「ハッピーエンドでなくっちゃね」恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーエンドでなくっちゃね
3時間近い長尺となると観る前にどうも構えてしまうのだが、この作品に関する限りそういう心配は全くの杞憂。
オペラやミュージカルのようにストーリーは単純かつ王道。
スターを夢見る脇役専門俳優が憧れのスター女優とお近づきになるが、実は彼女、極秘の内に大物プロデューサーと結婚しており…という復讐譚であり怪談要素もあるものの、基本ハッピーなラブ・ストーリー。
というのも、インド映画お約束の歌とダンスが満載。
しかし、突然台詞が歌になっちゃうミュージカルを観る時に感じる違和感はない。
一曲で何通りもの衣装やセットを見せてくれ、ゴージャスなMVを次々に見られるのは目にも耳にも楽しい。
撮影時、OVER FOURTYのシャー・ルク・カーンの若々しさもさることながら、特筆すべきなのは、今作がデビュー作だというヒロイン、シャンティを演じたティーピカー・バードゥコーンの美貌!
美女は他にもたくさん登場するが、彼女は断然輝いていた!
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