風立ちぬのレビュー・感想・評価
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大人のアニメ
史実とは異なるようなので、一つのフィクションとして捉える必要あり。
こりゃ子供は理解できないだろうし、私も解説を読んだりして理解を深めた感じ。
菜穂子は人を愛するというのがどういうことか分かっているけど、二郎の愛は「かわいいかわいい」だけなんだよなあ。
でも私も菜穂子に感情移入してしまい、二郎に対して「今後立ち止まる時が来たら、あなたはあなたを許してあげて」と思ってしまいました。笑
主役の庵野秀明さんの演技については賛否両論あるようですが、小津安二郎作品に出ていた笠智衆さん的な雰囲気を感じて良かったです。
号泣((T_T))
今までにない宮崎駿作品で
長編アニメは最後の宮崎駿作品!!
いやぁ~泣いたね~
見終わった後も
涙が止まらず…嗚咽した…(T_T)
これはジブリ作品として
見ない方がイイ!!
言えるのはこれだけ。
ただ、庵野さんをキャスティングしたのは
どーもなぁ…
悪くはないけど
やはり、何かもったいない感は否めない…。
見た順番が…
お盆に、二枚のBDを見ました。永遠の0と宮崎駿さんの引退作品風たちぬです。たまたま、零戦関係の映画が送られて来ました。
悩んだすえ、期待大のジブリ作品を翌日に回して、0から見ました。
いけません。この順番は、いけません。せっかくのジブリ作品が、宮崎駿さんの引退作品が、台無しです。ちんけで幼く、入り込めないまま終わってしまいました。
戦争の惨さ虚しさ、夫婦愛の強さ深さ、0の方が数段上だった分、そう感じてしまいました。
何故、宮崎さんはあんな発言をなさったか、永遠の0を批判なさったのか不思議です。
素晴らしい作品です。
この作品は賛否両論あると思います。そして子供向けには作られてないとも思います。しかしとっても素晴らしい作品だと私は思いました。
夢への情熱や、美しいものの儚さ。切なくて虚しくて…正直言葉では上手く説明できない気持ちになりました。
ラストにかけては気がついたら号泣してしまいました。ラストは本当にメッセージ性があって心うたれました。
歴史を全て知った上で見ることをおすすめします。
宮崎駿監督の「夢の王国」
宮崎駿監督の引退作品。この映画の最大のテーマは夢だと思います。
「自分は夢を追うために全力を尽くせたのか?」と「夢の王国」なる場所で自問自答しているシーンは、本当に深い。
夢を追い続けた宮崎駿監督だからこそ描けたラストシーンだと思います。
自分も学生で夢があります。この映画に勇気付けられました。
この映画のヒロインの最後の台詞は「生きて。」でしたね。宮崎監督のデビュー作品の未来少年コナンのヒロインも同じことをいっていたなぁと。最後まで一貫して素晴らしいメッセージを描き続けた監督はやっぱりすごいです。
そして、ナウシカの7巻の最後の台詞が思い出されます。
「どんなに苦しくとも、生きねば。」
宮崎駿監督いままでありがとうございました
美しい映像と人物表現
アニメーションは、本当に素晴らしいと思った。
まるで生きているかのような躍動感を、エンジンや飛行機にもたせている。
美しい飛行機を作りたいという二郎の想いが、映像にも反映されているのだ。
色彩も驚くべき美しさで、特に空・雲・水・緑などの自然の色彩は、何色の色で描かれているのだろうかと考える程、多彩だ。
関東大震災の描写や、その時代時代の町並みの再現も注目するポイントだ。
この映画の大きなテーマは風だ。
二郎と菜穂子の出会いも、風で飛ばされた二郎の帽子を菜穂子が捕まえることがきっかけだ。
再会の時も、風によって飛ばされた菜穂子のパラソルを、二郎が偶然掴み取る。
二郎が生涯愛する人と結ばれるのは、
開発した飛行機が空中分解したことで心を病み、人生で最も暗い時期だった。
ジョブズもそうだったように、この愛する人と結ばれる時期は、ある真理かもしれない。
二郎は淡々と物事をこなす人物に描かれてきたため、
菜穂子が血を吐いたと聞いたときの動揺は、非常に映えた。
そして、何もかを捨てて菜穂子の元へ向かい、途中で涙するシーン、
こんな強い想いだったのかと驚き、そして感動した。
映画を観終わった後、心に残るのは、「創造的人生の持ち時間は10年だ。君の10年を力を尽くして生きなさい」というメッセージだ。
これは宮崎駿監督から私たちへのメッセージであり、この意味を私もまだ深く考えている。
素晴らしい映画
宮崎駿だからとか、
最後の長編だからとか、
ジブリだからとか、
そんなの関係なしに、
とっても素晴らしい映画でした。
みんな、品があって、凛としている。
自分にとっては、今の自分に喝をいれてくれた、とても大切な作品となりました。
この作品をつくった方々、ありがとう、ありがとう!
爽やか
大人向けでした。
効果音が人の声すぎるとこもあって面白くて笑えました。
妄想の中と現実とで効果音をわけてたら良かったのになぁーと思いましたが。全部妄想だったのかな…。
主人公は確かに棒読みでしたが、途中からしっくりきて、見終わった後になると、あの声以外ないなって感じに。
同じようにジブリ映画っぽくないなって感じましたが、ジブリ以外では考えられないなって映画に思います。
ストーリーに新鮮さは感じられませんでした。それでもグッとくるものはありました。
終わり方はとても爽やかで
人の強さだけが残りました。
お前の生き方は本当にそれで正解なのかと、問われた気がします。劇中の人物と比較すると、自分が情けなくて凹みました。
やっぱり、すごいです。
やっぱり、ジブリが創り出す雰囲気が好き!あの近代化へ向かっていこうとする感じとか、本編だけでなく時代背景でも楽しませる駿監督は凄い…と改めて思いました。
菜穂子は理想の女性って感じで可愛らしく、二郎さんはイケメン(笑)菜穂子の声が合ってて良かったな〜と感じました。
お前、骨を観るために、鯖を食っているのか
映画「風立ちぬ」(宮崎駿監督)から。
「僕は、美しい飛行機を作りたいと思っています」と言い、
ただ頑丈なだけの飛行機ではなく、風をうまく捉えて飛ぶ、
紙飛行機のような「飛び方が美しい」ものを求めていた。
その根底にあるのは、たぶん「曲線」。
それは、主人公・堀越二郎が、同期の本庄と食事をする場面、
突然、鯖の骨を嬉しそうに眺め、箸でつまみながら、
「美しいだろ、素晴らしい曲線だと思わないか」と話す。
そんな彼を見て、呆れながら友が呟く台詞。
「お前、骨を観るために、鯖を食っているのか」
思わず、なるほど・・とメモをした。
「設計で大切なのは、センスだ。
センスは時代を先駆ける、技術はその後についてくるんだ」
という夢の中のカプローン伯爵のフレーズが蘇ってきた。
書籍・映画「永遠のゼロ」でメモして気になっていた、
この飛行機に長時間搭乗するパイロットのことなどは、
考えていないことがわかった。
ただただ、美しい飛行機を作りたかったんだ、と。
「設計家は、夢に形を与えるのだ」という発想には、
何に利用される、という視点がないことも・・。
「鯖の骨の曲線」と「ゼロ戦の曲線」、
私の中で、なんとなく繋がったから不思議な感覚が残った。
P.S.
アニメだけど、気になった掛け軸「天上大風」を発見。
江戸時代の禅僧良寛さんの言葉とされている。
「大きな風に乗って空に舞い上がれ」という意味だろうか。
不自然。
ジブリにしてはターゲットが狭い大人のアニメだと思う。だからこそ賛否両論が必ずあるだろう。ストーリーは悪くない。こういう作品をアニメ映画として観たい人はきっと沢山いるだろう。アニメだからこそ出来る描写も多々あったから。
でも、
他の人はあまり触れてなくてビックリだったが、効果音が気になって気になって。
飛行機のエンジン音、誰もおかしいと思わなかったのかな。ホラー映画みたいな、アルトボイスが最初から変で不自然で、気持ち悪くて。
調べたらやはり効果音すべてが人間の声だという。 こだわりだったんだとか。。。
正直、私にはものすごく不自然で、「実は」とか前ふりなくても、分かりますよ、声でしょ完全に。って感じで、変なこだわりはやめてほしいと思った。
効果音って大切なんですよ。きれいな絵には特に。これまでのジブリ作品なんか、雨の音とか何気ない自然音が美しい画と見事にマッチして、まるで窓の外の風景のように感じられたものだ。せっかく細部までこだわって美しく飛行機を描いたのだから、エンジン音やプロペラ音を本物の音であててほしかった。うんと迫力が出たはずなのに、何で口真似なんだよ。嘘臭い。
主人公の声の不自然さは慣れるんです。そういう声なんだと思えて来るから(それでもどうかと思うが)。でもね、飛行機の音にあれはないです。ひどい。ずっこけるというより異様。気になって無理。
男のロマンと葛藤を描く今回の要が「飛行機」なんだから、本物の音で画にリアリティー持たせて、堀越の夢に観客が少しでもロマンを感じさせるような演出にしてほしかった。 ストーリーも画もいいのに、不自然な効果音に入っていけなかった。
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