「優しさに救われる。」スタンリーのお弁当箱 KOCOさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさに救われる。
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最初はどんな映画なのか全く分からなかった。
まず、インドにもお弁当の習慣があった事も知らなかった。素朴な物もあるが、とても豪華なお弁当には驚いた。ビリヤニとか出てきて本当に美味しそう。やっぱりみんな手で食べるんだな。
この題材だと、やり切れないほど辛い境遇に追い込まれている設定が十分に考えられるが、この映画はたくさん救われる部分があって、見ていて心温まるものだった。でも切ないけど…。
結局、悪者はおじさんだけ。あの先生も自分を恥じて去っていったし。このおじさんが最低過ぎるが…。
スタンリーを囲む周りの人間が皆優しい。友達も、女の先生も、校長先生も。見ていて救われる。
恐らくスタンリーは親に虐待を受けているのだろうと思っていたが、違った。とても優しそうな両親の写真だった。ここでも救われた。
そして最後、スタンリーのお弁当は誰が作っているのか。
一緒に住んでいるお店の調理人の優しさに本当に救われて安心した。
なんだか不思議な映画だが、後味の良い映画だった。
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