「シェルビーのプロモか?」ゲッタウェイ スーパースネーク MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
シェルビーのプロモか?
本当に全編カーチェイス。とにかくシェルビー マスタング を見ろ!と言われているようだ。ストーリーはありがちでひねった展開も無いが、そこに重点は置いていない。正直、ストーリーなどあって無いようなものである。長いカーチェイスシーンのある作品と言えば、「バニシングin60」や「バニシング・ポイント」だが、本作はそれらを彷彿とさせる展開である。1つ面白いのが、「助手」の存在。若い女の子が突然現れてあっという間にナビゲーター的なポジションになるのだが、この女の子がPC類のメカに強く、良い味を出していた。懐かしさすら感じる作品だが、現代の波を受けている点がややツボである。
しかし突っ込みどころが多い。マスタングは防弾仕様だが、度重なる敵の襲来で車をぶつける事があり、傷や凹みが出来る。その割りにシーンによって傷が付いていたり付いていなかったりするなど、ややいい加減な気がする。また、ブルガリア警察は散々町をぶち壊した主人公に対して事情聴衆すらしないのか。主人公側が有利にたってからは完全に無視。心配する一言すら無い。そういった雑な部分もあり、犯人の動機はあんなので良いのか?と思う程の結末を迎える。
これは完全に自動車マニア向け。普通の人が観ても面白いと感じることは無いと思う。
コメントする