「わけもなく泣いた方へ、ついでに爆笑されたおひとへ」かぐや姫の物語 WanderersFromEaseさんの映画レビュー(感想・評価)
わけもなく泣いた方へ、ついでに爆笑されたおひとへ
つくった映画でなくて、「つくらされた映画」ですネ。
かぐや姫が「天から下された子」のように。
この時機に公開をあわせてくるなんて、本当に奇跡的。
高畑監督や鈴木P、朝倉氏のインタビューや、夢と狂気の王国をみて、
思いと理屈づけはそれぞれですけれど、作り手たちだって
顕在意識では自覚できてない様子が伝わってきます。
「「つくらされて」」なんとか完成しちゃったよ、 こんな感じ。
普通の理屈じゃわけわからんのですって、この映画。
かぐや姫がなんで地球にきたの? の答がこの映画らしいですけれど、
おかしいですよね。だって、罰で地球に落とされたのなら、
あんなに「天から」「あからさまに」「手厚く」サポートされないし、
あんなに超短期で戻れるような「罰」ですむような「罪」って変ですよね。
じゃあ、いきいきとした生命を満喫して楽しむために、
地球テーマパークの超短期ツアーに参加しました、という理屈は?
でも、そのツアーのサポートとして、天から「金銀財宝」が翁に下されたのは矛盾しますよね。
「金銀財宝」は都への生活へと誘導するけど、捨丸との生活へ進ませるには否定的な「サポート」ですよね。そうすると、この超短期ツアーのテーマは、生命満喫ではなくて人間社会短期体験と、あえて解釈できるぐらいよねー。
さっときて、テーマパークにはまる前に、さっと帰る。
原作では、「用」があって来たので、「用」が済んだらさっさと帰る
という文脈だけれど、この映画では「用」には全く触れていませんよね。
だから苦しいあえての解釈。
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スタジオ "GHIBLI" の命名自体が可笑しい。
大天使ガブリエルは告知を司る天使ですもんね。
では、なんの告知なのか? 誰へむけての告知なのか?
ここで、ギブリとはイタリア語のsciroccoのことだよ、
天使の御名とはこじつけのタワゴトだぜ!!! と思考停止される方は、
続きのネタばれを読まない方が身のためです、時間の無駄です(笑)
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ネタばれは以下からです。注意(笑)
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だから、タワゴトと思う人は読まなくていいってば。
では、Ghibliのアラビア語としての語源は? そこまで調べましたか?
サハラ砂漠由来の「激烈な」「熱い」「南からの」地中海へ吹きあげる風、
それは
青色を司り、南を守護し、月を管轄する、四大天使ガブリエルと
こわいくらいに符号します。いや、「偶然」っておそろしいですね。
なんにでも文脈があり、そのメッセージを伝える相手によって
意味合いが変わってきます。だから、以下から書くタワゴトも、
限られた方々にしか意味ないです。
映画のネタばれじゃなくて、別の意味でのネタばれですもの。
地球での人間生活が味気なくなっても知りませんよ。
このタワゴトの文脈は、
地球での人間生活に飽きた人、帰る人に向けてのものなので、
これからまだまだしばらく地球ツアーを楽しみたい人にはネタばれになるのですよ。
かぐや姫は、地球超短期ツアーでしたけど、普通はもっともっと長いです。戻る時機にきても、記憶喪失になってしまったり、「サポート」との通信が薄れてしまうので、そこを「回復」してもらうために、「帰還コール」が何回も何種類も仕込んでるのよね。
そのコールのひとつが、この映画ってわけ。
原作の「竹取物語」も昔話という間で長い間失われずに、コールとして機能してきました。
ポイント
1 かぐや姫が、地球に戻りたい、やり直したい、生まれ変わりたい、と一度も言わなかったことを思い出してください。
捨丸とのあり得たタイムラインをビューしただけ。
2 かぐや姫のちょんぼを参考にして下さい。
うっかり「救出信号」を強く出しすぎたせいで、あとで取り消せず、
まだしばらく地球テーマパークに滞在したかったのに退去するはめになりました。
3 「アセンション」にたいしての位置づけ
地球テーマパーク模様替えに参加するのはよいですが、
今生が終わっても、テーマパークに今後も関わり続けるのか、
帰るのか、他のところにいくのか、決めといた方がよさそう。
以上 タワゴト おわり
:)