成りました。アニメの動きの人間らしさには、驚きました。
かぐや姫の美しさから、我を忘れ財産に目が眩んだおじいさんも、私には、親の優しさとしても映る部分がありました。娘に幸せで生活に困らない環境を与えたかった部分もあるのではないでしょうか?私は、一概におじいさんを責められなかったです。
反対に、かぐや姫の気持ちを尊重したおばあさんも結局愛情面では、おじいさんと同じ思い、娘を思う愛情だと感じました。
かぐや姫は、おばあさんに心を開いていた感じですが、おじいさんの気持ちも理解していたと思うのです。ただ、結婚は大切な人としたかったと思います。故にプロポーズしてくる男性に、無理難題を伝えたのが罪なら、はっきり断れなかったかぐや姫には、当たり前の事に思えました。おじいさんの手前断れない。なら、出来ない事を伝えれば、本気出ない男性は逃げるか、卑怯な手段を使う。そんな事より、かぐや姫の心の中には、捨丸という、かけが得ない存在しか初めからいなかったんだと思えました。
愛した大切な存在を簡単に忘れる事など出来ないのが、かぐや姫だと感じました。少なくとも、かぐや姫には、地位も財産、財力そんなものに、目は行かなかっただけだと思います。産まれ育った場所の懐かしい景色の中に、思い出だけを重ねてひたすらに、あの頃へ帰りたいと願ってたのではないでしょうか?解らないのは、月で犯した罪が何か私には、解りませんでした。
ただ、捨丸との再会は、現実よりも、夢の中での再会のような感じを受けました。
それゆえ結局別れ別れになり、未来を見なかったゆえ月へ戻る時を迎えてしまったのではないでしょうか?月の世界へ必死に帰さないよう願うおじいさん、おばあさんの姿に、紛れもなく親の姿を感じました。わが娘を離したくない必死の姿に涙しました。
親子とは、血の繋がりだけでは、片付けられない絆を感じ涙しました。し、私も血の繋がらない祖父母、実の母親に、いつも優しい彼の母親や、育ての父親に、あまり記憶のない実の父親で育ちましたから、かぐや姫の気持ちが解る感じがありました。かぐや姫の記憶が無くなると話していましたが、私には、残ったように思えました。残っていて欲しいです。自分の記憶に鮮明に残る相手とは、それだけ過ごした時間ではなく、関わりの密度だと、例え1年でも関わりの密度が深ければ30年過ごした人間より勝ると思います。少なくとも、私は、そうです。
ピンクの桜や、ピンクの着物、無邪気なかぐや姫の印象の強かった映画でした。また、音楽がやはり懐かしく感じ、不思議な映画でした。
号泣
日本の良きアニメ
原作に忠実
おばかばっか
映画館で観られずすごい期待していたから、余計に残念!
登場人物がみんな変すぎる。ってかバカ?
姫のことなど微塵も考えないで行動してるくせに「竹林でお前を手に取ったあの日から!」とか声高に叫んじゃうエゴの塊の爺。
姫の気持ちに気付きながら爺の暴走を止めようとも本気で姫の力になろうともせず(爺の目を盗んでちょっと前の森に連れてってあげるとかさ)、いい人ぶってニコニコしてる婆。
「月に帰りたくない!」という姫の気持ちも全然わからない。
だって置物みたいに飾られてるだけで本当に会いたい友達にも会えないし自分のやりたいこともできないし、ってこんなにつまんない毎日なのに帰りたくないわけなくない?
「生きるために地球に来た」とか言ってたけどこんな生活じゃ死んでるのと一緒でしょ、飼い殺しっていうの?
こんなこと言っていいのかわからないけど皇太子妃雅子様を思い出してた。
もっともっといろんなことができる人だろうに。
捨丸の声が高良健吾だったから内容つまんなくても最後まで見たかったけど、爺の存在がとにかく胸糞悪すぎてやめちゃった。
映画館行かなくてマジ良かった。
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