劇場公開日 2013年7月20日

「ジブリは好きですがこの映画は不可」風立ちぬ アリアス元大統領さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ジブリは好きですがこの映画は不可

2013年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

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アリアス元大統領
さんのコメント
2013年7月24日

えーと、貴方のおっしゃることは良く理解できました。
そういう観点から見ると、この映画はとてもよい出来だとは言えないと思いますね。

 人間の人生なんて、泳げない人を湖の真ん中のボートの上から水の中に投げ入れて、さあ泳げと言うようなものです。理不尽さに満ちています。

 この世の中は、基本的に不平等です。持てる者と持たざる者、富める者と貧しい者、優秀な者と劣等な者、姿形が良い者と整っていないもの、力の強いものと弱いもの。
生まれながらにしてスタートラインはまったく違うところにあるということを受け入れなければなりません。そして、時代によってその差は大きかったり、目に見えないところに隠れていたりします。

 理不尽です。
 しかし、社会には厳然と存在するのです。

でもね、

 こう考えてみたらいかがでしょうか。
作者はもともとそのようなことをここで描きたいとは思っていなかったと。
そして、反戦思想も意図するところではなかったと。

 書きたかったのは”人間の生き様”そして、”理不尽だけど精一杯生きること”、その結果意図しないことが起こるかもしれない。
 でも、自分の夢を追ったシャイなやさしい男の人生ってある意味美しいでしょ...っていうようなことなんじゃないでしょうか。

 人間の歴史なんてぱっと見同じような良くないことの繰り返しで耐え切れなく真っ暗だけど、よおく見てみれば、

ほらあそこのあのあたりに蛍が飛んでるでしょ。
心地よい風が吹いていますね。

という話、ただそれを美しく描きたかったんじゃないでしょうか?

だからきっと、フワフワなんですよ。

鷹
ネコまみれさんのコメント
2013年7月23日

主人公の声優の文句ばかり聞こえてきますが、宮崎駿氏がこんなに反戦をオブラートに包んだ理由が解らないでいます。
狂気の世相に巻き込まれる当時の庶民は無視。
技術者としてエリートの二郎が、何を想い、なにを嘆いたか。
ラブストーリーとは別の次元で、その胸中が知りたかったですね。
少なくとも、観る者の解釈にまかせるような問題ではないでしょ?
絵の美しさは認めます。でもそれだけです。

ネコまみれ
ネコまみれさんのコメント
2013年7月23日

主人公の声優の文句ばかり聞こえてきますが、宮崎駿氏がこんなに反戦をオブラートに包んだ理由が解らないでいます。
狂気の世相に巻き込まれる当時の庶民は無視。
技術者としてエリートの二郎が、何を想い、なにを嘆いたか。
ラブストーリーとは別の次元で、その胸中が知りたかったですね。
少なくとも、観る者の解釈にまかせるような問題ではないでしょ?
絵の美しさは認めます。でもそれだけです。

ネコまみれ