劇場公開日 2013年2月9日

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「足手まといな彼女」PARKER パーカー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0足手まといな彼女

2020年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 超不死身のパーカー(ジェイソン・ステイサム)。オハイオ州のステートフェア(農業推進のための期間限定遊園地みたいなもの?)で4人の男と組んで現金強奪をはかる。この序盤の強盗もすごく手が込んでいて、とりあえずリーダーを任されたパーカーの指示のもとでしっかり仕事をする。保険がかかってるから大丈夫だとか、一般人は撃たないなど、ちゃんと自分のポリシーを持っているプロの強盗。今回はフサフサカツラを被った神父コスプレなのです。

 とにかく傷だらけになるパーカー。ナースの恋人クレアの父親ハリーが手配師みたいな役どころのニック・ノルティだ。4人組の一人ハードウィックはシカゴのマフィアのボスの甥ということもあり、プロの殺し屋からも狙われる。そして、彼らの次のアジトであるフロリダへと向かう。ここでは、ハリーが粋な計らいで、パーカーを止めようとするのがいい。

 後半は、フロリダの不動産業に勤めるレスリー(ジェニファー・ロペス)が登場。鬱屈した生活から逃れたいがために、パーカーの手助けをするのだが、恋心を抱いてしまう。しかし、ナースな彼女が重傷のパーカーをいとも簡単に治療したため嫉妬するが、もう目当ては報酬のみ!ところが宝石オークション事件の後に、足手まといな行動に出るのだった・・・

 高層マンションでの格闘。わざと手のひらにナイフを刺され一発逆転を狙うシーンが印象的。傷つきながらレスリーの家に忍び込んで、彼女の母親と親しくなるところがいい。やっぱり一般人には優しい男なんだよなぁ。金の分配とか、ルールを守らせるとか、一般人を殺さないってところが素敵でした。最初に彼を助けた農業一家も天使だとか言ってたし・・・なかなか面白かったのですが、ニック・ノルティの今後とか警官ジェイクも気になったりして、深みはそれほど無かった気がします。「誰だ?お前」「パーカー」という会話が好き。

kossy