劇場公開日 2013年7月20日

「駄作」風立ちぬ じょじょさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0駄作

2013年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

宮崎駿の限界を感じた作品。
一体何を言いたいのか。全く分からない。
史実について書いているのかもしれないが、大震災の描写はナウシカのようなトーンで書かれ、飛行機はラピュタのようなタッチ。
トトロやナウシカ、ラピュタのイメージがぬぐえない中で全体のトーンに違和感を感じた。

関東大震災の描写が必要だったのか?史実はあんなに悠長な状況では無かったハズだがきちんとした時代背景を描写しきれていない。
戦時の描画も同じ。結核やサナトリウム、工場の実態など全く史実に基づいていない。
ネットで調べたり出てきた画像を元にイメージを膨らませて書いたのではなかろうか。

宮崎駿はファンタジーな世界観を描くのには適しているが、こういった史実に基づくような世界を描くのには全く向いていない。

引退ではなく、限界だったのだと思った。

じょじょ
六畳半さんのコメント
2013年9月30日

宮崎駿は歴史映画を作ろうとしたのでは無いんですよ。史実を忠実に再現しているかどうかが、作品の評価に直接関わってくるのなら仕方ないかもしれませんが、これはそういう映画では無いと思います。そもそも主人公自身、堀越二郎と堀辰雄を合わせた宮崎駿のオリジナルな人物です。さらに言えば、宮崎駿はネットなどまずしないでしょうし(テレビすら全く見ないと言っていました)、もののけ姫などでは、事前に相当勉強した上で作られていますよ。

六畳半