劇場公開日 2013年7月20日

風立ちぬのレビュー・感想・評価

全392件中、241~260件目を表示

4.5DO MY BEST

2013年8月26日
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鑑賞方法:試写会

単純

知的

難しい

戦闘機が大好きで、空中戦シーンが大得意で
戦争を徹底的に否定している宮崎駿そんな矛盾の総括を
鈴木敏夫Pが煽って出来た映画。

結果的に、宮崎駿の遺言第一章といった趣の映画になりました。

零戦の生みの親、堀越二郎と『風立ちぬ』の作家の堀辰雄を
この二人を合成したキャラクター二郎。

運命的な恋に落ちるヒロイン奈緒子との恋。

盟友本庄との技術開発の日々。

そして、二郎の夢現の中で登場するイタリアの飛行機製作者
カプローニとの邂逅。

冒頭が関東大震災、以降昭和恐慌、第二次大戦
なんとも生きにく世の中にいながらも
純粋に飛行機を作り続ける二郎と
戦争という事実の劇中の存在感のアンバランスさが
結果的に映画全体の不思議な空気感につながりました。

主人公の声を弟子筋の庵野秀明が当てているのもびっくりですが、
意外にも唯我独尊でモノを作り続けることだけに生きる二郎と
キャラクターの属性がマッチしていました。

宮崎駿が初めて心底創りたいもの創ったのかなという思いです。

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RAMPO

1.5映画評論でなく、素直な感想

2013年8月26日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

ジブリブランドの先入観で、見た人(私も)からすると消化不良になるんでしょうね。
はっきり言って何が言いたいのかわからないです。
宮崎監督が、客受け関係なしに自分の世界観で作った感じがします。
普通の人には理解できない領域です。
この作品の深さを理解すべく何回か見直す発言がありますが、一回で感じ取れない時点で
この作品は万人向けでは無い事がわかります。多分何度見ても深さはわからない。少なくとも私は。
ま、ジブリ評論家の方達はこれの良さがわからぬか、君らはと言うのでしょうが。
私にはわかりませーん。

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ななし

2.5期待しないほうがいい映画でした

2013年8月25日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

 いくつか映画のレビューを見て、あと簡単な映画宣伝文句をみて、この映画を見にいきました。元々の直感とレビューからあまり期待はしてませんでしたが、それでも何らかのインスピレーションをもらえるのではないかという期待で見に行くことになりました。
 それと、レビューの中には「時代を先取りしすぎた映画」だとか「恋愛があるとおもったらあまりなくてひたすら戦闘機作りばかりだった」とかいう感想があり、そういう部分にも期待していました。
 さて、見た後の私の意見ですが、レビューは嘘が多かったということ(笑)。時代を先取りしすぎてわけがわからないような部分もなければ、恋愛がすくないというのも間違い。半分くらいは恋愛もので、私的には目的とちがって期待はずれでした。
ひとことでまとめると、「特にとりたてる部分はない普通の映画」です。
 今回、とにかく、レビューをみて先入観をもつのが一番危険だと痛感させられました。

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感想者

2.5もう少し

2013年8月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

映画館は比較的に満員になっていて親子ずれなどもちらほら見えたが、内容は明らかに成人男向け作品に思う、戦争性なども噛んでいるから夏にしたのかわかりませんが、ジブリさんにしてはちょと時を逸した作品に思います、親子連れのお子さんや女の子などに引かれるキャラクター性など夏休みなんだしファンタジー性を強調してもよかったのでは、親子連れのお子さんは一時間もしないうちに退屈していました。
内容はいいんですが、夏にしてはポイントがずれた作品に思います。

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相模朝廷

4.5圧倒的じゃないか、我が否定派は!

2013年8月24日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

萌える

賢明なる公国の市民らよ、敢えて言おう パヤオは最早「カス」であると!
あれら軟弱の信者どもが讃える『風』など、かの『天空の城』を抜くことは出来ないと私は断言する。
連邦のステマどもが何と言おうとも、たとえ菜穂子にだけは不覚にも少し萌えてしまおうとも、
Yahoo!映画レビューにおけるあの圧倒的な★1つへの賛同数こそが紛れもない真実の声なのである。
・・
・・
・・
但しネットの中だけだがな、、_| ̄|○

我が戦友たちが、Yahoo!映画でステハンで★1つの一点レビューをどんだけ量産しようが
ステマに成りすまして、一部の右翼団体のようにほめ殺し作戦に打って出ようが
家族連れに成りすまして退屈した子供が走り回り出したと、館内の様子を嘘八百並べ立てようが
友人も同僚も全員つまらないと言っていたとか、マジョリティー・オピニオンのフリをしようが

そんなもんは公開から1ヶ月を過ぎてもなお、ブッチ切りの動員数V5という過酷な現実の前には
まるっきり蟷螂の斧だ、ごまめの歯軋りだ!
コンクリートの壁に生タマゴをぶつけるほどの意味すらもない陳腐なデマゴーグだ。
おまえら揃いも揃って福島○穂か辻○清美かよ!簡単にバレる駄ボラこいてどうすんだよ!

かくの如きいわゆるこすき輩は、行為としても為人としても戦友としても全くもって頼むに足らぬのだが、
もし映画として掛け値無しホンマもんの駄作と言うのであれば、とうに動員ペースなどは落ちているはずなのだ。
5週間変わらぬペースで動員が続いている現実を、本気で敵方のプロパガンダだけに起因出来るのか?
我が軍は圧倒的なはずなのに戦況は日増しに不利になり敵が本土に近づいているのは何故だ⁉

心強くも頼もしかった、精強なる酷評レビューの質もどんどん低下して来た。
曰く、私の金を返せ、内容が薄っぺらい、眠い、中途半端、全く心に響かない、戦争に対する葛藤が無い
煙草、初夜、結核キスシーンは非常に不快、庵野の棒読みマジあり得ない、、まるでクローン培養のような
駄レビューの連続は、ステマの絶対礼賛駄レビューとコインの表裏の如き対称性で、全く没個性の極みだ。

『腹たちぬ』なんてタイトルなんぞは、本人は気が利いてるつもりかなんか知らんが、俺は少なくとも
15回は見かけた。我が戦友たちながら足先まで萎える思いがした。
2ちゃんねるの最底辺ラインの野グソ級コメでも『アレ勃ちぬ』くらいは書いているというのにだ!

全くなんという度し難いモンキー野郎どもなのだ!
もはや我が軍の技倆優秀だったパイロット達は皆ガダルカナルの空に散ってしまったのだ、
撃ちてし止まんと、★1つレビューに一所懸命《役に立ったボタン》を押し続けるのも疲れたしもう飽きた。

ヴェネチアに続いてオスカー賞の前哨戦と言われるトロント映画祭にも
主催者側からの懇請でスペシャル・プレゼンテーション部門に出品決定だと?
これでアカデミーまでノミネートされた日にゃポツダム宣言受諾も同然の惨禍だ。

なぁ歴戦の戦友たちよ、

もういいんだよ。さぁ、ジブリアンチスレの懐かしい仲間たちが24時間待っている、ヤフコメ並みに
あの生暖かくDQNな2ちゃんねるアニメ映画板へと帰還しよう。
ステマなんて、リアルの人間が知りもしない用語使ってる失態にすら気づかなくなった時点で
俺たちは既に敗北の坂を転げ落ちていたのだ。
今はアニメ板に帰って、動員は仮面ライダーにも及ばないのに、レビューだけは常に満点全開の
『劇場版銀魂』でもカルトに称えてマッタリしようや。

俺は六本木ヒルズの7番スクリーンで、土曜日の13時5分の回で観て来た。
9割くらいの入りだった、ガキ連れなんてザッとみても3組くらいだった
午後のいい時間なのにな
圧倒的に高校生以上の奴らしかいなかった、それでもこの大入りぶりだ
途中で席立つヤツなんて一人もいなかった
終わったあとも、沈黙とビミョ~感だけが館内を覆い尽くす沈鬱な空気なんてのはなかった
俺は俺の意見をもっともらしくするために、こんなことで駄ボラを吐くことは出来ん。

俺にとって最強に面白くなかったのは間違いない、ゲドの次くらいに確実につまらん、
何故なら俺の魂は常に「バルスッ!」と叫びたいからだ!
漠とした『風』なんて吹き散らす程に熱い、そんなお前らの熱い「バルス!」の
シュプレヒコールを俺の魂は共にしてると信じていたからだ。
ジブリにおけるインテリジェンスや文藝などは理解し得ても、なお俺には別に全然お呼びじゃないからだ!

しかし、我が否定派が圧倒的だなんてのは、ネット内だけの肥だめのような妄想に過ぎなかったのだ・・

試写会の直後はあれだけ強盛を誇った否定派も、今やパヤオの繰り出してるメタファーも解らないくせに
俺の最も憎む、夜郎自大な賢しらさで罵ってるだけの厨二病ばかりだ、、要するに「知らぬを知る」ことすら
こいつらは理解出来ておらぬのだ

実に無残だ。

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赤福かき氷

5.0感動

2013年8月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

初めて映画館で泣いた映画です!
まだ私は若僧ですがこの映画をみてもっとひたむきに真っ直ぐなにかに取り組みたいと心から思いました!

まさに人生についての考え方を変えてもらった映画です!
二郎の真っ直ぐでかっこいい姿に渋い声がだんだん歳を重ねるごとに馴染んでいしびれました!

やる気のない私をやる気にさしてくれた映画です!ぜひいろんな人にみてもらいたいです!

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SK8

1.0腹立ちぬ

2013年8月24日
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鑑賞方法:映画館

単純

駄作。

しかも、何ゆえにこんな子供向けではない内容を夏休みに、しかもジブリを語ってやる必要があるのでしょうか。

何が言いたかったのでしょうか。
あの中途半端にイタリア語で出てくるセリフは何だったのでしょうか。
夢と現実の描き分け、登場人物がそれぞれに登場する意味、場所、時間の移り変わりの描き分け、すべてごちゃごちゃです。

そういう理解しにくいストーリーも、刃のように飛び出たセリフの配置も大勢の子供が見るであろうということを想定に入れていればもっと違った作品になっていたはずです。

自分の周囲の人たち、同僚、またweb上のいろんなレビューを見ていても同じ意見です。
完全に宣伝負けだと。

内容に自信があるなら、あんな取って付けたようにユーミンの曲を使わなくてもオリジナルで勝負できたはずです。
ユーミンの曲のメジャー性を利用しただけじゃないですか。

こんなに内容が薄い映画なのにステマがあちこちのサイトに歯の浮くような高評価、それも同じ内容を投稿しまくるわ、
他人の評価に監視するように張り付いては低評価レビューには上から目線の、『あんたが悪い』と言わんばかりのコメントを書きまくるわ、恥ずかし。。。

こういうの見てるだけで恥ずかしいし、みっともないと思う。
商業消費映画の舞台裏ってこういうことなんだな、って納得。

何より、あそこまで実際の二郎と違った二郎を描いてしまうと、本人に失礼でしょう。
よく『堀越二郎の生涯』などと宣伝文句に入れましたね。

ジブリと言えばもはや社会的立場もありますよ。
子供を連れていった親の責任ですか?

今までのジブリとは異うもの、だけではあまりに言葉足らずすぎて詐欺まがいですよ。
タバコや初夜のシーンや売春婦のシーンなど、注意喚起をもっと広告に織り交ぜるべきだったと思います。
フィクションなのかノンフィクションなのかも、どういう姿勢で作ったのかをきちんと世間に伝えるべきだと思いますね。
実在の人物を扱うのなら。

そのあたりの製作者やプロデューサー側の誠意や配慮がまったく伝わってこず、ただの金儲けに走っただけの非常に残念な映画でした。
お金払ってまで見る価値なし。

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supermoon

5.0メカおたくの本領発揮!これぞ宮崎映画(わかる人なら)

2013年8月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

低い評価が多いのに意外ですが•••、
いやー、久しぶりに監督らしい作品です。機械文明のもたらす残酷さ、それを駆使できずに破滅をもたらす人間の愚かさはすでに「未来少年コナン」から始まる巨神兵やらラピュタやらとかで実証済み。
••• 本来、この人、緻密な機械の絵を描く(描きたがる)職人です。機械(あるいは道具、建築)にまだ美しさが残っていたあの時代への強烈な憧憬、それが本作に込められた監督の想いのひとつだとも思います(あるいはそれだけかも笑)。
近年の「無条件に、お年寄りから子供まで楽しめる」自分の作品に、たぶん少し嫌気がさしていたのかもしれませんね(笑 )(お許しください、それでも戦争の生々しい描写や残酷なシーンはいっさい出てきませんので大丈夫!)。
••• 「紅の豚」がロマンとノスタルジアとをテーマにしたほのぼの作なら、本作は飛行機に技術と機能の美しさを追求した男たちの熱いドラマであります。
貧しい日本が、世界に劣っていた日本が、自信にあふれる戦闘機を創り出す夢を見た男のロマン。僕はべつに、反戦映画でも、ラブロマンスでもないと思う。(ごめんなさい)純粋に楽しめた。子供じゃあ、まず無理だろうなあ•••。
••• ちなみに、避暑地にいた変なドイツ人は実在の多国籍スパイをモデルにしているのでご確認してみてください。(不要な情報)

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ラッキーカムカム

4.5好きです

2013年8月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

否定的なレビューが多い事を承知で観に行きました。

冒頭の夢の中の風景が簡略的でポニョっぽかった事、そして二郎の第一声を聞き[あれ?やっぱりハズレだったかな。]と感じつつも観続け..十数分後には作品の世界に深く入り込みました。いつの間にか、という感じです。

二郎の声は、私はキャラクターに合っていたと思います。優しげで朴訥としているけれど、強い信念があるから周りの些細な事には構わないという様な性格がよく現れていました。

内容は、宮崎監督からの[現代の日本を生きる人たちへの応援]に感じられました。
国が貧しくても、政治が上手くいってなくても、将来が見えなくても、財政が厳しくても、夢を見て努力して真剣に人を愛して、[生きねば]。

もっと若い頃に(小学3年生位で)この映画を観られていれば、もっといろいろな事に頑張ったかもしれない..
設計士に限らず、どんな人の人生もピークと終わりがあって。
意識するにしろしないにしろ、20台半ばから30台半ばの10年に最大の成果が得られるとしたら..
無為に半分過ごしてしまった自分を歯痒く思いながら観ました。

若い人に観てほしいです。

最後に..二郎がかっこよかったですよ。
さらっと[学校が本郷の方で]と言ってました。笑
菜穂子も、健気で芯が強く愛に素直で、素敵でした。
2人の関係はまるで文学作品のよう。

[二郎の菜穂子に対する愛情が感じられない]とレビューしている方もいらっしゃいますが、そうは思いません。
菜穂子が喀血した報せを聞き走って会いに行く様、ベッドに横たわる菜穂子に駆け寄る様、図面を引きつつ片手を握る所..
たわいもない会話にも、深い愛情が感じられました。

悲しい別れが待ち受けていても、いるからこそ、一緒にいられる一瞬一瞬を輝かせる2人に憧れました。

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koko28

5.0僭越ながら、最高傑作です。

2013年8月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

言葉で理解する前に、とにかく「感じて」欲しい映画です。

登場するのは・・映画史上最高に、一切、自己弁護しない主人公。
むしろ作者は、彼を否定すには格好の材料を映画全編に散りばめています。
言語的な理解能力に富んだ方は、そっちに目が行って酷評に繋がるのかも知れません。しかし、こんな描き方自体、映画史上類を見ないものです。

彼が多くを語らないのに、本来、目には見えないはずの、風や、ざわめき、わくわく感、ドキドキ感、虚無感、絶望、悲しみ・・私には、それらが目に見えたような気になりました。

どうしても、宮崎さんには時代へのメッセージみたいなものが求められて、「生きねば」という言葉を発せられてますが、この映画にあるのは「生きねば」ではありません。
とてつもない悲しみや、救いようのない空虚を突きつけられても、それでも人を生の衝動に駆り立てる、言葉にならない何か。静かな映画の奥底から、そんなものが迫ってきました。

そもそも、世界的名声が確立した72歳の巨匠が、クリエーターとしての人生を全否定するような要素を持った作品に対して、とてつもない労力で、まるで少年のように大好きな飛行機を描き、初めて大人の男女を描き・・その情熱の源を言葉で説明するのは、ご自身でも無理なのではないでしょうか?

未来少年コナンに夢中になったのが、小学生。中学生で、カリオストロ。高校生で、ナウシカ。ラピュタ。。私も40代のいいオッサンになって・・・まさか72歳のご老人から、こんな贈り物を頂くとは思ってませんでした。
誠に僭越ながら、最高傑作です。

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ヘヴン

2.0断言はしないけれども・・・あらゆる点でミスマッチ

2013年8月21日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

いつもは肯定的解釈でだいたい過ごしているモノなのですが
今回だけは

飛行機開発
純愛物語
プロジェクトX的な人物の物語

すべてにおいて
中途半端 という感想
それと

主人公の ツルンとした味のない 幼い顔と抑揚のない口調

紅の豚の強烈さと 対照的でした。
声も 主人公なのだから、あの 抑揚のない、たんたんとした口調は

ほとんど 魅力を感じることはできませんでした。

それでも 泣けたとか 面白い という人があるので、
私と この映画  がミスマッチ だったということかも知れませんが、

実に たいくつした 映画でした。 辛口御免。僕の感想なので、

そんなことはない!などと反論は無用でございます。

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じげん

5.0渾身の一作

2013年8月21日
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鑑賞方法:映画館

知的

自分には、たまらない2時間6分だった。
あと1時間くらいは、
この世界にひたっていたかった。

監督宮崎駿氏、渾身の一作だ。
宮崎監督、
これを世に問うことができたのなら、
ある意味、もう思い残すことはないのでは。
画面のすみずみにまで心を尽くし、
これまでに蓄積してきた持てる技術と、
これまでに心に思い描いてきたイマジネーションを、
生かしきったのではなかろうか。
脚本、構成、音楽、
どれも揺るぎがない。
賛否両論らしい主人公の声も、
自分には適任としか感じられなかった。

なによりも、
昭和の薫りがどの場面からもただよってくるのがうれしかった。
宮崎監督が昭和初期の映画や残された写真を緻密に入念に研究、観察した上で、
画面に再現していることが伝わってきた。
現代日本人の骨柄、顔つきは当時の方々とは異なってしまっているし、
些細な小道具からは作り物臭さ、にせもの臭さを消すことができず、
衣装にも貼り付けたようなとってつけた感がまとわりついて、
実写ではもうすでに払拭しきれなくなってしまったいま、
それらのことを画面から微塵も感じさせないのは、
アニメーションの持っている特性を生かしたとはいえ、
おそるべき手練としか言いようがない。

そして、
零戦の設計者である堀越二郎と、
堀辰雄の小説世界、
この2つをひとつにするという着眼点、
宮崎監督が表現者として卓越した発想の持ち主であることを如実に示していて、
その創造された世界のなかで、
ある表現者の創作したものに自らの身をゆだねる悦びを、
豊潤に味わったのだった。

自分はジブリのファンというわけではないし、
宮崎監督の信奉者でもない。
監督作品できちんと鑑賞したものは、
「紅の豚」「となりのトトロ」「もののけ姫」
3本に過ぎない。
そんな自分ですら、
絶賛してしまいたくなる映画。
映画にかぎらず、
創造・創作することについては“覚悟”がなによりもたいせつで、
その“覚悟”を君はもっているか?
ぼくの“覚悟”を見ていただこう、
そんな宮崎監督の心の声が聞こえてくる映画。

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nokkinokinoki

5.0大人が観ても楽しめる、何を伝えたいのか~色々な想いを込めた作品だと思います。。

2013年8月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

◇大人が観ても、感慨深く楽しめる映画だと思いました。

今の時代は、世界的にも経済の不安定や地震などの災害はあるので…『風立ちぬ』の時代背景と似ていると感じました。

でも、そんな時代の中でも…夢を諦めない前向きな心や懸命に生きることの大切さを改めて、教えられた気がします。

ジブリの作品を観ると、大人になると忘れてしまうような純粋な子供心に還れるので大好きです。

そして、いつも丁寧に映像化されているので…映画館では、綺麗な絵画と心地よい音楽に癒されています。***

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織泉

2.0ジブリらしからぬ作品

2013年8月21日
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鑑賞方法:映画館

難しい

感動なし!声優は個人の趣味で決めると駄作になりやすい典型的作品。
主人公の同僚の声優が良かっただけに、感情のない主人公のセリフが気になって
夢と現実が分かり難い。唯一、大震災の描写が“らしさ”が出ていたか?

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オスカー

2.5良くもなく、悪くもなく

2013年8月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

寝られる

子供連れが多かったので注意しておきます。若い年代には、心に響く要素が少なく、ただの退屈な映画になる可能性が高いでしょう。
飛躍した認識かもしれませんが、この映画で一種の感慨を得られるのは、宮崎駿自身、つまりは同じような年代、同じような方々ではないかと。
正直ジブリアニメとして作る必要性は無く、残念ながら新鮮味もありません。諸々方向性に疑問を感じます。
この映画は宮崎駿監督の実写映画として撮れたら、印象も違ったかもしれません。

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ataro

1.0過去最低のジブリ作品へようこそ。

2013年8月20日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

YAHOOのレビューでもそうなんですが、こんなに高評価の多いことに憤りすら感じます。
一体全体、どこからどうみたらこんな高い評価を与えることができるのでしょうか????
とにかくとにかく、つまらな過ぎて呆れて物も言えません、こんな駄作がこのような高い興行成績を得て、高評価を受けるとは、、、、、、もはやジブリは宗教と化しています。ジブリ教の信者達の美辞麗句に惑わされてはいけません、迷っている方がいたら、見に行かないことを強くお勧めいたします。恐ろしいくらいに高い確率で後悔することになりますから。もう一度、言います、高評価を与える方々、あなた達は、本当にそう思っているのですか?????       本当にお勧めできない映画です。堀越二郎の声を聞いた瞬間、必ずやそう思うことでしょう。

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ニャンコ86

2.5ジブリの戦略

2013年8月19日
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難しい

両極端な評価で盛り上がりを見せるこの映画。子供向けとしてみれば0点、中高年層向けとみれば5点、平均して2.5点の講評としました。8/17に見てきましたが、観客の9割は中高年者で占められ、1割は中学生か小学校高学年といった印象でした。幼児は皆無。終戦前後に幼少年期を過ごした方々が見れば、当時の自らの記憶とも相まって思い入れもひとしおであり、共感できたのではないでしょうか。ジブリは幅広いお子様から高齢者までを対象にした映画を今回狙ったと聞きましたが、実際は明らかにシルバー世代を対象とした作品を送り出してきました。これは、風立ちぬの商業ベースで利益を確保するための一側面と考えてよいでしょう。
NHK教育の半藤氏との対談で宮崎駿氏は、アニメは今後斜陽産業となる。子供が多かった時代とは違い、少子化で見る者がいなくなっていると発言しています。
今回の映画は視聴者を子供から中高年層へと切り換えた点で非常に注目すべき動きと言えるでしょう。
儲からなければ次の映画は作製できませんので、今後この動きは加速化されると考えてよいのではないでしょうか。
事実今年秋に公開されるかぐや姫の物語は、どの世代もよく知っている話題であり、子供のみならず中高年層をも対象としたアニメーションと理解すれば、今後の映画作成に対するジブリの戦略がよくわかるのではないかと思います。

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senkaku

1.0宮崎ブランドがなくても評価されただろうか?

2013年8月18日
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寝られる

とても退屈な映画だった。

「この映画を酷評する人は理解力がない」だの「感じる心がない」といった人格否定的レビューも多々見られるが、果たして、この映画を宮崎駿の冠をつけずに全くのノーブランドで世に出した場合、どれだけの人が賛辞を贈るだろうか?

観客にメッセージを伝えることをあまり意識せず、わかりづらいことを良しとして作った作品のような気すらしてならない。「ま、あとはみなさんが頑張って読み取ってください」といったドSっぷりすら感じる。
飛行機設計においても、病気の嫁 菜穂子とのことにしても、あまり内面の葛藤が描かれておらず、観ている側は「きっといろんな葛藤があったはずや・・・」と物語を自分の中で作って補ってあげなければならない。

個人的に感動したポイントは、視覚的な美しさとユーミンの歌だけ。

また、主人公の顔と庵野監督の声がまるで合っておらず、おまけに滑舌も悪くてどうしようもない。終始、庵野監督の顔が見え隠れしてしまい、特にラブシーンがきつかった。

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someko

1.0戦争は美化できない

2013年8月18日
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鑑賞方法:映画館

怖い

寝られる

観てから数日経ちましたが、自分がこの映画にお金を払って観に行ったことを後悔しています。未だにです。

他の人達にも私みたいに「お金を捨てた」気分になってほしくないので、レビューを書きます。

まず言えるのは、私はこの映画をまた何かの機会があって観たとしても、せいぜい20分の間に飽きてしまうでしょう。ましてDVDを買うことなんて、ありえません。何の教訓も得られませんでしたから。

今まで千を超える映画を鑑賞し、歴史もおおかた真面目に勉強してきました。出身は被爆地で、小学生の頃から毎年欠かさず、ビデオを見たり被爆者のお話を聞いて、戦争について考えてきました。夏休みには登校日があります。全員で黙祷をします。記念館にも行きます。

この映画で、戦争の残酷さが少しでも描けていますか?戦争経験者である私の祖父母世代が見て、どう思うだろう。単なる「関東大震災と飛行機の話」としか思わないと思う。だってそうでしょう。戦時中になんであれほど優雅なんですか?そんな方も一部いらっしゃったとは思いますが、それは実際、当時の国民の1%にも満たない割合ではないのでしょうか。そんな人々を描いて、何か得られるのですか?

この映画の主題はそこじゃない?堀越二郎の、夢のある人生?
「自分の作った飛行機はただただ美しい」、それが何万人もの命(日本人含め)を奪ったなんて、関係ない。そうですか?本当にそう思うんですか?残酷な事実に蓋をして「やはり夢を持つことは美しい」と言えますか?夢だけ追いかけて責任は丸投げする姿勢って、いち人間としてどうなんだろう。

航空機設計士について純粋に描きたかったなら、他の人物にすべきだった。そこに「実在した」ゼロ戦の設計士という要素が加わると、「実在した」戦争について考えざるを得ません。

この映画が高評価されるなんて、日本人が戦争を忘れつつある証拠だと思います。
全てを美化して、気持ちよく現実逃避したい人の為の映画です。

戦争の悲惨さから目を背けてほしくないので、この中途半端に美化された映画には低評価をつけさせてもらいます。

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momock

5.0どうかメッセージを読み解いて

2013年8月18日
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泣ける

悲しい

知的

レビューでの評価の低さから、日本人の物語を読み解く力の無さを感じさせられます。
エンターテイメント性を求めるなら確かに他の映画を観た方が良いのかもしれない。
しかしいまの時代、日本人がこれ程までに観るべき価値のある映画はそう無い。

この映画を観て何も感じない方は、今の日本に危機感を感じたりということが、ないのでしょうね。「風立ちぬ」の時代背景は今の、現代の日本と酷似している。
自分たちの知らないうちに、戦争へ突入してしまってから気が付くのだろうか。
国防軍と言われてもピンと来なく、どこか他人事で自分達が戦争に巻き込まれるなどと想像したことがないのだろう。

純粋な夢は平和だからこそ持つ事ができる。
手厚い医療は豊かだからこそ受ける事ができる。
全て、当たり前の事ではないのだ。

戦争へ向かいつつある時代では、夢であったはずの技術開発は戦争の道具とされ、
助かるものも助からない。

どうか、日本が同じ過ちを繰り返し、戦争へ突入しませんように。

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ちゃひ