劇場公開日 2013年5月18日

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「コメディで爽やかな「いまを生きる」」きっと、うまくいく ゆきた。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5コメディで爽やかな「いまを生きる」

2025年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

大人になっても楽しく明るく生きていこうみたいな内容だと思って見始めた映画だったが、ストーリーのほとんどが学生時代のエピソード期待していたものではなかったが、なかなか楽しめました。
大学時代に自分のやりたい事や情熱を持ち続けて、個性を大切にしていこうというテーマの作品でした。

目的の為に手段を選ばずにクリエイティブに問題を解決していくシーンが沢山あって、倫理的に良くないと思われる行動もあるのですが、むしろ人生を楽しむ為にはこの感覚は必要だとも思います(良い意味でヤンチャな少年心を持ち続けている)

コメディタッチで明るく描かれているけど、教育についての問題提起は実は重たく、親が敷いたレールの上を歩かなくてはいけない学生の苦痛や葛藤がありそれに耐え切れずに自ら命を絶つ決断をする学生もいます。
親や先生の価値観の押し付けか自分の情熱か?というテーマに対して、自由で工夫の出来る学びと行動力にこそ価値があるという理屈で立ち向かう話の構成なので
伝えたい内容はロビンウィリアムズの「いまを生きる」に近い物があります。

この映画を観て行動力のモチベーションに繋がる人もいるとは思いますが、この映画では行動に対するリスクや周りの迷惑については割とスルーされているので「きっと、うまくいく」の言葉にやや身勝手な感じがしてしまいました。

全体的に見ると楽しめる内容ではありましたが、ご都合主義的で少し僕の好みとはズレている内容でした。

ゆきた。
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