「失笑の連続が怒りに変わった」春を背負って しいんさんの映画レビュー(感想・評価)
失笑の連続が怒りに変わった
昔の国策映画でもこれほど露骨な価値観の押し付けはしないだろう。それも稚拙な手法で。
人の心の機微なんぞは「喜怒哀楽」の4パターンのみ。
当然役作りも浅いから役者が間を持て余し棒立ち棒読み。ああ…。
これでもかと説明的なカット割。ハイここは楽しい場面だから楽しい音楽、悲しいからマイナー調、美しい山並みはホルンで、ってお前どんだけお子様向けに作ってるんだよこの映画!
私は一秒たりとも失笑を止めることができず30分で耐えきれず停止ボタンを押しました。
いったいどうしてこれほどセンスのかけらもない、むしろ最も映画作りに向いていない単細胞な監督が巨額を投じて映画を作ることができるんだろう。日本映画界の七不思議だ。
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